サラリーマン&ウーマンはやりたいことを見つけるより、意識して育てることが大事と思う
私は以前、”自分のやりたいこと”がうまく見つけられず、いろいろ考えていた時期がありました。
記事を書いてから半年が経過し、やりたいことは見つけることも大事ですが、その後意識して育てることが大事と実感しているので、そのことを書いてみようと思います。
自分にとってやりたいことが腹落ちしてきた流れ
まず、先ほど紹介した記事にも書いてあるように、過去の自分を振り返ってみました。
具体的にお話しすると、自分はプロジェクトをリードし、メンバーの1人1人の力を最大限に発揮してもらいながら、仲間とより良い成果を出すために取り組むことが好きということに気づきました。
その上で、自分が仕事において成し遂げたいことは何だろう?と考えてみると、以下にたどり着きました。
「何らかのプロジェクトをメンバーと実践することを通して、人の可能性を拓き、自分、メンバー、社会の笑顔を増やしたい」
今後変わるかもしれませんが、現時点でやってみたいことはこういうことだな、と腹落ちすることができました。
目の前の仕事に戻ってみると、私は産休・育休に入る前から、職員や組織の成長支援や人事制度の刷新に中心的に関わっていました。
そのため、目の前の1つ1つのプロジェクトを仲間を巻き込みながら実践し、より良い仕組みを組織に創っていくことが自分にとってやりたいことであり、自分が今後成し遂げたいことにつながることに気づきました。
実際、育休を終えて仕事に戻る際、上司にやりたいことを聞かれたので、迷わず上記を伝えると、やりたかった仕事にアサインしてもらうことができ、今は1つ1つ試行錯誤しながら取り組んでいます。
さらっとここまで自分のことを書きましたが、自分のやってみたいことや今後成し遂げたいことが腹落ちするまでには、一定の時間がかかりました。
腹落ちするために不可欠だったこと
その際に最も効果的と感じたのは、毎日の振り返りでした。
詳細は上の記事に書いているのですが、毎日自分がやったことと、感じたことを書き、1週間に1回、1ヶ月に1回、3ヶ月に1回と定期的にまとめて振り返ることで、「やはり自分が大事にしたいことはこういうことだ」とか「自分はこういうことが好きなんだ」とか、だんだん具体的になってきました。
イメージとしては、最初は霧の中にうっすら見えていた光が、毎日その光を観察することで、光の形が具体的に見えるようになった感じです。
そして、光が見えるようになってくると、自分は何をやるべきで、何を捨てるべきかの判断がしやすくなりました。
特に、育休明けは時間がないので、何を捨てるかがとても大事で、意識的に時間をやりくりしないと、日々の忙しさに流され、あっという間に時間がなくなってしまうと痛感しました。
何を残して、何が捨てるか自分の中で明確になると、やりたいことに集中できるようになります。
そして、やりたかったことを実際にやってみて、「どう感じたか?」を自分に問うてみて、「楽しいし、あっという間に時間が過ぎる。」という答えが続くようであれば、「自分のやりたいことは、今やっていることなんだ」、と実感できるようになってきました。
このような振り返りを繰り返すことで、少しずつ自分にとって腹落ちできるようになってきた気がします。
すなわち、自分の”やりたいことかも”を意識して、丁寧に育てていくことでやっと、”やりたいこと”が見えてくるのだと思いました。
逆を言うと、”やりたいことかも”が見つかっても、意識して行動し続けていなければ、ずっと”やりたいことかもしれないし、そうでないかもしれない”サイクルを回り続けるのだと思いました(まさに過去の私です。。)。
また、”やりたいこと探し”に時間を使うよりも、自分の”やりたいことかも”を一旦決めて、実際に行動してどう感じるかを知り、”やりたいことかも”を育むことに時間を使った方が良いとも実感しています。
タイトルに”サラリーマン&サラリーウーマン”と書いた理由
ズバリ、やりたいことを意識して育てていくことは、サラリーマン&サラリーウーマンにはとても大事と確信しているので、タイトルに加えました。
ちなみに、サラリーマン&サラリーウーマンでない人は誰かと言うと、自営業者もしくは経営者がいます。
この人たちは、全員ではないかもしれませんが、多くの人たちが自分のやりたいことやできることを突き詰めていった結果、今の仕事にたどり着いていることが多いので、嫌でも日々意識し続ける必要があると思います。
もしくは、2代目以降の経営者の方であれば、自らが好きなことやりたいことではないかもしれませんが、自分がやらねばという使命を持って仕事に向き合い続けているというのも大事なことと思います。
一方で、サラリーマン&ウーマンは組織に雇われているので、組織の都合で色々な仕事をすることも多くあります。
ですので、自分で何らかの指針を持っていないと、組織にいいように使われたり、自分中心でキャリアを考えるのではなく、組織中心でキャリアを考えることになってしまいます。
終身雇用が当たり前だった時代はそれでも良かったかもしれませんが、これからの世代は自分でキャリアを意識していかないと、自分自身が行き詰まるという状況が大いに起こり得ます。
ちなみに、指針というのは、やりたいことでなくても、自分が得意なことでも、好きなことでも、本人にとって納得できるものであれば、何でも良いと思います(と言いつつ、得意の軸も入っていることをオススメします)。
いずれにしても、自分の指針(最初は仮の指針でOK)を持って、それを意識して行動し、育み続けることが、自分自身のキャリアを創る大事な方法と、この半年を振り返って実感しています。
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