Review-#007-A ショートレビュー Vol.03 Part 1
夏までに観たものを書いていくいつものやつ
どうも。ほぼほぼアニメの感想を書くために存在しているようなショートレビュー第3弾でございます。
今年の夏アニメで夏アニメ(要は1クールもの)として観た数は春よりかは増えたと思う。前回は新シリーズものが2クール以上だったから書かなかったということもあり、3作品(+過去作)しか紹介できなかったしね。その甲斐あってか、今回は文字通りボリューム倍増でございます。倍以上でございます。見逃しそうになりかけたのもあったけれど、なんとか頑張って10作品完走しました。これだけあれば充分よね。もう秋アニメ始まっているけれど、このぐらい紹介することは今後ないんじゃないかなぁ…。
毎回次期のアニメについてツイッターや動画形式でまとめている方がいて、私も何を観るか検討する際に使っている。ありがとうございます。毎度思うけど1クールで放送されるアニメの数ってホント多いね。
そんなにいっぱいあってもリアルタイムでは観きれませんってば。尤もみんながみんなターゲット層が同一ということではない…とは言っても大変だろうね、1つの会社で1クールに複数のアニメを制作しているところがあるんだもの。あんまり現場の事情を知ってはいないけれど、おそらく現実は『SHIROBAKO』以上に厳しいんでしょうねぇ。
今の半分の数でも追いきれないんだし、制作するアニメの数を絞ってクオリティアップを図って欲しいと思う一方で会社側としてはそれがベストとは言い切れないところもあるので、まぁ…その。やっぱり感謝しないといけませんね、いち視聴者としてスタッフさん達に。
この記事では2018年春夏アニメで全話観た感想をつらつらと書き綴っていきます。どういう趣味をしているのかバレてる気もするけど、まぁ今更なのではりきってまいりましょう。んで、タイトルから既に気付いている方もいると思いますが、今回またしても分割してます。前回以上に。その分紹介しているアニメ数は前回より増えたから。…ご容赦くださいませ。
あ、で、毎度のことだけどネタバレ注意ね。
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・2018年春夏アニメのおしながき
<Part 1> ← いまここ
① ルパン三世 PART5
② はたらく細胞
<Part 2>
③ はねバド!
④ ちおちゃんの通学路
<Part 3>
⑤ あそびあそばせ
⑥ Back Street Girls -ゴクドルズ-
<Part 4>
⑦ 深夜! 天才バカボン
⑧ ISLAND -アイランド-
<Part 5>
⑨ 百錬の覇王と聖約の戦乙女
⑩ 異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術
今回もラインナップがえらく偏り気味ですな。10作品分は中々に作るのが大変です。遅くなった言い訳です。他パートはリンクからどうぞ。
そうそう、『PERSONA5 the Animation』も視聴していたのですが、年末特番が決定しましたのでそれまで紹介は持ち越すことにしました。流石に現在のアニメ業界じゃあ3クールは厳しいか…。ましてや深夜枠だと。『SAO』ぐらいじゃないと。
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ルパン三世 PART5 (2018年4月-9月)
制作:トムス・エンタテイメント
アニメーション制作:テレコム・アニメーションフィルム
監督:矢野雄一郎
助監督:酒向大輔
シリーズ構成:大河内一楼
<TVアニメプロモーション映像>
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50年目のアニメ版『ルパン三世』
2018年春アニメ。過去シリーズはまばらではありますが部分部分観てます。でも最近のテレスぺは全然観てないかも、少なくともここ10年は。ひょっとしたら『お宝返却大作戦!!』以降観た記憶ないかも。
ルパン三世のアニメ版の歴史は古く、1969年頃にパイロットフィルム版が制作されたのが最初。1971年には第1シリーズがテレビで放映され、その後もテレビシリーズやテレビスペシャル・劇場版が多数制作された、というのは多くの方がご存知かと思われる。
