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ICE STATION終わった〜(アメリカ編/前半)

いやー 終わった。スコットとピーターがロビン・ヒッチコックと一緒に来てくれたのが2006年。それ以降、また日本に来たいと何度も言われていたのだが、ずっと実現できずにいた。今回やっと10年ぶりにICE STATIONというかたちで彼らを呼ぶことができて、ホントに良かったと思う。

彼らはもう充分すぎるほど最高のステージを見せてくれた。ホントに楽しそうに演奏してたよね。余裕しゃくしゃくの彼ら。1部のナヌークがかっちり作り込んでくるバンドだったから、公演としても面白いコントラストが作れたと思う。バンドとして強いメッセージと世界観を持ち固まった演奏をするナヌークと、おじさんたちのお楽しみバンドである部活動風のアメリカ人たちと。とりあえずレポートとして、あれこれツアー中の出来事を報告していきますね。

まずこのツアーが決まった経緯を簡単にお話ししておこうかな。一度ブログにもしっかり書いてあるんだけど、いまだに「なんで?」と聞かれることが多いから。まず、私はここ2年ほど、2015年の3月に出会ったグリーンランドのバンド、ナヌークをなんとかしようとあれこれ策を練っていたのでした。新人バンドを売り出すことは斜陽の音楽業界においてホントに大変なこと。2016年11月にメインのメンバー、エルスナー兄弟を来日させ、取材を大量にブッキングして売り出すのはいいが、それだけではどうも公演に説得力が足りない。もっとコンサートとして面白い企画を打ち出さなねば…と思っていた、そんな中、ふとfacebookのフィードで見つけた、ピーターとスコットたちが北極でコンサートやってる!?というニュース。あれ〜? それはミシェル・ノアクのアートを中心としたICE STATIONというプロジェクトだったのでした。そんなわけで、このプロジェクトを日本に持って来てしまい、この2組を一緒に来日させようと決めたわけです。さらに詳しいことはICE STATIONのホームページに書いてますんで、そちらを参考にしてください。

そんなわけで、ミシェルに速攻で連絡すると、ぜひこの企画を日本でもやりたいという。ちょうどその頃、キング・クリムゾンで来日したビル・リーフリンとも都内でご飯をしながら「いいね、いいね〜 楽しみだね!」などと盛り上がっていたのでした。そう、ビルはマイナス5のドラマーでもあるんです。(結局あれこれ理由があってビルは来日できなかったんだけど… 最後の最後まで実はホテルの部屋は押さえていた。リンダとツインドラムだったら、どんなにすごかっただろう)

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