ユニバーサルマナー検定を受講したら人間はみんな違うじゃんという当たり前に気づいた
最近岸田奈美さんのnoteや本を読み漁っている。
色々大変なことが起きるけど、岸田さんの文章が最高すぎて元気をもらっている。
以前から存じ上げていたものの、今の私にはブッ刺さる。
私が以前から敬愛する佐久間宣行さんと繋がっているのも嬉しかった。
新刊の帯を書かれたり、JINSのWEBメディアでそれぞれ編集長になっていたり、「#木曜日は本曜日」でそれぞれおすすめの本を紹介されていたり。
類は友を呼ぶかのように、好きなものの点と点が線になっていくのは何度体験しても快感だ。
ということで岸田さんのnoteをきっかけに「ユニバーサルマナー検定」というのを受講した。私が10年選手で応援している櫻井翔さんが検定を受けていたことを岸田さんのnoteで知り、調べたところオンラインでの受講もできそうだったので思い立ったら吉日。
まずはユニバーサルマナーとは何なのか?ということを説明したい。
今回受講したのは3級だが、2級では車いすや高齢者の実務講義もある。
前職では医療機関や薬局がお客様で、業務時間にスタッフの方と患者様が接する姿を幾度となく見てきた。
障害者、高齢者、普段の生活で接する機会があれば戸惑ってしまう。
自分の想像する範囲ではどんな配慮ができるかわからなかった。
今後医療事務の職に就こうとしている学生をサポートするにあたって、知っておけば伝えることができるのではないか?という思いだった。
実際受講してみて、もちろん知識があるに越したことはないけれど「視点を持つ意識」というのが一番大切であることを知った。
何気なく上り下りする段差が車いすにとっては障害になる。
高齢者にとってはつまづく恐れがある。
そのためにできることは何だろう?と考える。
スロープにしたり手すりをつけたり設備を整えることも大切だが、お金がかかるしすぐできるものではない。
お金をかけなくても人の心で心遣いができる。でも、どう心遣いしたらいいかわからない。
そんな答えを講義で教えていただいた。大切なのは「選択肢を与えること」である、と。
人間誰しも押し付けはしんどい。「若いから」「女だから」で傷ついたことが身に覚えがある。
それは誰しも同じだということ。車いすユーザーの方も、人によって登れる段差に差があるらしい。2cmの段差が限界の人もいれば10cmの段差を乗り越えることができる人だっている。
聴覚障害の人に話しかけるのは手話じゃなくたっていい。元気な高齢者だっている。目に見えないけど内部障害を持っている人もいる。
だからこそどうサポートしたらいいかなんて人によって違うのだ。
自分もそれなりにめんどくさい人間だからわかるんだ。
2級はより実践的でペーパーテストもあるのでぜひ受講したいが開催予定の場所がみな都会なので今年の目標にしておこうと思う。
他にも認知症対応マナー研修やLGBT対応マナー研修もあるので是非受けたいと思っている。
気づいたらトゲトゲの触ったらしんどいみたいな人にならないように、こんな学びもありじゃないか。
ユニバーサルマナーを知ってたらなんだか人間性も育まれた気がする。
人間みんな違うと思ったらちょいと楽になれそうだ。