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フィリピンでHMOを使って歯医者に行ってみた

日本には健康保険があって、外国には皆保険制度がなくて医療費が莫大にかかるから~というような話を耳にしますが、ちょっと間違っています。そもそもその外国どこだよという突っ込みは置いておいて、フィリピンにも健康保険組合があって、フィリピンの一般企業はほぼ何かしらの健康保険組合に加入しています。会社が加入している保険によって社員と家族などが健康保険が使えます。自営業にも自営業向けの健康保険組合があるのですが、自営業のフィリピン人はその存在を知らない、保険料を払いたくないなどの理由で加入していないだけです。だからいざとなった時に困るわけですね。働いていない外国人でも入れるHMOがあるのですが、移住系のブログとかYoutubeでは全くと言っていいほど触れられていないです。日本の国保を払って、一時金で支払って、帰国したら請求する手間を考えたら、自分でHMOに入った方が安くて便利なんですけどね。他人様には他人様の考えがあるのでとやかくは言うまい。ということで、HMOが良い企業に入社するというのは家族への恩返しにもなるという感覚の人たちも少なくありません。僕の場合は別のノートにも書きましたが、一年で20万ペソまで医療費がカバーされるHMOに加入しています。なおHMOの自己負担は0ペソです。

働いている会社のHMOは歯医者までカバーされているので、一年間20万ペソなら使わないと損損、ということで歯科検診とクリーニングをHMOで実際に使ってきました。

結論から言えば「支払いは0ペソ」でした。

加入しているHMOに使える医療機関リストがあり(辞書かよって位の分厚さ)、マカティ内の近所の歯科を予約しました。予約システムはフィリピンあるあるのFacebookで、何を受けたいのか聞かれて、いつくらい?という感じでラフに予約が完了します。

日本の歯医者の当たり外れは大きいのが実感です。僕は同じ歯医者に通っていたのですが、緊急で違う歯医者に行ったら治療は中途半端だし、なんなら何か嚙み合わせがフラットになって話しづらい、食べづらい、気持ちが悪いの三重苦で、いつもお世話になっている先生に「これは酷い仕事されましたね」と言われるほど、本当に外れの歯医者は絶望的に外れな印象です。

じゃあフィリピンの歯医者ってどうなの?ということで、僕は結果的には満足しています。女医さん(英語を流暢に話すけど、たまにタガログ語であっち向いて、こっち向いてが出て、それが妙にかわいかった印象)で、ヘアキャップとゴーグルを付けられて、イスに座って消毒のために口を漱ぎ、まずはクリーニングから始めるねって感じでクリーニング開始。日本でも歯石除去のキーンと耳に響く奴ですね、あれをやって、そのあとに全ての歯をチェックして、クレンジングをしてくれて終わりです。そのあとに「問題ないねー、すっごくきれいに歯磨きしてるねー、なになに相談?あ~それなら対応できるから、もし何か問題があったらまた来てねー」みたいな話をして、1時間ほどで全て終わりました。しかも仕事も丁寧!!

予約が優先なので待ち時間は0分、すごく親身にこっちの話を聞いてくれて、ここはマジでフィリピンか?!って思えるくらいの経験でした。

何かカラフル

HMOでカバーできない治療が含まれているかもしれないので、念のために2000ペソくら持って行ったのですが、クレジットカードやGcashなども使えました。日本の歯医者は現金主義が多い中で、これはかなり助かると思いました。

カウンターに行って、いくら払ったらいいですか?って言ったら「何も払わなくていいよー、こっちからHMOに請求して終わりだからー」という感じで終了。

あれ?日本の医療保険より便利じゃね?
もちろん病院によるとは思いますが、今回は待ち時間0、治療後の支払いの待機時間0という感じで、なんか逆に驚いてしまいました。

今度は風邪ひいたら使ってみようかな。
フィリピンやるじゃん、って思った経験ができました。


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