#06 大人になるということ
仕事終わり、ケーキ屋さんであの人のことを考えながら、誕生日のケーキを選んでいる。果物がたくさん載ってるカラフルなタルトとシンプルなキャラメルプリンのタルト。
いつもなら、カラフルないかにも誕生日っぽい前者を選ぶのだが、プリンが好きなあの人は多分後者の方が好きだろうってことで、キャラメルプリンタルトを連れて帰ることに。
特定の誰かを思い浮かべながら行くケーキ屋さんって久々だなぁ。
あの人とは、僕の「父親」である。
先日、50歳になった。
自分の歳をちょうど2倍した数字。
ってことは、25歳の時に僕が産まれてるわけで。
そう考えると、すごいね。
25歳で家族を持って、子供を巣立つまで育てられるってすごい。
きっと様々なことを我慢したんだろうなと思うし、本当に感謝しかない。
25歳ってもっと大人だと思ってた。
歳を重ねるほど、勝手に大人になってくんだと。
でも、いざ自分がこの歳になってみると、実際は子供のころよりちょっとの自由とお金と決定権が与えられたくらいで、見た目は老けてくけど、中身はそんなに変わってなかったりする。
今、自分がやりたい仕事につけていて、やりたいように出来ること。
それは、当たり前じゃないんだなって。改めて感じた。
両親含め、様々な人のサポートがあったからこそ、今がある。
そして、年を重ねていくってことは、そんな方たちに恩返しをしていくことでもあるんじゃないかなって。
見た目だけ年を重ねて、中身は子供のままなんてことにならないように、
色んな経験をして、恩返しをして分厚く年を重ねていきたいと思いました。
家族で美味しいご飯を囲って、TV見ながら色々な話をして、笑いあって、
ケーキを食べながら、おめでとうって大切な人の記念日を祝う。
素敵な1日を過ごすことが出来ました。
父よ、誕生日おめでとう。
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