そんなわけで2018年は記念すべき50年目。ちなみに原作が「WEEKLY漫画アクション」で連載を開始したのは1967年だから、ルパン三世生誕51周年…うん、ちょっとキリが悪いね。やっぱしアニメ版50年目の作品ということにしておこう。
前作『Part IV』から2年ぶりとなる本作にて大きくプッシュされているのは「デジタル」。これまでのルパンもお宝を盗み出すためにあらゆる道具を使ってきたが、今回の『ルパン三世』はデジタルガジェットを積極的に利用してお宝への道を進んでいく。
現代社会に溢れている「デジタル」は彼らの目的や行動をそれまでとは異なる方向へと誘う。例えば、序盤では「ルパン・ゲーム」なるものが世界規模で行われている。町ゆく人々がルパン三世を激写してSNSで拡散させるという単純(?)なゲームだが、彼らを追う立場の人間としては足取りを掴むのに打ってつけである。今やあらゆる情報はデジタル化され、現地にいなくてもそれらを容易く手に入れられてしまう。個人情報も機密情報も手軽なスマートフォンなどの端末でネットの海に潜ればまるで筒抜け、何をするにもやりづらい世の中になりつつあるというのは現実にも似た状況に思える。
当然、このままではルパン一味の休まる暇もない。果たしてどのようにこの困難に立ち向かっていくのか? 未だ観ていない人はぜひその目で確かめて欲しい。
本作は4つの中編エピソードと7つの1話完結エピソードで構成されている。中編エピソードは現在のルパンたちの活躍、1話完結では過去のルパンたちの物語が描かれている。本作のジャケットカラーは『Part IV』に引き続いて青であり、一方で過去のエピソードでは緑・赤・ピンクとかつてのテレビシリーズのジャケットカラーが採用されている。50年目の集大成を意識している、といったところか。
中編エピソードはテレビスペシャルを30分構成で何話かに分割したような感じ、というと分かりやすいか。各エピソードの前半にてルパンが盗んだお宝を巡り、それに関わる人物・組織との対決が繰り広げられるというのがおおまかなストーリーである。まぁ何だかんだ言って話の流れはいつものルパンなので、リラックスして観ることができるんじゃないかと。あ、でも本作は不二子がOPでちゃんと乳首見せるし五ェ門も相手をバッサリ両断するのでその辺の耐性が無い人は一応注意ね。
うん、どのエピソードも面白い。下手したらテレビスペシャル版よりも面白いと思えるかもしれない。『イタリアン・ゲーム』みたく金曜ロードショーでテレビスペシャル版として流す時に再編しやすそうだし、本作も深夜枠での放送ということでその点はちょっと勿体無いと思ってるから、いつかやってほしいなぁ。基本的には人気の高い第2シリーズ(いわゆる赤ジャケ)を下地にしつつ、舞台である現代の要素を広く取り込んでいるという印象。それでいてハードボイルドな部分もコミカルな部分も健在であり、ルパンを演じる栗田貫一さんも20年以上やってきてかなり板についてきたのかカッコいいキャラクターに仕上がっている。
ルパンファミリーを無理に全員出そうとしない所もいいね。不二子とか銭形とか、酷いときはほぼ「ルパーン」しか言ってない時もあったからなぁ…その分、登場するときは美味しい部分をしっかりとかっさらっていくので登場シーンに期待を持たせる点でも功を奏していると思う。
あ、何かと狂言回しにされがちなとっつぁんは有能ですよ。「昭和一桁」とルパンから言われた彼も、本作ではデジタルなタブレット端末を使いこなして足取りを追っています。その一方で現状の問題に対して古臭い手段を取ろうとし、あっさりアミ達がその助けを借りることなく解決してしまうこともあったり。基本的な性格は『Part IV』と概ね変わってない印象を受ける。「EPISODE I」後の出番が少ないというのが残念ではあるんだけれど。
テレビスペシャルでは毎回恒例のゲストヒロインは本作も存在しているけれど、エピソードによっては登場していない場合もあるのよね。ルパンファミリー同様全てのエピソードで無理に出さずに頼らずに、必要なキャラクターのみで描きたい部分をしっかりと描こうとしている。
