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【デュエマ】実は【青緑タマシード】にも強い!『DM:CUC』対応【白青黒超次元】【CUC】

皆さん、こんにちは。
今回の記事は、『DM:CUC』(コモン・アンコモン限定戦)構築の【青緑タマシード】に対してもかなり強そうな『DM:CUC』構築の【白青黒超次元】を作成することにしてみました。
これから『DM:CUC』に対応した【白青黒超次元】を作りたい人のために参考にしてもらえたらとても嬉しいです。
(2023年1月13日追記:現時点での【白青黒超次元】のデッキレシピにアップデートし、本文の追記を行いました)

『DM:CUC』の環境考察

現時点での『DM:CUC』の環境は、現在は有象夢造をメインとしたデッキか、【青緑タマシード】のどちらかだと思っています。
その次には、【速攻】デッキや【ウェーブストライカー】デッキなどが目立っています。
【速攻】デッキや【ウェーブストライカー】デッキの場合、軽量ハンデス呪文を使うことで簡単にスタミナ切れを狙うことが可能であり、有象夢造をメインとしたデッキは、【白青黒超次元】では対策が非常に難しいという理由があるため、今回のデッキは、【青緑タマシード】対策に使えるカードを入れた【白青黒超次元】を作ってみました。
【白青黒超次元】の場合、【青緑タマシード】対策に使えるカードをたくさん入ることが可能であるため、恐らく【青緑タマシード】に対しては強いデッキになるかなと思います。

デッキ内容

メインデッキ

※下のデッキリストの内、太字になっている部分は、2023年1月13日の時の調整でメインデッキに入れたカード及び枚数増減があったカードです。

  • 2 《ウォーター・フォー・ドリーム》

  • 2 《スパイラル・ゲート》

  • 2 《レク・シディア》

  • 2 《ゴースト・タッチ》

  • 2 《ゴースト・Re:タッチ》

  • 4 《ケンザン・チャージャー》

  • 1 《光牙忍ハヤブサマル》

  • 1 《黙示護聖ファル・ピエロ》

  • 4 《ブレイン・タッチ》

  • 2 《神豚 ブータンPUNK/ブータン両成敗》

  • 2 《パーロック/蓄積された魔力の渦》

  • 2 《「唯一の回転兵」》

  • 1 《超次元シャイニー・ホール》

  • 4 《超次元ドラヴィタ・ホール》

  • 2 《傀儡将ボルギーズ/ジェニコの知らない世界》

  • 3 《超次元リバイヴ・ホール》

  • 2 《青寂の精霊龍 カーネル》

  • 2 《第六戦街 ラヴ・ガトラー/インビンシブル・アビス》

超次元ゾーン

  • 1 《時空の喧嘩屋キル》

  • 1 《時空の英雄アンタッチャブル》

  • 1 《魔導器プロテクト》

  • 1 《魔導の剣聖》

  • 1 《サンダー・ティーガー》

  • 1 《勝利のプリンプリン》

  • 1 《時空のガガ・シリウス》

  • 1 《激天下!シャチホコ・カイザー》

カード解説

2 《ウォーター・フォー・ドリーム》

【青緑タマシード】が相手の際に最も厄介な敵になることが多い、《タン・ペペン》を進化元にした《トテントン <ベア子.Star>》対策カードその①。
1コストだけで、相手の進化クリーチャーをバウンスさせることが出来ます。しかも、S・トリガーを持っているため、相手のバトルゾーンにベア子Starしかいない状況でベア子Starが攻撃した場合に、このカードでバウンスさせることが出来ます。また、このカードは選ばせ除去なので、タン・ペペンのシンカパワーで選ばれなくなったベア子Starに対しても問題なくバウンスすることが出来る利点を持っています。
なお、選ばせ除去なので、相手の進化クリーチャーが複数並ぶと、狙ったクリーチャーを狙いにくい欠点があります。そこで、【白青黒超次元】の主役であるドラヴィタ・ホールの呪文回収効果で、このカードを回収することで、7コストで相手の進化クリーチャーを2体バウンスさせることが出来るコンボを行うことが出来ます。こうすることで、狙ったクリーチャーをバウンスすることが容易になります。
但し、このカードでバウンス可能なクリーチャーは進化クリーチャーに限られています。そのため、【青緑タマシード】のように、進化クリーチャーを多用するデッキ以外では使えないカードになってしまうことがあり、手札事故の原因になってしまうことがあります。
そのため、この点についての詳細は後述しますが、個人的に《クリティカル・ラブ》と共に、どっちを採用するべきかということで悩みやすいカードだと思っています。

