【全文無料】話題のローブシンデッキの考察記事 ※11/28最終更新
▼はじめに
今回のnoteが初めての記事となります。こちらも留意していますが、見にくい点や誤字があるかもしれません。以後改善して行きます。ご了承ください。
また、詳しい解説や対面での流れなどは優勝者の方が記事をあげていますのでそちらをご覧下さい。
※記事はリストの更新や新しい考え方を適宜追記致します。
▼きっかけ
先日、ローブシンデッキがシティリーグで優勝し話題になっていました。自身の知識向上のためにも戦い方を知りたいと思い、ptcglで回してみることにしました。その際に感じた自分なりの考察となります。もちろん、あくまで自分に合ったリストを作成する際の考察であり、このデッキを知ることになった理由の優勝者の方へ対するリスペクトは持っております。
▼デッキ性質の理解
恥ずかしながら、ローブシンを握るのが初めてだったため、どの対面に対して強いのか弱いのかを理解するところから始まりました。
基本的にアラブルタケの特性もうどくふんじんでローブシンを毒状態にし、0エネルギーでガッツスイング(250)を使うという流れになります。
くさりもちを持たせたり、かがやくヒスイオオニューラで毒のダメージを増やすことで250+40(餅)+30(毒)で320点を簡単に出すことが出来た。そこに加えてザクロや危険な密林でさらにダメージを出すことが出来る考えられたリストだと感服しました。
▼それぞれの対面のおさらい
実際にどの対面に有利不利なのかをlimitlessで確認しました。(そもそものローブシンの母数が少ないため、そんくらいなんだなぁといった感覚を把握したかった。)
タケルライコ-勝率87.50%
レジドラゴ-勝率60.00%
ピジョットリザードン-勝率50.00%
サーナイト-勝率11.11%
実際この対面は仕方がない。
・クレッフィが前に出てくるとこちらは何も出来ない。
・弱点をつかれる。
・サーナイトが抵抗力を持っているためワンパンがほぼ不可能。
握るにあたってこの対面は割り切ることにした。
ルギア-勝率66.67%
ソウブレイズ-勝率57.14%
ロスト-勝率29.41%
古代バレット-勝率20.00%
といったように、ex主体デッキには有利をつけて非ex主体のデッキには微不利または不利なのが分かる。
▼実際に握ってみた/リストの変化
▼リスト1
まず始めに、ポケカブックさんに記載されているジム優勝や入賞等のリストを参考に組み直してみた。
ローブシンアラブルタケ+システムポケモン(ピジョット)といったローブシンデッキと調べて出てくるような基本的な形である。これを10戦ほど回してみるとピジョットが意外と立たない。そもそもシステムポケモンがいなくても回るのでは?と考え次のリストに。
▼リスト2
変にいじらず先人を見習えということで、こちらのリストをお借りして15戦ほど回しました。
そこで感じたのがモモワロウexと非エクのモモワロウ(以後モモワロウ2種)の存在。
稀にある先行1キルやカビゴンやコントロールに対するカードだと私は捉えました。
1キルは置いといて、カビゴンなどに対しては入れ替え3枚で何とかなるのでは?と思い切ってモモワロウ2種を抜いてみました。
また、それに伴って危険な密林の存在が必要ないと感じリストを変更しました。
▼リスト3
ここで自分に合ったリストにするため大きくリストの変更をしました。
・アラブルタケ母数3
アラブルタケを狙われ続けるときつく感じた。
・ピジョットVの採用(すぐ抜きました)
これは今みるとよく分かりませんが、ピジョットVに封印石をつけ、プレシャスキャリーを持ってきて、きえさるつばさでベンチを5枠空け、最大限にプレシャスキャリーを使おうと思いました。
これによりロトムを抜いたため、初動の盤面が非exだけになりサイドのテンポを取りやすくしていました。
・マナフィの採用
かがやくゲッコウガなどでドッコラーが初動に盤面から居なくなることを防ぐため。
・ハッサクの採用
初動に来ても使えませんが、中盤に使うととても強い1枚になったため採用。
・ポケモン入れ替えをカートに
ローブシンを逃がす状況がイメージできなかったため上位互換のカートに。
・すごい釣竿を夜のタンカに
ここは自分のプレイング的にタンカの方が使いやすかったため。
・危険な密林をボウルタウンに
タネを出せる安定感が欲しかった
・ギフトエネルギーの採用
これは意外にもいい味になった。中盤から終盤にかけてローブシンにつけておくだけでナンジャモやアンフェアなどの手札干渉が怖くなくなった。また、逃げ1のポケモンを逃がす際にたまに使える。
このリストで10戦ほど回した結果さらに改善点が見つかったため、次のリストに変更。
▼リスト4
安定感を求めて作成したリストになる。やりたいことの再現性が高く回していても楽しくて20戦ほど回てしまった。
・アラブルタケ母数2に
実際は3にしたいところだが、枠の関係上2に戻った。その分、夜のタンカを3枚にしたことで狙われるときつい問題を解決した。
・ネオラント母数2に
