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✓蝶々喃々/小川糸

▽東京・谷中アンティークの着物点を営む栞。
ある日父親に似た声の男性客が訪れる。
すこしずつふくらむ恋心や家族との葛藤が――


▽感想
小川糸さんが大好きで、
彼女の小説を読み漁っている時に手に取った本。

小川さんの書く風景や食事などの描写が
本当に大好きで、こころが温かくなる。
この小説はどんなお話なんだろう・・・
とページを捲っていくと!

以外にも恋愛ものである。
そして不倫があの小川糸節で書かれている。

季節の移り変わりが美しく書かれている。
でも、不倫してる・・・・
おいしいご飯が沢山出てくる。
でも、不倫してる・・・・
不倫してなければ好きになれたであろう
主人公とその男性。

とにかく、浮気や不倫に抵抗のある私は
でも、不倫。でも、不倫。
と頭の中で別の声がして
せっかくのお話に集中できなかった。

小川糸さんは好き。
このお話に出てくる季節や食事や風景も好き。
でも不倫!

小川糸さんってこういうお話も書くんだ・・・
という、やはり作家さんの力も見せつけられた。

こういうお話と思って割り切って
読む力も必要なんだなと改めて気づく。


✓蝶々喃々/小川糸/ポプラ社

サンプルもありますので、ぜひ

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