ここ3ヶ月間ほどの話
3ヶ月ほど前に、かなり追い詰められていた。
理由は特にない、というか説明のしようがないので割愛
ああ人は、私が今仮に自死を選んだとして、絶対に誰にも、その理由がわからないだろうなとか、そうだよ、絶対に誰にもわからない。誰にも。家族恋人親友、誰にもわからないだろう。一生考え続けても絶対に誰にも私が今突然死んだ理由はわからない。もしわかるなら、生涯あんたのためだけに生きてやるよ。
は?
いわゆるかつてない絶望の縁だ。
どうせ死にはしないとはいえ、
ちょっとなんとかしなくては。
ふと『写経』が浮かんだ
(写経…)
きっと救われるんだろう、と思った。
ああ、写経があるな。と思った。
やってないのに少し救われた。
よし、写経は最終手段として、とりあえず(考えすぎて逆に死ぬんじゃねえの)というぐらい数ヶ月、死ぬほど考えて、
(……努力していこう)
と思った。
この私が
(努力していこう)
と思ったのだ。
それ以外に道はない、と思った。
大丈夫、とにかく最後の手段として、
写経があるし。
写経がある。
と思えば大丈夫な気がした。
ありがとう、写経。
やってないしやらないけど、やりたくもねーけど、
でも、本当にありがとう、
気付く日がまさか来るとはね
まさか、努力していく以外に道はないのだとはね
おわり