2 《スパイラル・ゲート》

軽量バウンス呪文の代表。『DM:CUC』では、《魂と記憶の盾》のような、優秀な軽量除去カードが使えないため、レアリティがコモン且つコストが軽いバウンス呪文であるこのカードの存在は意外にも重要だと思います。

2 《レク・シディア》

【青緑タマシード】が相手の際に最も厄介な敵になることが多い、《タン・ペペン》を進化元にした《トテントン <ベア子.Star>》対策カードその②。
スピードアタッカーや進化クリーチャーなど、とにかく出たターンに攻撃できるクリーチャーを、このカードで無力化させることが可能であるため、スター進化クリーチャーを多用する【青緑タマシード】はもちろん、【ハチ公ガチンコ・ジャッジ】の対策にも使えます。但し、相手プレイヤーを攻撃できないデメリットを持っているため、打点として使えない点には気を付けた方が良いです。
【青緑タマシード】では、このカードでベア子Starを攻撃できなくさせている間に、こちらはシャイニー・ホールorドラヴィタ・ホールでガガ・シリウスを出して、ベア子Starの動きを完全に止める戦法を使うことが出来ます。

2 《ゴースト・タッチ》

元祖軽量ハンデス呪文。このカードなどを使って、序盤は相手の手札をハンデスしていくということは、【白青黒超次元】の基本的な戦略の一つだと思います。
後述する《ゴースト・Re:タッチ》や《ジェニコの知らない世界》とは、役割がいろいろと違っています。こちらの場合は、相手がビートダウンのデッキだった場合、S・トリガーでハンデスを狙うことが可能なので、例えば《龍装者 バルチュリス》を手札からハンデスできる利点を持っています。

2 《ゴースト・Re:タッチ》

こちらの場合はG・ストライクを持っているため、相手のクリーチャーの攻撃を止めて延命を狙うことができるという点で使い分けが可能です。
基本的に軽量ハンデス呪文は多くあった方が良いですが、今回のデッキで採用されている軽量ハンデス呪文は、それぞれ役割が異なるため、今回のデッキでは、前述のゴースト・タッチ、このカード、ジェニコの採用枚数については、それぞれ2枚ずつにしています。

.4 《ケンザン・チャージャー》

呪文かブロッカーを手札に加えながら、チャージャー能力で3→5に繋ぐことが出来る、とても優秀なカードです。そのため、2枚積みが非常に多い今回のデッキの中では数少ない、4枚入れているカードの一つです。

同じく3→5に繋げられるカードとしては《王機聖者ミル・アーマ》があります。こちらの場合は打点として使える利点がありますが、簡単に除去されやすいという欠点があります。
特に【青緑タマシード】では、《ドトウ変怪 <シュトルム.鬼>》と言うバウンス効果を持ったカードを採用していることが多く、それによってミル・アーマがバウンスされてしまうこともあります。あちらの場合は、こちらが先攻を取ったとしても、《ジャスミンの地版》→<シュトルム.鬼>に繋げられてしまい、やはりミル・アーマをバウンスされることもあるため、除去に弱いミル・アーマよりも、ケンザン・チャージャーの方が採用しやすいです。
他にも、アヴァラルド公はクリーチャーなので、ケンザン・チャージャーに手札を加えられない欠点があります。これはケンザン・チャージャーを採用している時の【白青黒超次元】で、コアクアンよりも優先して採用されていない理由の一つになっています。
なお、このカードを意識しているということもあり、ツインパクトを持たないクリーチャーは後述するハヤブサマル、ファル・ピエロ、そして「唯一の回転兵」に絞っています。

1 《光牙忍ハヤブサマル》

とりあえずデッキに1枚は入れておきたい防御札。非常に便利なので、【白青黒超次元】でも入りやすいカードです。

1 《黙示護聖ファル・ピエロ》

3コストで呪文回収が可能であり、さらに後述する《激天下!シャチホコ・カイザー》との相性の良さもあるので、【白青黒超次元】では必須カードになることが多いです。1枚入れておくと非常に役立つ場面が出るかもしれません。

