洋服って大事だね☆ストーリー
●洋服って大事だね
私がこのデザインを作ろうと思った理由をここでは説明します。
洋服って最近のイメージだとファストファッションがね、すごい流行ってると思うんですけど、
すごく便利で安いし、まあまあかわいいし「このワンシーズン着れればいいか」、みたいな感じで切られている人が多いと思うんですね。
でも、最近私がいろんな方とお話しするようになって知ったことなんですけど、一日に何万トンっていう大量の洋服が、売れ残ったのもしかり、自分が着なくなったものを捨てているものもしかり、そんなものが大量に捨てられてるっていうのも初めて知って、それがゴミとして処理しきれなくなっているっていう現実を知ったんです。
またさらにそのファストファッションを大量生産している海外の方たちがすごい貧困の中で大量の洋服を作らされている現実も知りました。
しかもバングラディッシュでは、洋服を作っている工場が老朽化で建物も改善されずそのままビルが崩れて大勢の方が亡くなったという事件もはじめて知りました。
また洋服が作られている素材も科学繊維が多いことからそれを洗濯するとマイクロチップが下水の中に流れ込んで、それが海に流れて、そしてさらにそのマイクロチップを魚が食べ、その魚を人間たちが食べている。
結局人間の体にも悪い。
大量の洋服をゴミで熱処理してもそれが結局二酸化炭素を排出する。
あともう一つ、よく洋服を寄付すると言って、海外に送ることがあると思うんですけど、その寄付する洋服がボロボロで汚れていて、全然もう着れないような洋服も寄付されていること。
寄付された洋服は海外の人たちが、そこでまた販売をしていたりするんですけど、結局汚れていてボロボロな洋服が届くと売ることも着ることもできないので、最終的にゴミになっているんですね。
自分たちが良かれと思ってやっていることや、ちょっと破れたりしたらすぐ捨ててしまって、すぐ新しいものを買う。この循環っていうのが結局環境にも良くないし人の生活にも影響してるし、何も良い事を生まないんだなって言うのを、すごくここ一年間で学びました。
だから今私が思っていることは、洋服の価値をあげたいっていうことです。
安い洋服を買えば直してまで着ようとも思わないし、思い入れもないし、何なら品質も悪いのもあるし、何も良いことないです。
でも、高くても良い服を買えば生地も良いし仕立てもういいし、直してでも着ようと思うんですよね。
だから私は洋服に対しての価値をあげたいって思うようになりました。
一人一人が高くても良い洋服を買えるようになれば、大量生産することもないし、ゴミも出ないし、海外の人も裕福に暮らせるようになると思うんです。
そうするまでにはすごい時間が掛かるとも思うし、すぐにはできないかもしれないけど、これからの先の未来のためにも今自分が発信することで、一人でも意識が変わっていけばいいなと、心から思います。
もゆみ
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