やっとVisaとAEPが届いた
フィリピンの現地企業に入社してからSWP (Special Work Permit)で働いていました。これは通称・観光ビザ(9a)でフィリピンに短期間で働くことが許可されるもので、2回まで更新ができます。この間にフィリピンでの就労ビザ(後述)と就労許可(AEP, Alien Employment Permit)を取得するのが、たぶんフィリピンで働く外国人の王道というか、一般的な方法だと思います。フィリピンは就労ビザだけでは就職して働くことはできず、必ず就労許可を取得する必要があります。
去る6月に会社に僕のパスポートとACR-I Cardを預けて、たぶん書類に15回以上サインをしたと思いますが、それから待てど暮らせどパスポートが返ってきません。フィリピンは何気にIDとして2つ提示する機会が多いのですが、僕のIDと言えば運転免許証、紙のPhilhelthカード(役に立たない)、デジタルTIN ID (役に立たない)、社員証(公的なものじゃないので拒否されることもある)くらいで、本当に不便な思いをしました。
それがやっと10月にパスポートとACR-I Cardが返ってきて、AEPカードが付与されました。やったー!
僕のビザは通称PEZAビザと呼ばれるもので、通常の就労ビザよりも遥に簡単な手続きで取得できるので駐在員さんのビザとしても比較的発給される機会の多いビザです。一応、申し込みから10営業日で発給されるのですが、結局AEPの取得に時間がかかるという状況です。PEZAビザの特徴はマルチプルエントリーが許可されている点・・・と言っても日本人にはそんなにメリットじゃないかもしれないです。
もちろんビザの費用は全額会社負担です。これで観光ビザの延長などの出費はもちろん無くなり、生活に余裕が出てきます。なお配偶者などにも発給されるので、配偶者が仮に観光ビザであっても、PEZAビザになれば延長費用は不要となります。
フィリピン移住は別にリタイヤ生活だけではなく、こうやって会社で働いてみるのも全然ありだと思っています。もちろん時間拘束はありますが、そんなもの有給でどうにかなりますし、なんならLeave without payだったら使いたい放題なのでなので、ビザとAEPのメリットを享受しつつ、結構自由が効いた生活ができたりします。観光ビザの延長で生活費が~なんて悩みは皆無です。
フィリピンで日本語を話す仕事をしている場合の裏技と言ってはあれかもしれませんが、日本語話者として雇われている場合の給料明細は、基本給以外にLanguage allowanceが恐らく付いていると思います。そしてこれが非常に大きく、例えば80,000ペソとかついてたりするんじゃないでしょうか。いろいろな就労契約書を見てきましたが、Leave witout payの影響を受けるのは基本的に基本給だけなんですよ。Rice allowanceやclothes allowanceなども影響を受けないはずです。その基本給って恐らくフィリピン人と同じか少し高いかぐらいじゃないですか?ということは、極端な例を言えば1か月くらいleave wiout payで休んでも、微々たる基本給が無くなるだけでLanguage allowanceは支給されるわけです。もちろん厳密に言えば出社日数が影響してくるのですが、一週間くらい休んでも影響がない場合が多いです。つまり結構自由にやっててもそれなりの収入は補償されているということになります。そして日本語を話すフィリピン人は、そんなことを熟知しているので、そりゃやりたい放題やってます。もし日本語を話す職としてフィリピン企業に雇われている人は、もう一度契約書を読んでみると幸せになれるかもしれません。
そんな戯言でした。