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ニューカレドニア旅日記② (便り#4)

さて、前回の便りの続き、夏休み家族旅行 in イル・デ・パン Day5 からお届けします!

Day 5

またまた快晴!
本日はレンタカーで島めぐり。
まずはバニラファームへ。
気さくなおばちゃんが迎えてくれました。
小さなファームですが、南国の木々と花、鳥たちの歌声、豊かな時間が流れます。
どこからともなくやってきた犬が私たちのガイド役。散策の後はファームで栽培されたバニラを購入。
本物のバニラの香りは最高!

南国ガーデン🪴

また車を走らせ、次は洞窟へ向かいます。
沖縄のガマのような洞窟。自然の神秘がここにも。
静けさと、それでいて、緑の躍動感。

洞窟の中から見上げると、
まるでジブリに出てくるような世界

島内にはもう1つ洞窟があるというのでそちらへも行ってみることにしました。
通常の行き方ではないような道に入ってしまい、ガタガタ道を通る。果たしてここであってるのか?と思っていると一軒家があったので家の人に聞いてみると、そこに車を停めて歩いていけるとのこと。
小屋に木の箱があるから入場料入れてね、ということなので小屋に行くと、そこには、なんとも素敵な木彫りの彫刻が!
それは今まで見たことのないユニークなデザインで、なんだか惹きつけられる魅力を放っていました。
偶然の出会い。
先ほど案内してくれた人に自分で彫ったのか聞いてみると、自分のいとこの作品でギフトで貰ったけど、興味があるなら売ってあげてもいいと言うではありませんか!今まで売るつもりはなかったが、去年の暴動後の観光客減で収入が減ってしまったので生活の足しにしたいからだそうで。
複雑な気持ちになりつつ、ご縁があったと言うことで購入することに。
旅にはこんな風に思いがけない出会いや経験があって、そんな旅の積み重ねが人生をより豊かにしてくれるのだろうと思います。
ということで、↓アナスタシアを車に積んでバンガローへ戻りました。

我が家の守神(?)となったアナスタシア(名前はby娘)


Day 6 Pic Ngâ

本日、ハイキング日和。
午前中のアクティビティは、イル・デ・パンで1番高い山へ登ります。子ども達は乗り気ゼロ。
2人でブーブー言いながら歩き始めました。
山頂までは262m、高さはありませんが、コースはけっこう急な登りで、しかも高い木が周りにないので直射日光が暑い・・・汗が滴り落ちる。
1時間弱で山頂へ。
子どもたちが大きくなるにつれて一緒にできるアクティビティが増え、旅の楽しさも増してきました。
山歩きは文句タレタレでしたが、山から見る絶景は子どもたちの記憶にずっと残るのではないかと思います。

遮るものがないので、左にも右にも海

下山はラクチン。あっという間に下りてきて、さてお昼だねとバンガローまで歩いていると、「痛っ!」足首をハチにさされる🐝
まあこんなこともありますね。。。

夫と息子は2人でずっとお喋り

さて、お昼を食べて午後はまた近くのビーチへカメと泳ぎに。
途中、地元の人たちが集まってBBQをしながらココナッツやフルーツを売っていたので立ち止まって購入。すると、おじさんがこっちに来て座って食べなさい、おいでおいでと誘ってくれました。
フレッシュココナッツとパッションジュースを飲みながら、この島の話に耳を傾けます。
近くのビーチにカメを見にいくと伝えると、最近は海が綺麗になって魚たちも戻ってきたと教えてくれました。かつては巨大クルーズ船がこの島にも寄港し、2000人くらいの観光客がビーチにやってきて泳いでいたそう。そしてその大半が日焼け止めをつけて泳ぐので、日焼け止めに含まれる有害成分が海に流れて魚が死んだり、地元の人の健康にも影響を及ぼすようになってしまったのだと。
それからクルーズ船の寄港はなくなり(地元がクルーズ船の寄港を拒否したのか、何らかの理由で中止となったのかは分からなかった…) 、今は海が元に戻ってきていると嬉しそうに語ってくれたのです。
シュノーケリングが大好きで、大人サイズのフィンを着けて深くまで潜る息子。沢山の魚や珊瑚を見ている彼にとって、地元の人から聞いたこの話は響いたのだと思う。それから日焼け止めは使わないと、海に負担の少ないクリームだからと言っても断固拒否。
(結局かなりの日焼けで水膨れができてしまい、皮膚にも良くないので、海を汚さないものなら使うということで合意したのであります)
Experience is the best teacher !
何とも学びのある1日でした。

Day 7

姉と弟。ずっと2人で水の中

レンタカーの空きがあると聞いて、この日も Piscine Naturelle で過ごすことにしました。
(旅日記① Day 2と同じ場所)

レンタカーのスタッフからPiscine Naturelleで観光客がカバンを盗まれたと聞いたので(しかもカバンにはパスポートや財布、車の鍵が入っていたと🥶)、貴重品を持たずに出発することに。天国に1番近い島と呼ばれる場所とて、現実には様々な問題を抱えている。
朝9時には出発し、泳いで食べて潜って、一日中遊んでバンガローへ帰りました。
で、先日ハチにさされた右足首が腫れている!
フロントのスタッフに薬がないか尋ねると、すぐに島の診療所に電話してくれ、ナースが様子を見に寄ってくれることに。
1時間ほどでナースが来て診てくれましたが、うーん大分腫れてるし熱をもってるねえ… ちょっとドクター呼んでくるからと。
現れたのは、タンクトップで襟足の長いウルフカット、まるで80年代ロックスターのようなドクター!
「あ、感染しているね、抗生物質飲んで」と言って、ささっと必要な薬を処方してくれました。
保険証を持ってきていなかったのですが、特に気にする様子もなく、お金はいらないと5日分くらいの薬を置いて行ってくれました。ここは天国か!

さすが海育ち!

Day 8 Last day

朝から雨。
この1週間天気に恵まれて、本当にラッキーでした!
本日は10時にチェックアウト、17時にシャトルで船着場へ向かいます。
ゆったり朝食をとって荷物をまとめる。
バックパックいっぱいの食料がなくなった代わりに、アナスタシアを連れて自宅へ帰ります。
(フロントのスタッフが彫刻に傷が付かないようにとダンボールで包装してくれたので、壊れることなく無事に自宅まで運べました)

ヌメア行きフェリー

こんなにも充実した1日1日を過ごすのは久しぶりで、エネルギーをたっぷり充電。
沢山の情報が溢れ、どこでもいつでも情報を得られる現代。
旅を通して出会ったり、経験したりすることは、その真逆のような気がします。
その時、その場所でしか得られないもの。
家族にとって今回の旅の経験は、それぞれの人生の肥やしとなるでしょう。
次は何処へ行こう、風が吹く。
では、また次回!

2025年いったいどんな1年になるでしょう!

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