本作ではアミ・エナン(cv.水瀬いのり)がゲストヒロイン枠キャラクター。ずば抜けて高いプログラミング技術を持つ彼女はまさしく本作のコンセプトであるデジタルを象徴する存在である。この手のキャラらしく彼女は人づきあいが苦手で何事も効率を優先するというちょっと困ったちゃんではあるのだが、「EPISODE I」にてルパンと外の世界を駆け巡る内に仮想ではない現実で生きていくことの意義に気付いていく。閉鎖的な空間から抜け出した彼女はだんだんと彼女なりにイキイキとした表情を見せはじめ、思わぬ一面が明らかになるシーンもあって1つ1つが可愛らしい。あとどうも人間関係の綾がちゃんと理解できていないらしく、いつも傍にいる次元・五ェ門・銭形とルパンの関係を「恋人」として結び付けようとしている。うん、まぁ、大体私たちの所為ですね。事あるごとに「ルパンの嫁」とか言っちゃうから…。
彼女は主に凄腕ハッカーとしてルパンたちをサポートするが、その実力は内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)分析官のお墨付き。(設定考証を担当する白土晴一さんの存在もあって)中途半端な描写に留まらないストーリーを毎回楽しませてもらっているとのことである。気をつけてはいるのだけれど、私もネットからダウンロードしたファイルをスキャンしてから開くなり解凍するなり、そうしたステップを結構忘れそうになることがあるんだよねぇ。余計なお世話でしょうけど、皆さんも気をつけましょうね。
そうそう、アミから見たルパンたちの関係もそうなのだけれど、50年という時間を意識してなのか本作ではルパンファミリーの人間関係が焦点に当てられているシーンが多い。シリーズ毎に、もっと言えば各エピソード毎に設定がコロコロ変わっているというのもあるしなぁ。彼らがそれぞれお互いをどのように認識し合っているのかというのは確かに気になる部分である。この『Part 5』での解釈は如何ほどか、そこも注目すべきポイントだと思う。
ヒロインではないが、本作ではかつてのルパンの相棒としてオリジナルキャラクターのアルベール・ダントレジー(cv.津田健次郎)がレギュラー登場。しゃ…社長!! ルパンにとっては「一番会いたくない」程因縁のある相手。こちらは「EPISODE II」で否が応でも大きく関わることになり、その過去が明かされるのだが…。ええ、ヒロインじゃないけどほぼヒロインだわこの人。んでまぁ更には同性愛者なんだよね。本作はそっちの要素が歴代でも多めではあるが、自然な描かれ方をしているので全く嫌悪感の類はしない。アミが2人のやりとりを見たらまたそういう方向に想像しちゃうんだろうか…。お互い願い下げでしょうね。
えーと、八咫烏五郎(cv.島崎信長)くん? あいつは…。本作では銭形の出番がそこまで多くないというのもあるけど、もっと彼自身の活躍の場を設けてあげても良かったんじゃないんすかね。とはいえ、彼もまた銭形のとっつぁんのルパン観の聴き手のポジションとして(一応)確立している。
1話完結エピソードは言ってみれば中編エピソードの箸休めみたいなものではあるが、こちらはこちらで面白い。特に「EPISODE I」が終わった後の第6話なんかめっちゃインパクトあったんじゃないかな。前回までの雰囲気が跡形なくぶっ壊れ全体通して丸々ギャグ回だったため、どういうことなのと賛否両論で埋め尽くされたそうだが私としてはここまで吹っ切れてると逆に清々しく、1周回って本作の中でも特にお気に入りのエピソードになっちゃたよ。簡単に紹介すると、この回を観ると「脳力が下がる」ものと思われます。ていうか何やってんですか助監督。ルパンがやりたくてこの業界に入ったとはいえ、それでいいんすか。余談だけれど、第6回はピンクジャケットで『PartⅢ』と同じ。もう30年以上も前か…私は断片的にしか観てないけど一番のお気に入りエピソードは「ボクたちのパパは泥棒」。わかるかなぁ。
1話完結エピソードは毎回異なる脚本家が担当しており、中には『ファイナルファンタジーVII』で知られる野島一成氏の名前も。凄いメンツだ。
集大成ということもあり、過去作のオマージュが豊富に盛り込まれているのも本作の特徴。もはや様式美の『カリオストロの城』ネタは勿論のこと、他のテレビシリーズを彷彿とさせるシーンやマニアックな所では原作で登場したキャラクターなども登場している。それ自体がストーリーの理解に大きく関与するわけではないので元ネタが分からない人でも楽しめるが、知っている人であればニヤリとさせられること請け合いだろう。今回はいつものリスペクトの範疇を超えているシーンもあったりするのだが…それは、本編を観てのお楽しみということで。