これが意外にも良く、序盤にネオラント→ペパー→プレシャスキャリーの流れを作り、終盤にピン刺しのボスを持ってくるなどの動きが出来るようになった。
・ネジキ、ザクロの不採用
いると楽になる場面があるのは間違いないが、自分のプレイングと合っていないのか、あまり使用しなかった。ザクロの打点で届いていたリザードンワンパンだが、グラビティマウンテンの採用により必須ではなくなった。
グラビティマウンテンのサーチカードが封印石しかない為、枠があればザクロは採用したい。
(【▼追記欄】にザクロについて記載)
・おたすけベルの採用
実装当初は使うとは思っていなかったが、この採用が痒いとこに手が届く1枚となった。このデッキは後攻→ペパー→プレシャスキャリーの流れがテンプレとなるため、その再現性を上げるために採用した。2ターン目以降もハイパーボールのコストとして心置きなく使えるため2枚の採用とした。
・封印石2枚採用
このカードだけサイド落ちが多すぎると思いませんか?安定度を上げるために2枚採用。
・グラビティマウンテンの採用
ザクロを抜いた今、リザードンのワンパンが不可能なため採用。ローブシンも対象なため注意が必要。
小さな変更点は他にもあるが安定性を求めたリストになった。けれどもここで問題になったのが、
・カビゴンに勝てない点
・2進化デッキ相手に先殴りする際にHPの低い進化前のポケモンにローブシンを立ててしまう問題(HPの低い進化前のポケモンに次のターンでやられる可能性が高いのにもかかわらず、飴とブシンを使う勿体なさ)
・テラスタルフェス環境における後1スボミーの怖さ
これらを解決するために完成したリストがこちら。
▼リスト5/完成形
モモワロウ2種の採用である。上記の問題3つに対して戦っていけるカードとして採用した。優勝者の方、途中で抜いてしまってすいませんでした…
これらの採用で後攻1ターン目にベンチでドッコラーを立てて、バトル場で非エクモモワロウが特性で倒すといった流れをすることが可能になりました。
以下他のカードの入れ替え
・ハッサクの不採用
初手に来ても使えず、欲しいカードがある時は確定サーチのペパーを使うということで、使うタイミングがないため不採用となった。
・入れ替えカート3
モモワロウexを入れた今、入れ替えが不要に見えるが、ローブシンを前に出せないため入れ替えは必要。アラブルタケをバトル場に出されて時間を稼がれることが結構あったので3枚採用。
対ドラパやヤミラミなどで30回復できるのは少し嬉しい。
このリストはまだ10戦ほどしか回していないが、圧倒的な安定感を感じました。多少の懸念点としては、やはりリザードンをワンパンしにくい点が挙がる。61枚目としてザクロの枠を研究する必要がある。
▼基本的な回し方
おたすけベルなどが採用されているため、後攻を選ぶ。理想的な動きはペパー→プレシャスキャリー→ロトム、ドッコラー2、アラブルタケ、(ニューラ)となる。
この流れに繋げるために、おたすけベルやネオラントを使用する。
先行の場合でも、タウンデパートを3枚採用しているため、ネオラント封印石→プレシャスキャリーの流れは意外にも行けなくは無い。もちろん、無理して行くよりはロトムを出してゆっくり行くのもありだ。
かがやくヒスイオオニューラが必要な対面は、HPを310超えるポケモンが相手にいる時のため、無駄に出してベンチ1枠埋めることがないように心がける。
その他、非エクモモワロウの初手の打点上げで出す場合もある。
中盤から終盤にかけては、相手が逆転のためにナンジャモやアンフェアスタンプを打ってくる可能性があるため、ギフトエネルギーをローブシンに貼ることを忘れない。
他にも手札干渉対策として、ベンチに2体目のローブシンと2体目のブーストエナジー付きアラブルタケを立てておくことやキチキギスを立てておくなど、他のデッキにも言える基本的な対策も覚えておく。
▼最後に
ここまで読んでいただきありがとうございます。
個人的に環境における立ち位置がとても良く、マッチ運にはなりつつも、使ってて楽しいデッキになっていると思います。
このデッキはまだまだ研究する価値があると思うので「いや、このカードはこうでしょ!」「自分はこのカード採用してます!」などがありましたら、DMまでお願いします。握っている人が少ないため多くの視点の意見を取り入れていきたいです。
最後に、このデッキの存在を教えてくれたシティリーグの優勝者の方、ありがとうございます。そしておめでとうございます。自分もS2で使おうと考えています。
今回が初めてのnoteになりましたが、自分の意見をしっかりとかけたので良い経験になりました。また他にもデッキ解説記事を書こうと考えているのでフォローをしていただけると嬉しいです。
▼更新欄
リスト5を回していく中で感じたことを箇条書きにメモしていく。少しでも参考になれば幸いです。(最終更新11/28)
●ザクロの採用
ザクロが欲しい!!ほんとにこのカードが欲しい盤面がリザに当たるとほとんどの場合で起きる。やはりなんかしらのカードと入れ替えるべきかもしれない。(削るとしたらタンカ3枚目やグラビティマウンテンになるかな?)
