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捨てるモノ→投げるモノへ。 キャップ投げ・キャップ野球を広めたい!!

 初めまして。 
 兵庫県在住、ただいまタイトルにある「キャップ野球」というマイナースポーツにドハマリしている高専4年生、森下奏汰と申します。
 名前は そうた、ではなく かなた、と読みます。読みは9割9分間違えられてしまうのですけどとても気に入っている名前です。
 趣味は将棋。そしてキャップ野球です。

 この記事では主にキャップ野球の紹介を書き連ねています!
今後noteでは、私の活動や今からやってみたいことなどを随時アップしていきますので、キャップ投げ・キャップ野球に興味を持っていただけたのであれば今後の記事も見て頂きたいなぁといった限りです。(笑)

 さて早速なのですが、「キャップ投げ」や「キャップ野球」というモノはご存知でしょうか? 若者の間では3年前あたりから多少投げたことがある程度の認知度がありますが、私の経験上大人の方々の認知度が非常に低いように思います。
 面白い話でいうとキャップ野球してるよ!というと「帽子で野球するん?」と返してくる叔母もいたくらいです。

 キャップ投げとは、名前の通りペットボトルのキャップを指で弾いて飛ばすというものです。キャップの軸を傾けたり、空気抵抗を与えてあげたりすると変化球を簡単に投げることが出来るため、非常にキャッチーな遊びといえます。


 このキャップ投げは、2017年から活動されている「京都大学キャップ投げ倶楽部」のメンバーさん達によって開発されたという非常に若いコンテンツとなっています。

 キャップ野球もその名の通りなのですが、この飛ぶキャップの特性を活かしてキャップで野球をしよう!というものです。
 
 キャップ野球もまだ作り出されてからも3年ほどしか経っておらず、キャップの挙動などもまだまだ完全に解明されていないためローカルルールなども多いのですが、おおよそのルールは定められています。 下に動画も載せますので、そちらもご覧ください。

  基本的には野球盤と同じで、打球の内容と場所によって塁打を定めており、走塁はなし。 道具はお馴染みペットボトルのキャップとプラスチック製のバットを用います。
 ピッチャーからホームベースまでの距離は創立から紆余曲折を経て現在は野球の半分である9.22mが定着しています。 
 キャップ野球のチーム構成は投手、捕手、フィールド内の野手が2人、DHの5人で構成されています。

ここまで読んでいただけると分かって頂けるように、野球と比べると非常に容易に競技に参加することができ、場所も大きく取らず、安全なもので道具が非常に安価であるものとなっています。
 発祥である京都大学さんもこの競技のコンセプトとして

「いつでも、だれでも、どこでも」


を掲げています。
 私が見る限り、現在多くの公園では「球技は危ないからダメ」と野球がしたい人たちが制限を受けているケースが多くみられます。そのような人達でも伸び伸びと出来る野球型のユニバーサルスポーツという面でも私は希望を持っています。
 
 スポーツとはどのスポーツでも全て魅力的なものであり、どれに優劣などはつけられるものではないのは明確です。ですので、競技の魅力という点以外での私個人的に感じている野球と比較した際の利点を纏めてみます。

1.場所を取らない
 というのも、キャップ野球のフィールドはほとんどの場合が野球の内野より小さく、ソフトボールの内野とほぼ一緒くらいの大きさと決められています。(両翼15m以内がほとんど。両翼から直線的に繋げられる場合もあれば、野球と同様弧を描くように繋げられる場合もあります。)
 そのため、小さな体育館でも2つはフィールドを作ることが出来ますし、実際100人規模の大会では1つの体育館に4面もフィールドを作っていました。
 昨今子供の遊び場不足が垣間見える現代社会でも、すこしの土地さえあれば簡単に本格的なベースボール型競技がプレー出来るこの利点は紹介するに当たって外すことはありません。

2.競技中の安全性が高い
 ペットボトルのキャップは硬いものから柔らかいものまで様々ありますが、重さを4グラムを越すプラ製のキャップは中々ありません。ほとんどの場合が硬いものでも3グラム、柔らかいものなら2グラムほどと非常に質量が小さいため、発生するエネルギー(言うならば、痛さ)も必然的に小さなものとなります。 
 勿論、小さな分目に入ることも考えられますが、最もキャップが飛んでくる捕手には保護ゴーグルの着用は義務付ける方針が進んでいます。