4 《ブレイン・タッチ》

2023年1月13日の時のデッキ調整の際に、以前まで入れていた《コアクアンのおつかい》《デモンズ・ライト》の代わりに入れることにしたカード。恐らくこのカードが、今回のデッキでの最大の変化かもしれません。
最初はコアクアンを使い、手札補充をした後、デモンズ・ライトを使い、さらに手札補充&相手のクリーチャーの除去を狙うために、上記のカードを2枚ずつ採用していました。
しかし、コアクアンの場合、水文明のカードを手札に加えることができない難点などの理由で、デモンズ・ライト(こちらも外した理由については後述します)と共に外して、このカードを入れることにしました。
基本的に手札にケンザン・チャージャーが来なかった場合に使うことが多いです。こちらは手札が減らないハンデスとして利用します。ケンザン・チャージャーを使うか、それともこのカードを使うかについては、相手のマナゾーンやバトルゾーンの動きを見てから使い分けるのが良い方法かもしれません。
また、ハンデスが弱点で、何回もハンデスされると息切れするデッキに対しては、ケンザン・チャージャーよりもこちらを優先して使います。
このようなことから、3ターン目の動きを増やすためにも、2枚積みが非常に多い今回のデッキの中では数少ない、4枚入れているカードの一つになっています。

2 《神豚 ブータンPUNK/ブータン両成敗》

2023年1月13日の時のデッキ調整の際に、以前まで入れていた《クリティカル・ラブ》の代わりに入れることにしたカード。
【青緑タマシード】が相手の際に最も厄介な敵になることが多い、《タン・ペペン》を進化元にした《トテントン <ベア子.Star>》対策カードその③。
クリティカル・ラブよりもコストが1重いですが、その代わり、クリーチャー面が付いているということもあり、リバイヴ・ホールで回収することができるという利点があります。
さらに、墓地に存在している時は、シャチホコの効果でリアニメイトすることができるため、いざという時のアタッカーとしても使うことができます。
そのため、序盤は選ばせ除去でクリーチャーを除去するカードとして、終盤はシャチホコの効果でリアニメイトしてアタッカーとして活躍できるカードだと思います。
ただ、このカードは、他の名前に『神(シェン)』とあるエグザイル・クリーチャーを出せない欠点を持つエグザイル・クリーチャーなので、複数隊並べることができない点には気を付けた方が良いです。

2 《パーロック/蓄積された魔力の渦》

2023年1月13日の時のデッキ調整の際に、以前まで入れていた《一角魚 GS》の代わりに入れることにしたカード。
S・トリガーでバウンス効果を持っているため、防御札として活躍することができる他、バトルゾーンに存在している利取対策に使うことができます。
また、このカードはツインパクトで呪文面を持っているため、ケンザン・チャージャーで手札に加えることができる利点を持っています。
クリーチャー面はコストが4とちょっと重めであり、それが理由でシャチホコで蘇生できないという点、呪文面もコストが4なので、ドラヴィタ・ホールで回収できない点がデメリットになるため、基本的にはリバイヴ・ホールで回収することが多いかもしれません。

2 《「唯一の回転兵」》

2023年1月13日の時のデッキ調整の際に、《青寂の精霊龍 カーネル》の枚数を2枚に減らして、代わりに入れることにしたカード。
前述しましたが、コスト4であるデモンズ・ライトを外した関係もあるので、コスト4で出来るカードとして採用。
相手のクリーチャーの攻撃を封じ込める効果を持ち、さらにギャラクシールドを持っているため、2ターン目にシールドゾーンに置いて、相手の攻撃から一時的に身に守ることができます。
ギャラクシーGOが失敗した場合でも、このカードが手札に加わっている=4マナしか溜まらなかった時の対応法が増えるということになるため、ある意味、受け性能がちょっと強めである、便利なカードだと思います。
ブロッカーを持っていないので、ケンザン・チャージャーで手札に加えられないデメリットはありますが、4マナしか溜まらなかった時の動きを確保するためと、光文明や水文明のカードの枚数調整のために、カーネルの枚数を減らして、代わりにこのカードを採用することにしました。

1 《超次元シャイニー・ホール》

基本的にこのカードで出せるサイキック・クリーチャーは、後述するドラヴィタ・ホールと完全に被っているので、基本的には効果が優秀であるドラヴィタ・ホールを優先して使うことが多いですが、このカードも、ガガ・シリウスを呼び出せる、数少ないカードなので、このカードを1枚入れて、ガガ・シリウスを呼び出せる確率を上げた方が良いと思います。

