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変化した先の未来にも「必ず」はない

「変化をすること」に対して最近考えることが多い。
どうして人は変化できるのか?
変化できるにも関わらず、人は変化することに躊躇いを感じるのか?
変化できないときは何が原因なのか?

人は日々年齢を重ねる。幼少期であればできることが増える喜ばしい「変化」が多いが、できないことが増える「変化」もある。
なので日々人は変化している。変化を嫌ったとしても、変化するのはしょうがないものだ。


今回ここで書きたいことは、己の努力への成果物となる「変化」だ。
自らアクションを起こしたり、知らない環境でサバイブしたり、いわゆるコンフォートゾーンから抜け出した先の変化だ。
努力は必ず報われるわけではない。だから人は「諦める」という選択肢に揺らぐ。
ただ、「諦める」の選択肢が色濃く出てくるのは変化した先の「成功」や「失敗」という結果に対してだと思っている。
今回は「変化」だ。結果に対して重きを置かず、過程に注目して話をしたい。


何かを頑張ろう!と思うと、人は密かに闘志を燃やし、アクションを大なり小なり起こし続ける。
結果がついてこないこともある。でも、その過程が消えるわけではない。



私の話をしよう。
シーライクスを受講して3年になる。マーケティングに係る企業コンペに何度か応募したことがあるが、一度も採用されたことがない。
その時、マーケティングに対する自分の解像度の低さに気づくまでには随分かかった。
勉強したという「事実」に満足して、追究することができていなかった。
追究というとなんだか大きなことのように思いそうだが、自分事のようにインプットすることができていないかった。
暗記のように専門用語を覚えるだけで、手を動かしていなかったのだ。

マーケティングにおいて「手を動かす」というと多岐に渡る。世の中にある企業をマーケティング視点で分析したり(SHElikesではマーケティングコースの課題で、マーケティングトレースというものがある)、本業をマーケティングの視点から考えたりと、とにかく活用することが大切であると気付いた。

マーケティングの部署にいないから「できない」
マーケティングは自分の仕事には「関係ない」

もう少し自分の業務の解像度を上げて、柔軟に考えてみれば活用できる要素はあるのではないだろうか?
私はブランディングの視点も組み合わせながら自分の業務でフルに活用することにした。

チーム作り、新しいチャレンジをする際の要件定義、伝えたい人に適切に伝えるための手段の整理…


考えてみればやれることはたくさんあった。「できない」と勝手に固執して、視野を狭めていたのはほかでもない自分だったのだ。
チャレンジの一歩を踏み出したら勝手に魔法はかからない。
自分の足で泥臭く歩んできた人にこそ、気づいたら大きな変化があるのだ。


もし、チャレンジした一歩が「無駄」と思っている人がいれば、まず変化をしようとしたことには自分で拍手を送ってほしい。
本当に大切なことはその「過程」で、どれだけ自分事にできるかどうかだ。もしかしたら、世の中にある「学ぶ」ことができるものに全く不必要なものなんてないのかもしれない。
全部を取り入れることが難しいからこそ、尊敬することができる。
ただ、取り入れることさえも諦めてしまうと、「衰退」していく。


3年前、変化をしてみようと思った自分にナイスと言いたい。
思い描いていた形ではなくても、実に自分らしい今を生きることができているのだから。


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