花店利用者調査(2024年1月)
令和5年度ジャパンフラワー強化プロジェクト推進事業
国産花き生産流通強化推進協議会
1. 目的
小売の視点から、物流負荷低減に貢献しうる川下ニーズを探る。代表的な花小売の顧客を対象に、花の規格や需要の集中/分散状況、顧客評価への影響を調べる。花業界の実務者に対して、現場改善の参考となりうるデータを提供する
2. 方法
スクリーニング(ネットユーザー7020人)により、対象3企業の「最近1年間の利用者」を抽出、本調査(インテージで実施、480ss)
対象企業:日比谷花壇、青山フラワーマーケット、イオン
3. 枠組み
・利用状況:利用経験、頻度、購入内容、利用額、物日の購入、サイズ選好、店舗(サイト)滞在時間
・基本指標:品質評価、コスパ評価、総合満足(CS)、継続利用意向、推奨意向(NPS)
・サービス項目別重視度:日持ち、サイズ、利用しやすさ、スタッフの対応など
・よい点、改善して欲しい点:自由回答
4. 結果(最近1年間利用者)
用途:青フラ、日比谷花壇はギフト7割超、イオンはお供えが3割弱 ペット供養は全体で4%超
価格帯(用途別):1回当たり平均購入金額は自宅用2200円、ギフト3890円弱(外れ値除く)
利用頻度(用途別):自宅用年4.2回、ギフト2.3回、お供え3.8回、イベント等1.8回(外れ値除く)
物日集中度:利用者の3~5割が母の日、物日以外の購入者は3~4割台だが 満足度がやや低い恐れ
サイズの選好:青フラでは7割弱が29㎝までを希望、ニーズと購入サイズが一致。イオンは40~50㎝台を中心に、購入サイズが飾るサイズより大きめで、ややずれ
顧客満足指標:平均すると日比谷、青フラが拮抗、日比谷は高満足者の比率が高い
よい点:各店ともスタッフ関連が多い(接客、スキル) 日比谷では人生の節目の花への感動
改善して欲しい点:価格が中心 スタッフの接客態度 入荷時期や花の名などの情報提示ニーズあり
● 花店利用者調査 概要
● 利用実態(最近1年以内利用者 本調査)
● 利用者の評価
● よい点、改善してほしい点(自由回答) 推奨(NPS)に影響するポイント
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