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ニューカレドニア旅日記①(便り#3)

真夏のニューカレドニアからこんにちは!
こちらの夏は日中の気温は29℃くらいありますが、
いつも風が吹いているのと、湿気があまりないので
そこまで暑さを感じることはありません。
家中の窓を開けて風通りを良くしておくと、クーラーを使う必要もなし!(寝る時だけは必要ですが)
冬も寒くて15℃くらいにしかならないし、
寒いのが苦手な私にとっては、ニューカレドニアの気候はかなり快適です。

さてさて、今回は旅日記を。
行ってきましたーー!L’îls des pins (イル・デ・パン) 。
ニューカレドニアの離島の1つで「天国にもっとも近い島」とも、現地の言葉カナック語でクニエ(Kunie、海の宝石箱)とも呼ばれる島。
ニューカレドニア移住前から家族で行きたかった場所。
夏休みの家族旅行で1週間滞在してきたので、
旅の記録を便りに乗せてお届けします。

Day 1  Nouméa - l’îls des pins

前日に荷物の準備を済ませ、朝5時起き、
6時15分に予約したタクシーを自宅前で待つ。
もちろん!時間通りには到着しません(焦らない!想定内)。少々遅れてきたタクシーに乗って港へ。
フェリー乗り場で荷物を預けようとしたところ、IDカードの提出を求められる。が、パスポートを持ってきていない!スマホに入っているパスポート写真でOKかスタッフに確認。いや〜ちょっとどうだろーみたいな反応・・・断られたらどうしようと思ってたところ、責任者らしき人がきて、c’est bon (大丈夫!)すんなりフェリーに乗ることができました(ほっ😌)

空の青と雲の白、海の青と水飛沫の白

ヌメアから2時間半ほどで到着。フェリーの中は快適で、最初はデッキに出たり本を読んでいたりしたものの、後半は船酔いして気持ち悪さ絶大。子ども達2人も完全船酔い。着いた頃には3人してゾンビみたいでした…。
でも、フェリーから降りたらそこはもうパラダイス。

船着場からの道のり

船を降りてから滞在するバンガローまでは歩いて15分ほど。目の前に白いビーチが広がります。
美しさと静けさ、温もり。船酔いもいつの間にか風に吹かれてどこかへ。
バンガローで少々休憩してから、午後は近くの海でシュノーケリングしたりビーチで遊んだりして、
あっという間に1日目終了。

この色!

Day 2 Piscine naturelle

前日に島内の観光Mapをゲットし、行きたい場所をいくつかピックアップ、天気予報を見ながら大体の予定を決めておきました。
行き当たりばったり、計画しなくてもなんとかなるでしょタイプの私と、しっかりオーガナイズすることで時間を有効に最大限に使いたいタイプの夫。
家族旅行を重ねてきて、ちょうどいいバランスが取れるようになってきたと思います。
ある程度やりたいアクティビティをピックアップし、大体のスケジュールを組んで後はフレキシブルに。
天候は私たちがコントロールできることではないし、無計画から生まれる出会いや体験もある。それを楽しめる余裕、余白を含むスケジュールの組み方が大切かなと思います。

さてさて、2日目はレンタカーで Piscine naturelleへ。
Natural Pool と呼ばれる、この島のユニークで特殊な地形によってできた、天然のプールです。
小さい島ですが、車を走らせると、これまで見てきたどの景色とも違う風景が広がります。
島の名前にもなっている、パインツリー(松の木)が並び、シダの群生地が広がったかと思えば、1つの単純な色では表現できない海の色々が出現。
息を呑むほどの美しさとは、まさにこのこと。
そして他の車とすれ違うこともほとんどありません。
車を停めて、la rivière de sable (砂の川) と呼ばれる川を歩いてプールへ向かいます。

白い道のよう

そして到着。自然が創り出すこの美しさ!
波がなく、水の透明度も抜群。
特殊な地形によりプールが保護されているため、珊瑚の種類も豊富、色とりどりカラフルな魚たちを見ることができました。
すごいのが、このプールの周りにはお店も施設も何もないのです。
大自然の神秘がそのまま、そこにある。
泳いで食べて昼寝して。
今を、その場所で、楽しむ、ということはこのこと。
1日しっかり遊んでバンガローへ。

水温もちょうどいいので、一日中遊べました

夕食はバックパックいっぱいに詰め込んできた食料から。私も夫もアルコールを飲まないし、子ども達は魚介類が苦手なので、レストランでは食事をせず部屋で簡単にすませます。その分アクティビティを充実させるのが我が家流。

Day 3 La baie d’Upi

伝統的な船「ピローグ」全て木で作られています

本日も快晴!早めに朝食を済ませ、7:45には午前中のアクティビティへ出発。
ピローグという伝統的な船でウピ湾を回ります。
小さなエンジンが付いていますが、動き始めに使った後は帆とパドルでゆったりと進んでいきます。
はるか昔、人々はこんな風に海を渡り、新天地を探す冒険に出たのだろうか、と想像したりして。

湾内は穏やかで、水はターコイズブルー。カメやエイを見つけるたびに船長が教えてくれます。

一旦ビーチに船をつけてシュノーケリングタイム。
美しい海ではありますが、潜ってみると白化した珊瑚だらけ。魚もほとんどいません。地球温暖化は確実に進んでいるし、世界中の至るところで、山も森も川も海も影響を受けている。私たち人間の活動が与える自然界への影響を実感。
帰りは優雅に泳ぐサメを2匹見ることができました。
午後はまた近くのビーチでゆったり。
夕方のオレンジ色に染まる空と海を眺めて。

夕方になると海にはクラゲが大量発生

Day 4  Ilot brousse, îlo môrô

Yes 快晴!
本日はフルデイのアクティビティに参加。
ボートで2つの無人島めぐり+ピクニックです。
この島には、宿泊施設や観光施設があまりありません。
アクティビティの参加はホテルを通して予約し、ホテルがローカルの船長やガイドを手配してくれます。
値段は高めですが、逆にとにかく安く多くといったようなツアーやボートタクシーは存在せず、完全に観光地化されたビーチリゾートとの違いがあります。

さて、ボートに乗り込んで出発。
船長とその息子たちが海の案内人。カメやマンタを見つけては私たちに教えてくれます。

海の宝石箱の中を進みます

そして、大きなマンタを見つけるとボートを絶妙な位置に停めてくれ、夫と子ども達はすかさずダイブ。
マンタと泳ぐという貴重な体験をしたのでした!
無人島に着いてからランチタイム。大きなロブスターと魚のグリル、南国フルーツをいただきました。

ヤシの葉でできた器とハイビスカスも素敵

食べた後は島の周りでシュノーケリング。
この無人島には木のテーブルとイス、キャンプ用の釜戸があるくらいで他には何もありません。
どこのビーチに行っても観光客用のコンクリート施設や商業用のお店などがないのです。
この島が天国に最も近い島と呼ばれるのは、自然がそのままの状態であるからなのでしょう。
自然を商業化させないカナックの人々と文化。

プラスチックのゴミもまったく落ちていない

1日がっつり遊んで4日目も終了。


長くなったので今回はここまでで。
また次回、Day5 からの旅記録をお届けしま〜す!

息子が撮ってくれた1枚☺️

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