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✓いい子のあくび/高瀬隼子

▽あらすじ
公私共にわたしは「いい子」。
人よりも少し先に気づくタイプ。
わざとやってるんじゃなくて、
いいことも、にこにこしちゃうのも、
しちゃうから、しちゃうだけ。
でも歩きスマホしてぶつかってくる人を
除けてあげ続けるのは、なぜいつも私だけ?


▽感想
今回もまた高瀬節が効いてるなあと
思いながら読んだ本。

歩きスマホをする人のために
自分がよけなくちゃいけない
この意味の分からない現象・・・。

向こうが悪いのに、なぜこちらが
避けてあげないといけないのか。

そうだね、ほんとうだ。

でも、それに気づいていて
わざと避けずにぶつかるのは
どっちが悪いんだろう?

こころのすみっこに現れる、
少し歩くと忘れちゃうようなモヤモヤを
高瀬さんは最大限にフォーカスしてくる。


✓いい子のあくび/高瀬隼子/集英社

↳サンプルもありますので、ぜひ

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