地獄すぎたマレーシア入国管理局
パスポートを無くして帰国することができなくなってしまった私が、どうにかこうにか大使館へ行き、24時間営業の店で一泊分凌ぎ、ようやく帰国まであと24時間を切ったあたりの話です。
日本大使館で帰国のための渡航書を受け取る
9時30分に予約してもらっていたので、10分前には大使館前に行きました。29分に受付をするという注意しにくいフライングをした後、我が庭のように大使館に入りました。勝手がわかるだけでこんなにも気分が違うんですね。
要件は受け取りだけなので、すんなり終わりました〜。大使館の方、全員昨日とは違う方で驚きました。シフト気になる〜。
出入国管理局への鉄道の旅
もう帰る流れが見えてきました。もうクアラルンプールとお別れかあ、地味に寂しいな、なんて呑気なことを思いながら鉄道に乗って出入国管理局に向かいました。当時の私を殴りたいですね。これからが今までと比較にならないくらい1番しんどいんですから、、、。
呑気にこんな写真撮ってました。馬鹿野郎め。
今回利用した駅はどれも新しくて大きかったです。
エスカレーターに関してですが、大学の最寄駅の感じと少し似ていて、気分が悪かったです笑
マレーシアにも女性専用車両があるの驚きでした
力技で勝ち取った出国許可
1回戦目
入るとまず人が多くて驚きます。2列に並んでいてどっちに並べばいいかわかりません。
そこらへんにいた警察官に聞いてみました。めちゃくちゃ親切でいい感じ〜と思っていたのですが、問題が生じます。
まずひとつめ。
帰国するフライトの予約書のコピーを提出しないといけないのですが、pdfで届いたairasiaのフライトの予約書が日本語だったんです。空港の名前や日付は英語でしたが、、。
私はそれでも意味は十分伝わると思って提出したのですが、ダメでした、、。
でも、それしかないのだから引き下がれません。
🧑 「正直意味わかってるでしょ!!空港名も英語で、日付は数字で書いてるじゃん。pdfだから、直せって言われても直せないの。英訳書いて渡しましょうか?」
めちゃくちゃ強気にでました。確実に嫌われたと思いますが、仕方ありません。英語の書類ないなら帰って〜と門前払いされそうになっていたので。そんなんで、黙って帰ってたら、一生帰国できませんし。
すると、
職員の方が、事前checkinの書類でもいいよと言ってくれました。
たすかる〜。checkin書類は英語で記載されていました。
というか、度々ある、押せばどうにかなる感じどうなんですか?あんだけ門前払いしといて。
まあ、これで第一関門クリアです。実にここで1時間小競り合いました。
よし次に進もうと思ったとき、お昼休憩に入りました。これが2時間きっちりあります。
12時から14時まで一次休戦です。働き方改革だ
その間の2時間で書類に不備がないか何度も何度も確認しました。営業時間は17時までなので、3時間で決着をつけないと帰国できません。それに私はすでに職員さんに悪い印象をつけてしまっているのでめんどくさいことになる前にパパッと終わらせてしまいたかったです。
いざ2回戦目
お昼休憩を挟んで2回目、書類を提出すると2つ問題が起きました。
まずひとつ。
checkin書類じゃダメです、とのこと。
昼休憩を挟んで担当者さんが変わりました。
はあああ?
今までの1時間の小競り合いなんだったんだ。午前の担当者さん、話つけていてくれよ。
午前、これで大丈夫と言われたと伝えましたが、全く信じてくれません。まあ、これは午前の担当者さんがきてから話しましょうということになりました。(このとき、午前の担当者さんはご祈祷の時間で窓口にいらっしゃいませんでした)
問題2つ目、ホテルに泊まった証明をよこせと言ってきます。
そんなもの大使館の方からもらった必要書類一覧には入ってないぞ。でも、でも、まあ、まあ、おっけいおっけい。そのくらいなら余裕です。ポリスレポートで見せたようなものを渡せばいいんですから。早速見せました。
👮♂️「oh japanese!」
日本語でしたあああ。しかし、ホテルは私の友達が予約してくれたので、そのスクショしか持ってなかったんです。始まりました。怒濤の鬼電です。
諸事情あって以降この友達をレバ刺しちゃんと呼ぶこととします。
ホテルを予約してくれていたレバ刺しちゃんに怒濤のスタンプと電話をかけまくります。しかし、この時間帯ですから、レバ刺しちゃんがバイト中という可能性も十分あります。
私はホテルに電話してその領収書を送ってもらえばいけるということに気がつきました。
esimの関係上LINE以外で電話できないので、近くにいたインドネシアの方に電話を貸してもらいました。宿泊したホテルに電話をかけてみると、長々長々よくわからない英語が返ってきました。要約するとアゴダで予約した人は領収書はアゴダから出るから、無理とのことでした。うむうむ。ようわからんけど、そうなんか、、。
レバ刺しちゃんに鬼電しながら、職員さんに、本当に英語版を準備することは不可能だと言いました。そして、ホテルに電話したけど無理だった。ホテルの方と繋ぐから電話で確認してもらうっていう方法ではダメですか?という旨を気合いで伝えました。
人ってピンチになると英語力上がるんですかね。ゴキブリのIQ的な感じで。今この文章の英訳しろって言われても無理かもです。あは。
リスニング壊滅的なはずなのに担当者さんの喋る言葉が日本語みたいにスラスラ頭に入ってきました。
職員さんは、それは無理だから、の一点張りです。
じゃあ、私はどうすればいいの?
逆質問をかましてやりました。
わからない。でも、出国は認められない。
とのことです。詰んだー。本当に詰み確定です。マレーシアに骨を埋めることになるかもしれない
そのとき、幸運の女神レバ刺しちゃんが電話に出てくれました。
レバ刺しちゃんに英訳版の予約書のスクショを送ってもらい、職員さんに見せました。
すると、予約書はスマホ画面で何回かスクロールしないといけないくらい長かったので、何枚かに分かれていましたが、一枚にしろと言ってきました。
レバ刺しちゃんに至急長いスクショをお願いしましたが、レバ刺しちゃんは方法がわからなかったみたいです。仕方ない。私もわからないですもん。
できない。ごめんなさい。と職員さんにいうと、それができないと話を進めることができないと言ってきました。うむむ。
私はあることに気がついて、
職員さんに、書類のコピーしてきますねと報告してコピー機に向かいました。
長いスクショしてもしなくてもコピーしたら一緒ってことに気がついたのです。
博打でしたが、うまくいきました〜。
ひとつのホテルごとに3枚にも及ぶ予約書を提出してやりました。流石にずる賢かったですね。私。
ここまで準備してくれた、自分ごとのように頑張ってくれたレバ刺しちゃんには本当に感謝しかないです。このとき、バイト入れてなかったレバ刺しちゃん、まじでファインプレー!!
すると、ご祈祷を終えた午前の担当者さんがやってきました。色々説明しすると、OKって言ってしまったからしょうがないみたいな感じで特別に許可されました。
多分ですけど、私に早く帰って欲しかったんだと思います。
この長い長い小競り合いの末、出国許可が降りたのは16時10分。実に5時間にも及ぶ壮絶な戦いでした。(2時間の休憩を挟む)
帰国するための手助けをしてくた全ての方に心から感謝します。
それ以降は難なく帰国することができました。搭乗口付近で現地の通貨が残っていたので、お姉ちゃんに洗顔クリームを買ってあげたら、手荷物検査で取り上げられたことくらいですかね。やらかしたのは。
最後に一言
機内持ち込みできないものを搭乗口付近で売るなよ!!!!!!!!!