とても面白い…が、お宝を盗むシーンが結構アッサリめ。アクションや人間関係も結構だけれど、本業が二の次になっちゃっているからそういうのをガッツリ期待していると肩透かしを喰らうと思う。1話かけてお目当てのお宝をあれやこれやして盗み出すっていうエピソードも色々観てみたかったかなぁ。その点で言えば20話が変化球を投げつつ一番フォーカスを当てていたか。贅沢な悩みではあると思うけど、それでも『ルパン三世』として楽しめるのは本作の完成度の高さを示しているということでもあるのよね。
それと中編エピソードで毎回毎回(「EPISODE I」を除いて)ルパンが致命傷を喰らってピンチになる。怪我して一時撤退っていうパターン多くない?「死んだ→と思ったら生きてた」っていう割と使われていた昔のルパンが懐かしい。尤も普通なら死んでてもおかしくないピンチの最中の展開が本作の人物相関を表しているから、野暮ったさは大して感じない。
アニメーション制作は信頼と実績のテレコム・アニメーションフィルム。第1話から最終回の第24話まで非常にクオリティが高い作画を発揮している。本作のOPは『PART IV』とは打って変わってポップでキュートな雰囲気ながらオシャレな映像。何気に単眼立体視に対応している。あとフィアットが宇宙に飛ぶ。 本編だと早々にお役御免にされるけど。
音楽は勿論大野雄二氏であり、本作のテーマ曲は「LUPIN TROIS 2018」。「THEME FROM LUPIN III '80」をベースにしつつフランスっぽくアコーディオンなどの楽器を取り入れたアレンジ。
声優さんに関して書くのは今更、な気がするがここでは1人だけ。50年間ずっと(実写映画とOVA『風魔一族の陰謀』を除いて)次元大介を演じてきた小林清志さん、本作は心なしか『Part IV』よりもイキイキとしている気がする。いやホントに50年間って凄いな。今や傘寿どころか米寿も近い御歳だものなぁ…。ここまで来たら本人が宣言した通り、最後まで演じ続けてほしい。お願いします。
これまでの50年間にて積み重ねたものを提示しつつ新しいアプローチをかけた本作。スッキリと締めくくった最終回を観終えて、果たしてアニメの『ルパン三世』はこれからどうなるのだろうかとも思ってしまった。これをもって東京ムービー時代から続くトムス・エンタテイメントの大きな看板を自ら外してしまうとは考えにくい。今後も何らかの形で制作してくれることだろう。
そういうことで評価はAMAZING。始まって以来初の最高評価。寧ろGREAT以下で妥協する理由が私には見つからなかった、なんて気持ちのいいアニメだろう。今までのテレビシリーズとは作りが違うので、恐らくこれを観る前にできるだけ多くの作品に目を通した方がよいかと思われます。
最初から最後まで『ルパン三世』への愛が感じられる作品ということで観ていて非常に充実した全24話だった。いやもう、ヤツはとんでもないものを盗んでいきました。このショートレビューの構成プランです。…最初に一番いいものを持ってきちゃって、この後どうしよう。
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はたらく細胞 (2018年7月-9月)
アニメーション制作:David Production
監督:鈴木健一
シリーズ構成:柿原優子
<TVアニメプロモーション映像>
<☟原作コミックもどうぞ>
はたらく細胞 (月刊少年シリウス連載・2015年3月~)
作:清水茜
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私たちの身体の中には37兆個の細胞がいるそうですよ
2018年夏アニメ。原作はほとんど読んでいない…というか、今回紹介する原作有りアニメは単行本を全く購入していない状態で観たので概ね「アニメから入った勢」としての感想になっています。そこんところ、宜しくお願いします。
『はたらく細胞』…それは人体を構成する約37兆個もの細胞が、いつもどのようにして働いているのかをドラマティックに描写する細胞擬人化ファンタジー。こう書くとNHK教育とかでやってるアニメっぽいなぁと思って視聴してみたら、まー返り血とかの表現もあって確かにドラマティックだけれどドラスティックなシーンも普通にあるのな、成程これはNHK向けじゃねーわと自分の中で勝手に納得していました。
