診断メーカーで作るべきソロジャーナルについて
前回は、診断メーカーでソロジャーナルRPGを作ると何故いいのかについて書きました。
今回は具体的にどういうものを作るのか、という部分にフォーカスしていきます。
診断メーカーを用いたソロジャーナルを作る、となった時に、出来上がるソロジャーナルは三種類に分類できると思っています。
①診断メーカーの1回の結果を元にジャーナリングを行うもの
②診断メーカーの複数の結果によってジャーナリングを行うもの
③診断メーカーとその他のランダマイザを併用したもの
ひとつずつ解説します。
①診断メーカーの1回の結果を元にジャーナリングを行うもの
これは拙作『橘木西夏という女』のようなタイプのゲームです。
複数回の診断をしなくても、1回診断すれば、その結果を元にジャーナリングできて、ちゃんとそこに物語がある、そういうタイプのゲームです。
綾燈さんの『星空キャンディ、どんな味?』もこれに該当しますね。
②診断メーカーの複数の結果によってジャーナリングを行うもの
拙作『謹啓、波の上より』がこれに該当します。
『謹啓』は世界一周のクルージング旅行記を作るゲームです。診断結果で寄港地や天気などを出力し、それを元に日記を書いてもらうというデザインになっています。
診断メーカーは前回の診断結果を踏まえた診断結果を出力できないので、上手く作らないと前回と今回で出力結果に矛盾が生じてしまいます。
『謹啓』でも、雪の翌日に夏日になったりしてしまうのを回避できていません。
1回の診断だけでは、物語として弱いので、複数回やる必要があります。
診断する→書く→診断する→書く、というループに意味を持たせるのが難しい印象です。
③診断メーカーとその他のランダマイザを併用したもの
具体例はありません。
ソロジャーナル以外でも良ければ、暁亜子さんが鵺鏡のシナリオギミックとして作成されたこちらがイメージに近いです。
複雑で対応表などを参照して遊ぶのが大変/負荷が大きい場合に、その部分だけ診断メーカーでやってしまおう、という形式です。
これはTCGですが、《アカデミーの頭、ウルザ》なんかも似たイメージですね。
普通のソロジャーナルと診断メーカーとの合体ということで、結構可能性があるんじゃないかと思います。
まだ形になっていないアイデアたち
その上で、自分は①を作りたいと思っています。
それはソロジャーナルの垣根を広げることに繋がると思いますし、ライフステージやら転職やらで忙しくてTRPGを遊べなくなってしまった人が完全に引退しないでいられるようなゲームになればいいとも思っています。
ただ、結構アイデア勝負なところがあって、一回の診断である程度完結するようなソロジャーナルって結構難しいので、走り書き的に自分のアイデアをまとめておきます。
読んだ人が自分で作っちゃってもいいですし、自分で作るぞ!という気になったら作ります。
SCPの危ない実験
ランダムな結果を返すタイプのSCPをピックアップするか自作して、診断メーカーから「こういう実験をしなさい」という高クリアランスの財団職員を出力するようにします。
プレイヤーには実験のレポートを作成してもらう、みたいなゲーム。
『星空キャンディ、どんな味?』に近いですが、背景のストーリーをSCPに担ってもらうことで、遊ぶ人の負担を減らす狙いもあります。
作るなら、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスに則る必要がありそうです。
よって《診断の産み手》は禁止になります
架空のTCGのカードの名前とテキスト(効果)をランダムに生成します。
そのうえで、そのカードがTCGの運営によって禁止カードに指定されてしまった経緯、あるいはエラッタが適用になった理由や適用されるエラッタを考えます。
こういった理由でこのカードは禁止になりました、というユーザー向けのお知らせをジャーナリングしてもらうものです。
ニッチ過ぎて需要があるか不安です。
新大陸生物図鑑
新大陸が発見されるや否や数多くの探検家が旅立った。そのうちの何割かはこの世からも。
新大陸で発見された新種の動植物の図鑑を作成するソロジャーナル。
名前や学名や分類を出力し、習性やエピソードなどをジャーナリングしてもらいます。イメージとしては、『メイドインアビス』が近いかもしれません。
それでは、とっぴんぱらりのぷう。