 上記のように、危ないから野球は禁止という公園でも許可は出ても良いくらいの安全性であると考えます。(そもそもキャップの打球も20mを越す打球は早々出ません。)
 競技外で言うと小さいお子様の誤飲なども考えられるので、その点で言うと野球のボールよりは管理はしっかりしなければならないものではありますが、野球のボール以上に小さなものであるため、ポーチ等に入れるような保管方法や高い場所に置くなどの措置もしやすいと考えられます。

3.一定レベルまでの練習:試合のコスパが良い
 どの競技でも、プレイヤーは試合をすることが1番の楽しみであります。 このことは、マーケティングディレクターさんのだんなさんの記事https://note.mu/tanaka3ch/n/nbdeefd2ffc26
が非常に分かりやすいように思いますので、是非読んでいただければと。

 キャップ野球、というよりキャップ野球のベースとなるキャップ投げは先述の通りかなり簡単に変化球を投げることが出来ます。 私の経験上ですが、本当の初めての方でも20分も教えればストレート・カーブ・シンカーなどの変化球をある程度投げることができるようになります。 投手に変化球があると、やはり打者との対戦もコクが出ます。野球と比較すると練習:試合のコストパフォーマンスは非常に高いものと考えることが出来るのではないでしょうか。

 これは現在のプレイヤー達のメンツを立たせるために述べますが、(笑)勿論、競技キャップ野球を追求している投手達のレベルは凄まじいものもあり、努力が素直に反映する競技性という面もしっかり持ち合わせています。

4.安価
 ひたすら安価です。
使用するものは誰でもどこでも購入できるペットボトルのキャップですし、バットも100均などで販売されているプラ製のバットでも支障はありません。
 

 さて、このキャップ投げ・キャップ野球(以下キャップ野球とひとまとめにします。)ですが、最初に述べたように、大人の方々からの認知度が低いように思えます。しかしそもそも、発足して3年余りの競技であるため、逆に何故若者の認知度がある程度大きいのかを考えてみました。

 それは、YouTubeやTwitterなどのSNSの存在が良い方向に作用したからと考えています。
こちらも先に述べましたように、キャップ野球は2017年に京都大学キャップ投げ倶楽部にて開発されたものです。彼らは活動を撮影し、YouTubeにクオリティの高い動画をアップしつづけていました。
 
 また、Twitterでもプレイヤー達が変化球や速球などの投球動画(投蓋とでもいうべきでしょうか?)を共有していました。
 これに加えて創設者で京都大学キャップ投げ倶楽部のわっきゃいさん(Twitter:@wildkumada)がYouTuberとして活躍されており、それによる認知も広まったと考えます。

 キャップ投げというコンテンツが非常にSNSに向いたもの(誰でも練習すれば派手な変化球が投げれたり…etc.)であり、良い化学反応を起こした結果、このような若者に多く認知されている現状があると思うのです。

 しかし、競技を普及させていく道中、確実に大人の方々に協力をお願いせざるを得ない場面があります。そのために、私はキャップ野球を世間の方々に知っていただくべく、noteの記事の作成やチラシの作成、SNSの更新、交流会や体験会の開催などを考えています。
 これはまた別の記事ででも書かせて戴こうと思います!

 続きまして現在のキャップ野球の主な活動についてです。下のリンクは、2019年4月17日現在確認されているキャップ野球の団体です。

 現在、大学・高校を中心に全国的に団体が発足しています。

 関東では横浜国立大学を中心に関東キャップリーグ戦というリーグ戦も開催されています。(詳しくはTwitter:@kantocapleague)九州では定期的に大会が開催され、大会ごとに徐々に参加チームも増えています。
 最近では千葉にて約100人もの参加者が集まった大会も開催されております。 このように、競技者の中では着実に成長を遂げている競技であるといえます。

 野球は既に出来上がったスポーツであると見られる一方で、キャップ野球はまだまだ今後伸びる競技であることは間違いないです。(カッコよく言うと未来のあるスポーツ!ですね(笑)) 

…ということでキャップ野球のおおまかな紹介となりました。
 本格的な競技としてだけでなく、パラスポーツとしてや老若男女平等にプレーが出来るユニバーサルスポーツとしての展開を考えている方もおり、可能性は無限大にあるコンテンツであると思います。

 非常に疎い文で申し訳ありませんでしたが、noteで紹介することなどでもっと沢山の方々にキャップ野球知っていただき、普及活動を円滑に行えるようになれば競技者冥利に尽きます。
 お時間を割いて読んでいただきまして、本当にありがとうございました。 私一個人の活動のみでなく、競技全体での今後の活動も温かい目で見守っていただけると幸いです!

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