17年ぶりの遠足
最後に遠足に行ったのは、中1だったと記憶している。
わたしには絶対に負けられない戦いがあった。
野外イベントに参加するのは2018年のAIRJAM以来で実に5年ぶり。
5年もの月日が流れていれば、それはもう顔は老けているだろうし体力は衰えているし体を支える筋力なんてものはさぞかしなくなっているし日焼けなんてものをすれば一瞬にしてシミになるであろう。
わたしは今回ぜっっっっっっっっったいに日焼けなんかしないと誓っていたのだ。絶対に日差しになんか負けてやらない、と。
夏の風物詩ともいえる、エビ中夏のファミリー遠足略してファミえん。
これに参加するまでには長い長い葛藤がありました。
いきなりディスるようで申し訳ないが、なんせ山中湖へのアクセスが悪すぎる。2日目の日曜日しか参加できないワイ、とにかく朝が早くなりすぎてしまう。朝イチで向かうにも始発で向かってもオフィシャルバスツアーには間に合うか間に合わないかくらいで、行きにくさしかなかった。
前乗りとかができれば良かったんだけど仕事なので致し方なく。これだけがネックでなかなか決断できずにおりました。
しかしながら、アイドルを追う者として行かずに後悔することがあっていいのだろうか。ただでさえ短い女性アイドルの寿命。行けるときに行かないでどうする。何度も何度も自問自答したワケです。
ま、まぁ……公共交通機関が無理なら?車でいけばいっか☆ミ
お金はボーナス入ったし?なんとかなるか☆ミ
と言い聞かせ、「今年行かなければ、来年はもっと行けない状況かもしれない」という意思を強く持ち結局参加したワケです。
ライブなどのイベントごとに参加するのはわたしにとって珍しいことではありません。今年に至ってはこのファミえんが30本目のライブ。ライブというものに参加するのは慣れっこだったはず。
はずなのに………
なぜだろう、始まる前からとにかくワクワクが止まらなかった。
夏フェスに初めて行くことになったあの時の感覚にどこか似ていた。
たった半日のために、チケットを取ったあの日から支度を始めた。
インスタやTiKTokで夏フェスコーデを検索したり、あったら便利なものを調べたりしていた。
何日もかけて便利グッズや推しカラーのグッズを買いそろえては浮かれていた。
1日目は仕事で不参加だったが、生中継を見ながら実況しているオタクのツイートをみて、行った気になっていた。
運転に慣れているとはいえ、片道3時間以上の車遠征を1人でするのは初めてでドキドキしていた。
朝が早すぎるがゆえに寝坊や寝不足を心配していたが、心配ご無用すぎるほどに時間通りに起きてはハイテンションで支度をした。(決死の3時半起き)
1日目のセットリストを再生しながら、ノリノリで高速を飛ばした。
3時間以上の運転をしてもなお、疲れが現れることなんてさらさらなかった。
ついに来た。
ファミえ~~~~~~~~ん!!!!
念願の山中湖
念願のパクパクうーたん村
念願のファミえん!!
夏フェスに限らないんですけど、フェスの醍醐味ってフェス飯っすよね!!!(フェスではないですが)出店があるときいて、楽しみで楽しみで仕方なかった!!!
開演前の雨に打たれながらも負けじと食べる。
食べる。
食べる。
山の天気は変わりやすいとは聞いていたが、ここまでコロコロ変わるとは思っていなかった。
朝着いたときにはカンカンに晴れていたのに、2時間後には土砂降り。
開場したら雨は弱くなり、開演するころにはやんでいた。
わたしはリセールでチケットを購入したので、正直席には期待していませんでした。だけど、1日目のブロック割を聞いて、もしや……?!と思っていましたが、そのもしや。
Uブロック
ご存知の通り、最前ブロックという神ブロック。
整理番号は300番代だったので、そこまで前に行けないかなと思ってたけど、お会いしてくださった同年代のオタクさんが1日目に同じような番号だったらしく「めちゃくちゃ良かったですよ」と。
これは期待大。
開場中これでもかってくらいの雨が降っていたが、絶対にウォーターキャノンにかかるまで濡れてやらないという謎の意志のもと、傘をさして入場列に並んでいた。
わたしが入場すると同時に雨はやんだ。
言っておきますが、わたしはれっきとした晴れ女です。
早速入場。進んでいくと目の前に広がったUブロックとその先のステージ。
いや、Uブロック人少なっっっ(笑)
300番代でも余裕に10列目くらいの位置にポジショニングできた。やったー!足元も少し傾斜になっていたし、前は男性だったけど問題なくステージが見えた。花道も結構近い。ワー!!ワクワク再骨頂~~~~~!!!
お昼公演で目立たないとわかっていたが、水濡れ対策のカバーをつけたペンライトをスタンバイ(笑)
影ナレは最後の5分前のものだけ聞くことができた。
入場したときに、真山さんと悠菜ちゃんがしゃべていたところだったのでおそらく30分前の影ナレだったかな。
30分間ぼーっと突っ立って疲れが見え始めていたところに(早い)彩ちゃんの「みなさんテンション上がってますかー!」の声で、テンションメーター0だったものが、ハッと目が覚めたように一気に100までボルテージアップ。
いよいよ。
いよいよこの時がきた。
1日目のセットリストは見ていたので、予習はばっちり。
前半戦のセットリストは1日目と変わりなく進んでいった。
ウォーターキャノンも容赦なく発射された。
わ~~!キタ~~!!濡れるぞ~~~!!