4 《超次元ドラヴィタ・ホール》

コスト3以下の呪文を墓地から回収することができるので、このカードをどのような時に唱えるかという点が大きな焦点になることが多いです。例えば、クリーチャーを並べられた時は、このカード→軽量除去カードを使った後、サンダー・ティーガーやプリンプリンを出すことで、相手の攻撃出来るクリーチャーを減らすことが出来ますし、前述したように、フォー・ドリーム→このカード→フォー・ドリームの順で唱えることで、相手の進化クリーチャーを2体バウンスさせるコンボも可能になります。このように、【白青黒超次元】では重要な動きをするために必要なカードになるので、2枚積みが非常に多い今回のデッキの中では数少ない、4枚入れているカードの一つになっています。

2 《傀儡将ボルギーズ/ジェニコの知らない世界》

これも軽量ハンデスの一つであり、前述のゴースト・タッチやゴースト・Re:タッチとは違い、クリーチャー面を持っているため、打点として使える利点を持っています。呪文面はコストが軽いため、ドラヴィタ・ホールで回収できる利点もあるので、どうしても打点を確保したい時はこのカードを回収すると良いかもしれません。何気にパワーダウン効果も優秀。

3 《超次元リバイヴ・ホール》

ガガ・シリウスを出すことが不可能である欠点を持っていますが、クリーチャーを回収するので、ドラヴィタ・ホールでは回収不可能である「唯一の回転兵」やパーロック、ラヴ・ガトラーなどを回収することも可能です。但し、ファル・ピエロとシャチホコ・カイザーとのコンボを利用する場合は、ファル・ピエロを回収してしまう場合もある点には要注意。

4 《青寂の精霊龍 カーネル》

2023年1月13日の時のデッキ調整の際に、《「唯一の回転兵」》を入れる時に、枚数を2枚に減らしたカード。

  • ブロッカー持ちなので、ケンザン・チャージャーで手札に加えることが出来る上に、ケンザン・チャージャーからこのカードに綺麗に繋がる。

  • S・トリガー持ちなので防御札として使える。

  • 攻撃可能なので、アタッカーとしても使える。

……など、数多くの利点を持っている、優秀なS・トリガー。
最初は4枚入れていましたが、デモンズ・ライトを外した関係でコスト4のカードを入れたいと感じ、そこで「唯一の回転兵」を発見した後、枚数を減らせるカードはあるのかと思って、その際に、「最初のデッキ(16枚)よりもS・トリガーやG・ストライクの枚数が減ってしまうけど、14枚なら、9割で1枚以上のS・トリガー&G・ストライクが埋まる可能性があるかもしれない」と感じたこともあり、このカードを2枚減らすことにしました。

2 《第六戦街 ラヴ・ガトラー/インビンシブル・アビス》

【青緑タマシード】が相手の際に最も厄介な敵になることが多い、《タン・ペペン》を進化元にした《トテントン <ベア子.Star>》対策カードその④。
ブロッカーを持っている他、ラスト・バーストで相手のクリーチャーをすべて破壊させる呪文面を持っているため、これを出しておくことで、相手も気楽に攻撃することができなくなります(ベア子Starの攻撃をブロックすると、このカードはバトルに負けて破壊され、ラスト・バーストで呪文面が発動する)。
また、ラスト・バーストは破壊されると発動する関係もあるので、クリティカル・ラブのコストとして使った場合でも発動することは頭に入れておいた方が良いです。
何気に打点もW・ブレイカー持ちで強いので、アタッカーとして使えます。

1 《時空の喧嘩屋キル》

相手のターン限定でサイキック・クリーチャーがバウンスされるのを防ぐことが出来る効果を持っています。そのため、バウンス対策に入れておくと非常に便利です。ミラーマッチの際には、前述のスパイラル・ゲートでバウンスされることもあるので、このカードは絶対に入れておくべきだと思います。

また、ラヴ・ガトラーやガガ・シリウスがバトルゾーンに存在していれば、《巨人の覚醒者セツダン》に変化することが出来るため、打点強化も簡単に行うことも出来ます。

1 《時空の英雄アンタッチャブル》

選ばれない効果を持っているため、フィニッシャーとして使う価値があります。特に後述する次元のクイーン・オブ・プロテクション&次元のロード・オブ・レジェンドソードにクロスすると、強力な打点を持ち、しかも選ばれないサイキック・クリーチャーに変化することが出来ます。

なお、このカードは、条件を満たせば、《変幻の覚醒者アンタッチャブル・パワード》に変化することが出来ますが、発動タイミングの関係上、主にアンタッチャブルの方が使われるので、こちらは運が良かったら……という感じで扱うことが多いです。

