〜初めての審査会。白帯編〜
審査会とは。
極真空手は入門したらまずは白帯を巻き、審査会でテストを受けて昇級して色帯をいただくようになっています。内容は普段の基本稽古や型、移動、基礎体力、組手技術を指導員が審査するものとなっています。
どこの道場もおそらく変わらないと思いますが、私の通ってた支部では3ヶ月に1回…年に4回の審査会がありました。所属道場の責任者の方に「受けたい」と言う旨を伝えて、オッケー丸🙆♀️だったら受審できるのですが、私はかなりのスピードで審査を受けました…。
というのも入門して最短の3ヶ月で審査を受けたのです。今考えるとよく受けさせてもらえたな。。と思うレベルですが、当時の私はそれなりに器用にやってて練習もかなり参加してたのでお許しが出たのだと思います。
まず、白帯(無級)の場合は次はオレンジ帯となります。10級ですね。合格ラインより良くできていれば飛び級もあり得るし、ラインに満たされてなければ保留の可能性もあります。しかも結果は壁に張り出されると言う公開処刑のようなシステム😨
私と同時期に入った大学生の女の子達も受けると言うことで絶対に負けられないし保留にはなりたくないと必死のパッチで鬼の形相で稽古してましたね…。
今ではもう20年以上前の審査当日のこまかなことは覚えてないのですが、2つとんでもないことが起こってそれだけは一生忘れない思い出になってしまいました…😱
①飛び蹴り事件
小さな小型ミットを頭より少し上に構えられて、1人ずつそこに向かって2段飛び蹴りという技でミットを蹴っていく審査です。初心者のうちはタイミングが悪くなるとうまく蹴れない人も多いので私も緊張していました…。練習ではそこそこ良くできてたのに。
凄い勢いでそのミットに顔からぶつけてしまったのです。タイミングが合わず、顔からミットへダイブ。そのまま転げてしまい周りが大爆笑…もう恥ずかしくてこのままこの世から消してくれと言わんばかりにうずくまって小さくなってしまうもずく無級。
そこに外人の道場生が近寄ってきて一言。
「ドンマイ👍👍👍✨」
(はっきりと日本語で)
もう今すぐ消して欲しかった………
②組手事件
飛び蹴り事件の後、非常に凹んでおりましたがどこかで見せ場として挽回しなければいけないと思ったもずく無級。あと残るは組手審査のみだったので、ここでやるしかないと気合を入れ直しました。
白帯の組手審査は1人×1分のみ。
相手は大学生で少し年上の同じ白帯の女性で、普段稽古してる道場生とは違う同年代の女性との試合。むちゃくちゃ滾ってました。自分はどこまでできるのか…。
組手審査開始。
開始10秒ぐらいで私の上段回し蹴りが相手のこめかみにクリーンヒット…。。これで技アリ1。そのあと、すぐに中段前蹴りで1本勝ち。思ってたよりすごいスピードで終わった組手審査……そして何故か静まり返る道場内。
そして何が事件かというと、この審査後、お相手の女性はすぐ空手を辞めたのですがその時、親御さんから「うちの子になんてことを!!」というクレームが入ったそうです…😱なんで空手部入ったんや…😱
そんな、初めての審査は恥ずかしくもあり自信がついたこともあり、非常に実りのある経験だったのです。。
結果は9級で飛び級してました!
ヤッター!
その3ヶ月後、オレンジ→青への審査会ではまたもや組手審査で一波乱あるのでした…。
それはまた今度…😱