濡れるぞ~~~!
濡れるぞ~?
濡れる…ぞ…?
え…?
全然濡れない(笑)
確実に自分の真上に打ちあがっているはずなのに、全然水が降ってこない(笑)濡れる気満々だったのに爽やかに濡れてすぐ乾く程度。
風向き実に北西向き。
全ての水がステージとIブロックへ。
さようなら。わたしのずぶ濡れファミえんライフ。
開場中の自然ウォーターキャノンのほうがよっぽど濡れたかもしれない。
全然濡れ足りないので、これは来年も来る理由ができたかもしれないですね。ファミえん2024まだかな。
もちろん濡れることだけが全てではないので、他にも楽しかったことや、良かったこと、心に残っていることはたくさんある。
とにかく衣装がとんでもなくかわいすぎたし、
個人的に推しの小久保さんが去年の柏木さんと同じ髪型をしていたことが胸熱だったし、
悠菜ちゃんがカメラ抜かれたときのオタクのどよめきすごすぎたし、
ご存知!エビ中音頭で「あ~~ほんとにファミえんだ~~!」って思ったし、
青春ゾンビィィズで上手に集まるところを間違えて下手に行ってしまって不甲斐ない顔していたえまちゃんかわいすぎたし、
ほぼブラジルの「頭突きのひとつでもかましてやりたい」の「やりたい」の振り付けの風見さんがえっっっっっぐすぎたし、
誘惑したいやで妹メンバー5人のオーディション思い出して成長ぶりに脱帽したし、
いい湯かな?の自然雨が最高すぎる演出だったし、
妹メンバーのいつかのメイドインジャピャ~ンがまさしく私のイメージ通りのエビ中らしさだったし、
響はお姉さんメンバーが今まで培ってきたものが最大限に表現された激エモナンバーだったし、
とにかく後半の衣装もとんでもなくかわいすぎたし、
青い青い星の名前が聞けると思ってなかったから沸いたし、
真山さんの歌声が安定してきていて本当に嬉しかったし乗り越えた真山さんかっこよすぎたし、
買い物しようと町田へは楽しい曲なはずなのに泣いてしまったし、
SummerGlitterの彩ちゃんとえまちゃんのハモリに鳥肌が立ったし、
サドンデスの「連れてってもらうんじゃなくてきっと連れてゆくからさあの場所まで」の歌詞が具体的な"あの場所"ができたことによってより一層グッときたし、
1日目にやっちゃったからやらないかな~って思ってたFamily Complex聞けて嬉しかったし、
youtubeで何度も何度も見てたファミえんのYELLが目の前で見れて最高だったし、
TAMIKOさんにはまた会いたい。
今回のファミえんのテーマソングになったSummer Glitter、ライブで見る前はおしとやかな雰囲気の曲だなって思ってたのに、ダンスそこそこ激しいし、フォーメーションゴロゴロ変わるし、バチバチハモってるし、ラップパート全員キレキレで、めっちゃくちゃ良かった。勝手に自分で描いていたイメージをいい意味で覆されたかもしれない。
個人的に小久保さん推しなので、小久保さんがラップのパートに参加していることが驚きMAXで、ライブみてそこも歌ってたんだ?!って思うこともあって嬉しかったです。
こんなに楽しいライブがあっていいのかって思うくらい堪能しまして、なんてったって車勢なので、帰りの時間もさほど気にする必要がなく。
バスツアーに間に合うよう急ぐオタクを横目に悠菜ちゃんのもつ鍋風豚バラスープと牛ホル焼きそばをお昼ご飯として購入。
めちゃくちゃおいしかった。スープと焼きそば優勝すぎた。
最後の最後までファミえんを楽しんで、車で帰宅。
ライブ自体終わるの早いしゆっくり帰ればいいかと思って、朝早かったし疲れているし休憩多めにとりながら帰っていたら、家に着いたのは22時すぎ。
6時間半もかけてしまった(笑)
途中サービスエリアで生写真とかみたりしちゃって。毎年浴衣あるから成長ぶりが分かってとてもいいですね。個人的に初めての裏コメ出たのでそれも嬉しかった。美怜ちゃんです。1日目のネタ生写真もほしいから、事後通販で買おうと思います。
サービスエリアで、そういえば日焼けそんなにしなかったな~~って思って足を見たら二度見。
…………え?まじかよ(絶句)
こうしてわたしは絶対に負けられない戦いに敗れたのであった。
この日焼けも含めて、こんなに浮かれたの久々だな~ってくらいに最高の夏の思い出ができました。
大人になってさらにはコロナ禍にもなって、夏の思い出なんてもう作る気すらなかったところに、ひょんなことから心を充分に埋め尽くしてくれるような思い出がまた一つ更新されて、青春を取り戻したような気がして、心の底から行ってよかったなって思って、そう思わせてくれたエビ中さんに感謝しかありません。
びっっっっくりするくらいお金ぶっとぶけどね!!!!!(ヤケクソ)
そのままの勢いでオケラディスコ申し込み(チョロい)
こうやって沼にはまっていくんだな。
またかきます
またね
P.S.
サドンデス2023好きすぎる。
てか体育さんエビ中ちゃんのキャラクターとか扱い方わかりすぎてて天才だな。