1 《魔導器プロテクト》

ブロッカーを持っているサイキック・クリーチャー。裏返す条件は非常に緩いですが、任意効果なので、裏返すタイミングが非常に重要になることが多いです。

《次元のクイーン・オブ・プロテクション》になった場合、効果はパワー上昇&ブロッカー持ちになりますが、その代わり、クロスしているクリーチャーが離れても、そのまま残ってしまうという点があるため、プロテクトが使えない状況になることもあります。そのため、まだ打点が揃わない時は、ブロッカーとして運用し、いざという時になったら、クイーン・オブ・プロテクションに変化させて、一気に攻めるのが一番だと思います。

1 《魔導の剣聖》

こちらは緩い条件で《次元のロード・オブ・レジェンド・ソード》に裏返すことが出来るサイキック・クリーチャー。

このカードをクロスすることで、無条件でW・ブレイカーになりますが、クロスギアに変化してしまうので、自身は打点にならないという点があります。
前述の次元のクイーン・オブ・プロテクションと一緒に併用した方がかなり強いパターンになることが多いので、最後のフィニッシュの時に裏返した方が良いと思います。

1 《サンダー・ティーガー》

主にパワー低下による除去で、相手クリーチャーを減らすために採用しています。この枠については、自分の好きなサイキック・クリーチャーにしても良いかなと思います。

1 《勝利のプリンプリン》

相手のクリーチャーの攻撃を止める効果を持っている、『DM:CUC』の中では非常に優秀なサイキック・クリーチャー。相手の攻撃を防ぐということで、タン・ペペン以外のカードを進化元にしたベア子Starの攻撃も止めることが可能なので、当然のことですが、入れない理由は完全にないかなと思います。

1 《時空のガガ・シリウス》

【青緑タマシード】が相手の際に最も厄介な敵になることが多い、《タン・ペペン》を進化元にした《トテントン <ベア子.Star>》対策カードその⑤。
パワーが12500と非常に高いので、このカードでベア子Starの攻撃をブロックして破壊させることが可能です。恐らくサイキック・クリーチャーの中では唯一タン・ペペン+ベア子Starを対策することが可能であるサイキック・クリーチャーだと思っています。

主に打点が揃うまではガガ・シリウスで相手の攻撃を防ぐことがポイントになります。そして、準備が整ったら、そのまま《時空のセブ・ランサー》に変化して、そのままフィニッシュを狙います。

1 《激天下!シャチホコ・カイザー》

自分のターンのはじめに、コスト3以下のクリーチャーを蘇生する効果を持っているため、墓地にあるレク・シディアやファル・ピエロを再利用することが出来ます。このカードを出すタイミングは、レク・シディアorファル・ピエロが墓地に存在している時に出すと良いかもしれません。

このデッキの使い方

対戦相手のデッキによって、戦法はいろいろと変わりますが、基本的な戦法としては、序盤は軽量ハンデスで相手の手札を減らし、3ターン目には、ケンザン・チャージャーで3→5に繋げるようにすることが最大のメインになることが多いです。ですが、ハンデスが弱点であり、何回もハンデスされるとスタミナ切れを起こしてしまうデッキに対しては、3ターン目に唱える呪文はブレイン・タッチを優先して使います。
また、軽量除去呪文(フォー・ドリーム、スパイラル・ゲート、ブータン両成敗)や「唯一の回転兵」のギャラクシールドは、主に相手が速攻デッキの時に使うと良いです。
中盤以降は、超次元呪文を使って、打点の確保を行います。ファル・ピエロとシャチホコ・カイザーのコンボで呪文を回収しながら、サイキック・クリーチャーを並べていくのが大きな目的になります。余裕が出来たら、ラヴ・ガトラーも出しておくと良いかもしれません。
準備ができたら、プロテクト&剣聖を裏返して、クイーン・オブ・プロテクション&ロード・オブ・レジェンドソードに変化させて、そのままクリーチャーにクロスし、展開したクリーチャーと共にフィニッシュを狙います。

次に、様々なデッキを相手にした場合の戦法についても説明します。

【青緑タマシード】の場合

基本的にタン・ペペン+ベア子Starを並べて来るだけでも強敵な感じがしますが、それ以外にも、《キユリ <ワル.Star>》や《ググッピー <鮫.Star>》も出してくるため、レク・シディアを早く出さないと苦戦しやすいことも多いです。