原作コミックの表紙の2人(?)は赤血球と白血球。どちらがどちらかは…言うまでもないですね。アニメでも主にこの2人を中心にさまざまな困難に立ち向かっていきます。
しかし人体の中ってすごいんだなぁ…。私は高校の生物を基礎しか取ってないので詳しい知識は皆無なのですが、普通にためになる。今度医学系の友人にコレを見せてみようかな。どんな意見が聞けるんだろう。
第1話では肺炎球菌が体内に侵入し、赤血球が襲われそうになったところで白血球が颯爽と登場し殲滅開始、これが2人の出逢いのきっかけとなるわけですが、白血球そのものも侮れないね。初めに切り込みに行く役とはいえキャパシティで言えばマクロファージやキラーT細胞より劣るっていうイメージがあったので。
このアニメの赤血球(AE3803)は方向音痴。新人だからというわけではなく元からそういうお方のようです。しかし毛細血管の総延長は約10万kmといわれているので、私が赤血球なら迷う自信は大いにありますね。そして一生元の場所に戻れなくなる自信も。
あとこの子、よく絶叫します。流石はなざーさんやで。
毎回毎回色んな怪我や病気を取り上げて、人体で休むことなく活動している細胞がどのように対処しているのか、「だいたいあってる」という感じで描いていきます。時々文字で解説が挟まれており、こちらもためになる。本作のナレーション、能登麻美子さんがゆっくり丁寧に読み上げてくれるものから、一瞬だけ出てきてリアルタイムじゃ途中までしか読めないというものまで。うーん極端。気になる人は録画あるいは配信サービスで見返すのです。
登場キャラクターはどれもキャラが立っており、やはり一番人気は血小板ちゃんでしょうか。私は記憶細胞が好き。杉田智か…もとい好塩基球も好きだけど。
でも1クールだと1話完結中心のストーリーということもあって出番が少なめなキャラクターがいるのが惜しい。メインはあくまでも赤血球と白血球だからね、仕方ないね。早まりすぎだが、人体のアレコレは色々気になるし2期やってもらいたいな。その時は是非サイドの細胞たちにスポットライトを浴びせられるようなエピソードをガンガンやってほしい。
本作のアニメーション制作は『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズで知られるDavid Production(デイヴィッドプロダクション)。全体的にずば抜けて綺麗というわけじゃないけれど、特別酷いわけでもない。良くも悪くも普通の作画で安定している。作画崩れとか、そういう話の腰を折るようなシーンは見られない。
比較的短い紹介になりましたが、評価はGREAT。ここまでためになる連続TVアニメというのも久しぶり、な気がする。血みどろなシーンのおかげで深夜枠なのかな、と考えるとちょっと勿体ない気もするけど出血表現を無くしてしまっては元も子もないですからな。このアニメ、別に出血表現だけが全てじゃないけどさ。
コミカルなスプラッターが苦手じゃなければ、気になるエピソードからでもいいので視聴してみてください。人気に違わぬ面白さなので、おすすめできる作品ですよ。
これを観たら「もっと自分の身体を大事にしなくちゃな」とか、「献血しに行こうかな」とか、健康に一層気遣う気持ちが生まれることでしょう。うーむ、それにしても自身のヒョロヒョロっぷりよ…。気を付けよう。
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出だしに良いモノを紹介できてよかった。さて、ここから一癖二癖ある作品が続きますよ。皆さんの好みにマッチするものはいくつあるかなぁ…。
Part 2に続きます。
原作:モンキー・パンチ ©TMS・NTV
©清水茜/講談社・アニプレックス・davidproduction
©2018 濱田浩輔・講談社/「はねバド!」製作委員会
©2018 川崎直孝/KADOKAWA/ちおちゃんの製作委員会
©涼川りん・白泉社/「あそびあそばせ」製作委員会
©ジャスミン・ギュ・講談社/犬金企画
©赤塚不二夫/深夜! 天才バカボン製作委員会
©2015 Frontwing/PROTOTYPE/アニメISLAND製作委員会
©鷹山誠一・ホビージャパン/ユグドラシル・パートナーズ
©むらさきゆきや・講談社/異世界魔王製作委員会