GEX スリムフィルターSS 【私の使い方】
また水槽を立ち上げたくなって禁断の押し入れから以前使用していたスリムフィルターSSを引っ張り出してきました。
良い機会なので【私の使い方】を紹介しようと思います。
数年前に数年間使用したものの再利用ですので汚れ等お見苦しいですがご容赦ください。
まず用意するの。。
本体 GEX スリムフィルターSS (本体を購入すると活性炭マットが一つ付いています)
専用ろ材 スポンジスリムカセット
リングろ材 少々
テグス
薄型ウールマット
①最初に『お守り』を作ります。
このお守りはバクテリアのコロニー作成用です。
写真のようにろ過槽に入れます。
ろ過槽は汚泥の溜まる場所でもありますから取り出してメンテナンスしやすいようにテグスでつないでおきます。
ろ過槽に入れたときにリングの向きがランダムになるようにするのがポイントです。
リングろ材は小さめのもの。特殊な効能がなくpHに影響がないもの…要は安いヤツが適しています。
この状態で最初に付属されている活性炭マットを装着し取り扱い説明書通りに使用を開始します。
付属の活性炭マットが交換時期になったらスポンジスリムカセットに交換し説明書通りに使用します。で、このスポンジスリムカセットが交換時期になったら。。。。
※付属の活性炭マットとスポンジスリムカセットを説明書通りに使用したのは単純に『もったいないから』で深い意味はありません。要はスポンジスリムカセットの『枠』が欲しかっただけなんです。
②自作ろ過カセットを作成します!
とは言っても、薄型ウールマットを切ってスポンジスリムカセットの枠にはめ込むだけです。(豆ちゃん邪魔です。。)
これを本体に装着するんですが、ろ過槽側のマットが物理ろ過のろ材、排水口側のマットが生物ろ過用のろ材になります。
本来、ウールマットは物理ろ過用ではあるんですが、実は非常に優れた生物ろ過用のろ材でもあるんです。
メンテナンス方法
本体や水中ポンプ、各パイプに関しては取り扱い説明書の通りにメンテナンスを行ってください。
水道水での洗浄もOKです。
①のリングろ材
ろ過槽のメンテナンスの際に取り出して水槽から汲み出した飼育水ですすぎ洗いをしてください。
古いバクテリアのコロニーを洗い流し『コロニーのかけら』は残しておくイメージです。
古いコロニーが厚くなると中の部に十分酸素が届かず病原菌発生の原因にもなります。
古いコロニーを落として酸素を多く含んだ水が当たるようにしてバクテリアを活性化させます。
同じく汚泥もあまり溜めないように注意しましょう。
②のカセット
水換えの時に汲み出した飼育水ですすぎ洗いします。
物理ろ過側のマットが目詰まりする前に物理ろ過側だけ新しいマットと交換して『前後逆に』装着します。
つまり、生物ろ過側だった古いマットが今度は物理ろ過用のマットとなり新しいマットが生物ろ過用のマットになります。
すぐにバクテリアはお隣の新しい家にお引越しを開始し、ほどなく元通りになります。…これの繰り返しです。
全てのろ過機に言える事なんですが、水の通りが阻害されないようにメンテナンスするのがポイントになります。
ろ材は多ければ良いというものではなく、ろ材の間を十分な水が通り抜けられるように管理するのがポイントになります。
他のろ過機でも同じような使い方が工夫できると思いますので興味のある方はやってみてください。
外掛け式ろ過器の弱点であるろ材交換時のバクテリアの激減の緩和、ランニングコストの軽減を果たしつつしっかりしたろ過を行うための工夫でした!!