【言葉日記】昵懇
「昵懇」(じっこん)とはweblioによれば
間柄が親しいこと。心安くしていること。また、そのさま。
懇意(こんい)というのが分かりやすいですね。でも、「懇意にする」というのはよく見たり聞きますが、この「昵懇」は実は初めてお目にかかりました。具体的には雑誌の中で、
二階氏と昵懇の政治ジャーナリストが主催する政治勉強会。
という感じで出てきたわけです。
「懇意の政治ジャーナリスト」で全然いいわけですが、敢えて「昵懇」というのはこの記者の癖か、はたまた『「昵懇」も「懇意」も同じくらいの認知度だろうから分かるでしょ普通』という軽いマウンティングか(笑)。
ちなみに「昵懇」の「昵」は(なじむ)や(ちかづく)と読むらしいですが、「馴染みの店」としか漢字変換の候補出てこないです(笑)。「お近づきの印として」とかも本当は「お昵づきの印として」なんでしょうね、きっと。これはもはや言葉の荒野に晒されている御地蔵さんみたいな言葉なのかもしれません。