●ナンジャモの存在
ナンジャモを使うタイミングが以外と無いかもしれない。勿論、このカードを抜くと手札干渉が出来なくなり、お祈り盤面を作ることや単純な縦引きが出来なくなる。しかし、ペパーを毎ターン使用し続ける(最終盤ではボスも視野)ことが理想的だとも考えられる。(変えるとしたら手帳や上記のザクロになるのかもしれない)
●モモワロウexの存在
この枠を変えるとしたらラティアスexになるのだが、その区別としてカビゴン対面やコントロール相手に強く出れるかの違いがある。モモワロウexならビワや野党三姉妹で入れ替えカートを落とされることになってもモモワロウexを出しておけば逃げれるからという強みもある。単純に殴り合いの対面になるのであればどちらのカードも要らないとまで言える。
なぜこの枠が必要かと言うと入れ替えをグッズ1種に頼ってしまうと最終盤でのお祈り盤面を作られてしまうことが多いため。(ナンジャモ等で手札を少なくされた後、アラブルタケを前に呼び出され準備のターンを作られてしまう)ここでベンチに既にモモワロウex(ラティアスex)を立てておけばモーマンタイ。
カビゴン等に有利になるのならモモワロウexが上位互換と思われるかもしれないが、モモワロウexの特性は悪タイプのベンチポケモンと入れ替えるというもの。非エクモモワロウを前に出して戦う分にはいいのだが、ローブシンを前に出すには、悪タイプの逃げ1(かがやくヒスイオオニューラ、非エクモモワロウ)をモモワロウexの特性で出してからエネルギーを出張りして逃げる必要がある。
実際に回してみるとお祈り盤面を準備される→何も引けず番終わる→負けといったことが多々あった。この枠がラティアスexならなぁと思ったことも何度もあったが、その分この枠がモモワロウexで良かったなあと思う回数があった。
したがって、この枠はその時点での環境やメタ読み、シティで使うのか、CLで使うのかなどその場に合わせたものに変える必要があると私の中では結論づけた。(どちらも採用しているリストもあるが、安定を謳っているこのリストにはその枠がないと判断した)
●ヒスイマルマイン(ばつぐんグラス)の採用
ザクロを採用したい理由に、リザがワンパンしにくいからと記載したが、リザをワンパンするカードとしてヒスイマルマインとばつぐんグラスの採用も少し検討した。この2枚はペパー1枚(ボールとグラス)で揃うセットで、100×3(弱点)+10(毒)+20(ニューラの毒)で330を出すことが出来る。リザを重くみる場合はこの採用はかなりあり寄りだと思われる。
●ACESPECについて
デッキのコンセプトががらりと変わるため、あまり追記しないが質問が来たためここで回答させていただきます。
このローブシンを使うにあたって検討されるACESPECとしては広い視野を持って、偉大な大樹、ニュートラルセンター、プライムキャッチャー、アンフェアスタンプ、プレシャスキャリーが挙がると思う。だが、私は安定性がないと元も子もないという考えのためプレシャスキャリーか偉大な大樹の2択になると思う。ではどちらが安定するかというと結論としてプレシャスキャリー一択(誇張表現)だと言える。まず、サーチ手段としてグッズとスタジアムの時点でキャリーに軍杯が挙がるだろう。さらにスタジアムにはタウンデパートを置きたい点や相手にも利用される点(ボム環境では格好の餌)などもあり、私はプレシャスキャリー一択だと考えています。
※安定性の問題を解決出来ればニュートラルセンターも面白そうですよね。
●グラビティマウンテンの面白い使い方
主に対2進化相手にグラビティマウンテンを採用する場合覚えておくといい内容がある。
ローブシン+くさりもちで殴る際、ニューラが立っていないことやザクロが使えない時、300点止まりになることが多い。リザなどが相手で300点だした所で裏に逃げられて新しいリザが出てくるだけの場合がほとんど。(フトゥー博士や裏に逃がしてから崩れたスタジアムを除く)その後、逃がしたターンの後、相手の裏に300点乗っているポケモンがいればグラビティマウンテンを出すだけで裏が気絶→さらにバトル場の新たなポケモンにも計330で気絶という流れで4枚取りができることがある。
これが意外と起きるので覚えておくだけで得になると思う。
●現在回しているリスト
11/26日現在で私が回しているリストがこちらになります。
※100戦ほど回した結果のそれぞれの対面への勝率記載する予定です。少々お待ちください。
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このnoteには投げ銭を設定させていただいております。
《投げ銭いただいたお金は、今後のポケモンカードの活動にあてさせていただきたいと思います。》
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