〜初試合。決戦の時〜
初めての試合は忘れられないものでした。
入門して1年ぐらいではじめて試合に出ることを決意。
あれだけ「オラ試合には出ねぇ!」って豪語していたのにこのザマです。
まんまと自分のことを試したくなってしまい、本来の自分というものが見えてきた気がしましたね。
この頃は青帯(7級 / 初級)で、ほぼど素人でしたが、県大会の体重・階級無差別の組手試合にチャレンジしました。ほんとよく決意したよな・・。
試合向けの稽古という稽古ってしたかな。覚えてない。笑
この時の試合には、同じ道場の先輩方も出ていたし、母親も何故かエントリーしてました。。トーナメント戦で母親とは別ブロックでした。当たるとしたら、決勝戦という組み合わせ。本気で1回戦とかであたらなくてよかったわ。。。。母娘決戦とか、なんの格闘技漫画よ?
というか母親、よくエントリーしたな。(当時40歳ぐらい?)
私の対戦相手は、上級帯の中国人の方でした。
体格も良くて、試合慣れしてるっぽい・・・。ちょっと嫌な予感。
※この試合では初めて型の試合にも出ていたのですが、8人中5位ぐらいでした。撃沈!おわり!
さて、組手試合。
試合時間は2分間、緊張も何ももう何もわからないままコートに入って、手足バタバタしてたとしか覚えておらず、最後はとんでもない流血していた。
そう、流血・・・。
相手の選手に思いっきり顔面を殴られてんですね。
口から流血。
グローブしてたとはいえ、相当な衝撃で、目の前が真っ白。
しぬよぉ私しぬよぉ〜!
って頭はぐるぐるしていて。
そのまま試合してた。笑
だんだん腹が立ってきて「なにしてくれてるんだ」って。
突っ込んでいってましたね、無我夢中!
しかしながら・・・
流血したまま「負け」を宣告されました。
顔がパンパンに腫れている。
色んなショックで涙も出ない。
あぁ、試合って、こんなんなんだ。
痛いな。
悔しいな・・・。
いろんな感情が渦巻いていて、周りの人が介抱してくれたけどなーんの言葉も入ってこず、放心状態でした。
その後の試合では母親がその中国人選手とあたり、
足の親指をおもっきり踏まれていました・・・。
試合は僅差で負けて、親指も腐り落ちるんちゃうかってぐらいの
黒い茄子🍆みたいになってて親子揃って散々な結果に。
(今でも母の親指は茄子状態になっている)
結局、その中国人選手が優勝してましたね!完敗!
初めての試合は散々な結果でした。
茄子🍆を見るたびにあの試合を思い出すし、
苦い思い出ではありますが、すごく良き思い出です。