また、タン・ペペンを先に出して来たら、すぐにブータン両成敗でタン・ペペンを除去した方が良いです。それをしないと、このカードを進化元にして前述のスター進化クリーチャーに進化させることがあるため、更に苦戦することが多くなります。
特に今回のデッキ調整でクリティカル・ラブを外してしまったので、こちらが先攻を取らないと、タン・ペペン→ワル.Starに繋がってしまうことも。

逆にレク・シディアを出しておけば、スター進化クリーチャーの動きが鈍くなるので、その隙を狙って、軽量除去カードで除去しておくのが良いかなと思います。
サイキック・クリーチャーは、必ずガガ・シリウスを出しておくこと。また、タン・ペペンを進化元にしていないベア子Starがいるなら、プリンプリンを出して、攻撃させないようにするということも頭に入れておくと便利かもしれません。

【白青緑タマシード】の場合

こちらの場合は光文明も入っている都合でデッキの枠がないことも多く、前述のタン・ペペンを利用することは少ないです。そのため、汎用バウンス呪文であるスパイラル・ゲートが使いやすいので、このデッキの対策カードとして使うことが出来ます。
スター進化クリーチャーによるビートダウンは全く変わっていないので、ウォーター・フォー・ドリームやスパイラル・ゲート、レク・シディア、ブータン両成敗などのようなカードで簡単に対策することが可能です。
なお、こちらの場合は、《翔天 <エメラルーダ.Star>》の効果でシールドを増やされる可能性があるため、打点の確保をする時には、このクリーチャーには注意が必要です。

【ハチ公ガチンコ・ジャッジ】

これも同じく、レク・シディアを出せるかどうかで勝負が変わりやすいと思います。レク・シディアを出しておけば、このカードの攻撃を防ぐことができますが、《最終決戦だ!鬼丸ボーイ》のような対策カードもあるので、その点には気を付けた方が良いです。

また、《ハンター☆エイリアン仲良しビーム》という、強力な防御札が存在しているので、超次元呪文から出すサイキック・クリーチャーの選択には注意が必要です。キルを出したい場合は、ガガ・シリウスを出した後に、このカードを出しておくことで、仲良しビームを使われた場合でも攻撃できるセツダンに変化することが出来るので、仲良しビーム対策として頭に入れておくと非常に便利です。

なお、【ハチ公ガチンコ・ジャッジ】は、大抵の場合は進化クリーチャーを利用しないので、フォー・ドリームが使えないことが多いので、フォー・ドリームが手札にある場合は、真っ先にマナゾーンに置いた方が良いです。
ちなみに、今回のデッキ調整の際に入れた、蓄積された魔力の渦は、同盟クリーチャーが並ぶこのデッキでは、意外にも弱点になっているので、このカードがS・トリガーで出てくることを願ってみるのも悪くないかもしれません。
また、ハンデスも若干苦手であるので、このデッキが相手の場合は、ケンザン・チャージャーよりもブレイン・タッチを優先して唱える方法も考慮した方が良いです。

《循環の補い 利取》を使ったデッキの場合

《循環の補い 利取》の効果は、バウンスされた時には効果を発動しないので、スパイラル・ゲートや一角魚でバウンスさせるのが良い方法だと思います。また、最後に攻撃するクリーチャーにセブ・ランサーを用意することで、ムルムル守神宮によってブロッカーになった利取に邪魔をされずにフィニッシュを狙うことも可能です。
既に利取がバトルゾーンに存在している場合は、「唯一の回転兵」の効果でブロッカーの動きを封じ込めるのも悪くないかもしれません。

【速攻】の場合

序盤はスパイラル・ゲートやクリティカル・ラブで除去しながら、後半以降はプロテクトやボルギーズなどで相手の攻撃を妨害することで、相手の戦力を削ることが出来ます。もちろん、レク・シディアを使うのもオススメです。
「唯一の回転兵」を使えば、ギャラクシールドでシールドを増やすことができるため、そちらも使うのも悪くないかもしれません。

ディスペクターがメインのデッキの場合

とにかく《賢樹 エルフィ-1》などのようなディスタスが非常に厄介なので、これらのカードを出させないようにするために、必ず先攻を取り、軽量ハンデス呪文でエルフィを墓地へ置かせることが重要だと思います。特に前述のムルムル守神宮と並べられてしまうと、強力なブロッカーに変化してしまうので、その点も考えると、真っ先に墓地へ置かないといけないクリーチャーだと思います。

もし出されてしまった場合は、軽量除去呪文(スパイラル・ゲートやブータン両成敗)などで除去させておきます。
このデッキが相手の場合でもフォー・ドリームは役立たない場面が多くなるため、フォー・ドリームはマナゾーンに置かれることが多いです。

【ウェーブストライカー】の場合

手札補充が得意ではないタイプなので、軽量ハンデスを繰り返して行うことでスタミナ切れを簡単に狙うことが出来ます。クリーチャーを並べてきた時は、クリティカル・ラブや一角魚、サンダー・ティーガーなどで除去しておきましょう。なお、フォー・ドリームは当然マナゾーンに置いた方が良いです(……というか、ウェーブストライカーは進化クリーチャーを全く使わないので)。
レク・シディアは、相手のデッキに火文明が見えた時に使うと良いです。こうすることで、《要撃闘士スピニング・スピン》のスピードアタッカーを無効にすることが出来ます。

【有象夢造】の場合

こちらのデッキについては、《有象夢造》によるコスト踏み倒しだけではなく、軽量ハンデスカードも多く存在しているということもあって、非常に苦戦しやすいデッキになるかと思います。また、デッキによっては《異端流し オニカマス》を採用しているデッキもあるため、それを出されると非常に不利な状況になる場合もあります。

また、進化クリーチャーを使わない関係でレク・シディアやフォー・ドリームが使いにくい場合もあるため、使用できるカードの枚数が限られてしまい、そのカード自体が手札事故の原因になることもあります。
そのため、恐らくかなり不利なタイプのデッキだと思います。
軽量ハンデスはもちろんですが、オニカマスを出された時のことを考えてクリティカル・ラブを用意するなどのような方法も重要になるかなと思います。

以前までのデッキ内容

最後に、今回のデッキになる前、つまり、初公開した時の『DM:CUC』構築の【白青黒超次元】のデッキ内容についても説明します。

以前までのメインデッキ

太字になっている部分は、2023年1月13日の時ののデッキレシピでは採用されていないカード及び枚数が減っているカードになっています。

  • 2 《ウォーター・フォー・ドリーム》

  • 2 《スパイラル・ゲート》

  • 2 《レク・シディア》

  • 2 《クリティカル・ラブ》

  • 2 《ゴースト・タッチ》

  • 2 《ゴースト・Re:タッチ》

  • 2 《コアクアンのおつかい》

  • 4 《ケンザン・チャージャー》

  • 1 《光牙忍ハヤブサマル》

  • 1 《黙示護聖ファル・ピエロ》

  • 2 《一角魚 GS》

  • 2 《デモンズ・ライト》

  • 1 《超次元シャイニー・ホール》

  • 4 《超次元ドラヴィタ・ホール》

  • 2 《傀儡将ボルギーズ/ジェニコの知らない世界》

  • 3 《超次元リバイヴ・ホール》

  • 4 《青寂の精霊龍 カーネル》

  • 2 《第六戦街 ラヴ・ガトラー/インビンシブル・アビス》

なお、超次元ゾーンについては、入れ替えたカードが存在していないため、ここでは省略します。

入れ替えたカードの解説

なお、枚数を減らしたカーネルについては、前述で説明しているので、ここでは省略します。

《クリティカル・ラブ》

【青緑タマシード】が相手の際に最も厄介な敵になることが多い、《タン・ペペン》を進化元にした《トテントン <ベア子.Star>》対策カードその③。
こちらも選ばせ除去を持っているので、タン・ペペンを進化元にしたベア子Starを除去することが出来ます。但し、自分のクリーチャーも破壊されるため、使うタイミングは非常に重要です。

似たような動きが可能であるカードに《学校男/ゾンビ・カーニバル》があります。このカードの場合、クリーチャー面があるので打点に使える利点がありますが、その一方で、呪文面はコスト5なので、ドラヴィタ・ホールで回収できないという欠点や、S・トリガーで唱えた場合に、クリティカル・ラブとは違って、防御札として使えない欠点があります。この点については、自分の好みで使い分けた方が良いかなと思います。
現在はツインパクト版のブータン両成敗(コストが1重いが、ツインパクトを持っている関係でクリーチャー面を持っている)に入れ替えで外している状態ですが、今後はウォーター・フォー・ドリームと入れ替えになることが多いかなと思います。
ウォーター・フォー・ドリームは、前述したように、進化クリーチャー以外はバウンス不可能なので、進化クリーチャーを多用しないデッキでは使わないカードになって、手札事故の原因になることがあります。こちらの場合は、どのクリーチャーも除去出来るため、様々なデッキが相手の場合でも対応できます。
しかしながら、それでもウォーター・フォー・ドリームを採用する理由が存在しています。
その理由は、ウォーター・フォー・ドリームとクリティカル・ラブの文明。
前者は水文明、後者は闇文明のカードになっています。そのため、何も考えずにウォーター・フォー・ドリームの代わりにクリティカル・ラブを入れると、水文明のカードが14枚になってしまい、水文明のカードを入れる必要があります。
そうなってしまうと、次に問題になるのが、水文明のカードを増やすために闇文明のカードを外さないといけなくなりますが、それを考慮すると、更に構築難易度が上がってしまう(例えば、リバイヴ・ホールの代わりにガロウズ・ホールを入れた場合だと、「唯一の回転兵」やパーロックなどを手札に加えられなくなる)ため、強引にウォーター・フォー・ドリームを外せず、クリティカル・ラブが入れない状態になってしまっています。
そのため、結局、ウォーター・フォー・ドリームを優先して入れていて、代わりにこのカードの枠が見つからないのが現状になっているのです。
現在はウォーター・フォー・ドリームの代わりにこのカードを入れた【白青黒超次元】を作りたい気持ちが強い感じがありますが、現時点では、やはり使える場面が限られるが、貴重な選ばせ除去持ち且つタン・ペペン+ベア子.Star対策に使えるウォーター・フォー・ドリーム優先になってしまっている状態です……。

《コアクアンのおつかい》

光のカードと闇のカードを手札に加える手札補充カード。呪文であるため、ケンザン・チャージャーの効果で手札に加えられる利点も存在しています。

ちなみに、《天雷の導士アヴァラルド公》を入れていない理由としては、確かに打点確保としては便利ですが、その一方でケンザン・チャージャーの効果で手札に加えられない欠点があり、手札補充を考えるなら、呪文であるコアクアンの方が任せやすいと感じたからです。
ですが、スパイラル・ゲートやウォーター・フォー・ドリームを回収できないデメリットを持っていることもあり、特にパーロックを手札に加えられない点が痛い(墓地に置かれると、リバイヴ・ホール以外で回収することが不可能になってしまう)ため、このカードを外すことにしました。
また、このカードを使うと、手札を増やすことができますが、それ以外の役割を持っていないため、手札の枚数を減らさないでハンデスをすることができるブレイン・タッチの方が良いかなと思い、ブレイン・タッチと入れ替えでこのカードは外しました。

《一角魚 GS》

パーロックと入れ替えで外したこのカードですが、

  • バウンス効果を持っているので、CUCレギュでは強いカードになることが多い《循環の補い 利取》対策に使える。

  • G・ストライクを持っているので、防御札としても使える。

  • 攻撃できるので、アタッカーとして使える。

  • コスト4なので、ケンザン・チャージャーを唱えることが出来ず、次のターンで4マナしか溜まらなかった場合の選択肢として使える。

……という利点を持っています。
ですが、ケンザン・チャージャーで回収できない点と、G・ストライクなので、バウンス効果が使えない点で気になってしまい、パーロックと入れ替えで外しました。

《デモンズ・ライト》

ドローソースとして使える他、相手のクリーチャーのパワーを減らす効果を持っているため、除去カードとしても使える場合があります。主にケンザン・チャージャーを唱えず、次のターンで4マナしか溜まらなかった場合の選択肢として使います。

4マナしか溜まっていない時に使いたいカードとしては、他にも《サイバー・ブレイン》がありますが、個人的には色調整のために、あちらよりも手札補充できる枚数は少ないが、代わりに除去効果を持っているデモンズ・ライトを優先して入れていました。
ただ、こちらは呪文であることから、アタッカーとして使うことができず、超次元コントロールの課題点である、攻撃できるクリーチャーの数を増やしにくいということを考えた結果、こちらもコアクアンと共に、ブレイン・タッチと入れ替えで外すことにしました。

最後に

ここまで読んでくれてありがとうございます。
デュエマの『DM:CUC』(コモン・アンコモン限定戦)対応の【白青黒超次元】について紹介しましたが、皆さんはどうでしたか?
かつて環境トップになったことがある【白青黒超次元】ですが、『DM:CUC』でも活躍しやすいデッキだと個人的には思っているので、今回の記事を見て、『DM:CUC』で【白青黒超次元】を使う人が増えたら、とても嬉しいかなと思っています。
皆さんも、『DM:CUC』で【白青黒超次元】を使ってみてくださいね。

それでは。

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