#094 凝乳に凝る

 お久しぶりです。10月も後半ですね。「頑張る」言うた割にはコレ含めてまだ2記事しか更新できていないのが気になりますが、ネタは十分にあるので、後は書くだけです。頑張ります。

 いきなり本題から大きく外れる話になりますが。
 こないだの台風、皆様は大丈夫でしたか。被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。
 私は間一髪というか、本格的に道が通れなくなる前に命からがら拠点から抜けてきました。暴風域を避けるようにして逃げていたとはいえ、まぁ風が強いのなんの。ずっとヒヤヒヤしていた。
 逃げた先も結局最大級の威力の前ではノーダメージとはいかず、(雷が原因なのかどうか分かりませんが)一時ネットが不通状態に。突然何の予兆もなしに使えなくなっちゃうもんなんですね。停電にならなかっただけまだマシなのかも分かりませんが。

 私自身は無事でしたが、身内のところはそうもいかず。台風がおさまった後、伺いに行ったら…いや、伺う前から道中で被害の大きさを窺える状況でした。身内への人的被害こそ無いものの、今回のは目に見える形で大きい傷跡を残していったわけです。やはり目の当たりにするとショックだなぁ…。
 まぁ、情報共有を兼ねて今後も伺いに行く時間を設けようかな。とかなんとか考えているうちに次の台風が迫っているんですね。おまけに台風のたまごも。勘弁してぇ


 で、また話が変わります。本題です。

 最近の私ですが、ヨーグルト生活をしています。ものすごく話が変わりましたね。"凝乳"と書いてヨーグルト、そういうことです。「なんだよあんた、前はグラノーラ生活なるものをしていたんじゃなかったっけ?」と覚えていてくれた方もいるかもしれません。えーと、どの記事で書いたか…自分も忘れたので、気になる方は探してください。他力本願乙。

 ヨーグルトといっても、買うのは牛乳だけ。要は自分でヨーグルトを作って食べる、そういう生活を送っているのです。グラノーラから切り替えた理由としては、手軽さでいえばこちらの方が上かな…と。グラノーラは色んな栄養を1食で摂れるのが強みなんですが、その分高いんですよね。そこに牛乳もプラスするからなおのこと。
 その点、ヨーグルトは牛乳だけ買えばいい上に、1回作れば1週間ほど持ちますからね。味がシンプルな分飽きが来ないし、ジャムなどで変化を付けることもできるし。至りつくせり。

 なんで、身内から頂いたヨーグルトのタネを使って、私もレッツ・ヨーグルト作り! という具合に動き始めたのが先月。まぁ、タネさえあれば誰でも作れます。私でさえ作れるので、継続する気力だけあれば大丈夫です。


 ヨーグルトを作るには言うまでもなく、まず牛乳を買ってくることが重要です。うん。「牛乳」を、買ってくることが重要です。
 なんで強調したかって、そりゃあこないだ、牛乳を買ってきたかと思ったら乳飲料を買ってきちゃった大たわけがいるからです。私です。どーりで牛乳にしちゃあ、妙に安いと思ったんだ。低脂肪乳ならまだしも(それでもおススメはできないけど)、乳飲料じゃあキチンと固まりません。くれぐれも気をつけましょうね。
 しかしどうも乳飲料は私の口に合わない。コーヒーと混ぜてもダメ。何で縁のないものを、あの日はわざわざ買っちゃったんでしょうかねぇ。

 キッチリ「牛乳」を買ってきたら、牛乳にヨーグルトのタネを投入。冷蔵庫に冷やしてある牛乳を使うのであれば、予め常温にしておきましょう。作る際の容器は特別用意せずとも、牛乳パックのまま(あけ口から上部を広げる)でいいと思います。普通に作れますので。尤も、一気にたくさん作りたい人や、衛生面が気になる人は先に購入しておくこと。
 入れるタネの量は多すぎても少なすぎてもうまく固まりません。目安としては、牛乳1,000mlに対してタネ100ml(大さじ6ちょい)。牛乳の1/10入れる、と覚えておけばOK。

 タネを投入したら、全体に行き渡るようにしっかりと混ぜます。フタをしてシャバシャバ混ぜるというやり方もあるようですが、私は菜箸で混ぜてます。うん、牛乳パックの底まで届く長いやつがこのぐらいしかなくて。木べらでもいいみたいですけれどね。とにかくちゃんと混ぜることが重要なので、そこは溢さなくて済む方法で。

 混ざったらキッチンペーパーを被せ、輪ゴムをして固定、でもって1日ほどそのまま放置。冷蔵庫に入れるのは固まってから。季節(というか室温?)によって固まる速度が変わります(冬場はちょっと固まるのが遅い)が、速くて半日、遅くても1日半置いておけば大体はヨーグルトになってます。
 このやり方って正直どうなんでしょうね。食べてお腹を壊したことはないんだけれど、衛生面に注意するのであればもうちょっとやり方ってもんがあるんだろうか。一応、匙とか菜箸とか、使う用具は事前に熱湯消毒してはいますが…まぁ、真似をする際は雑菌が入り込まないよう気を付けてくださいね。ダメそうだったら無理して食べずに捨てましょう。


 …で、これがこの記事を書いている間にできた新しいヨーグルト。

画像1

 こんな真っ白いものの写真見せられて、どうリアクションすりゃあいいんだ…って思いましたね。私もそう思います。とりあえず、しっかり固まっているようですね。よかったよかった。
 それでは彩りも兼ねて、ここにジャムを投入。いつもはブルーベリージャムですが、今回はりんごジャムをば。ほい。

画像2

 ……。

 ま、いいや。話を続けます。

 このりんごジャム、昨年『秋に食す』でも紹介したりんご園で採ってきたりんごを使用しています。昨年は台風の影響をモロに喰らったために傷がついてしまったものが多かったのですが、今年は特にこれといって被害は出なかった模様。良いことです。品種はもちろん紅玉。やっぱり酸味があった方が、りんごを食べてるっていう感じがするんですよね。個人的には。

 完食。ジャムもいいけど、普通のりんごもあるし…細かく刻んで入れる、というのもおいしい食べ方かもしれませんね。グリコの「朝食りんごヨーグルト」みたいに。

 ヨーグルトを継続して作る際は、食べる用とヨーグルトのタネを保存する用で保存容器を分けるといいと思います。タネになる部分は牛乳パックで言えば真ん中あたり。自分が食べるためだけに必要な100ml分移すでもいいし、多めに移して幾分かを他の人に分けるのもアリ。是非ヨーグルト仲間を増やしましょう。

 まだ始めたばかりですが、ヨーグルトを作っていると「どの牛乳が一番おいしいヨーグルトを作れるんだろう?」と研究したくなります。実際どうなんでしょうね。今は普通の牛乳で作っていますけど、低温殺菌された牛乳で作る方がよりおいしい気もする(でも普段通っているスーパーには置いていない…)。脂肪分は? 産地は? 銘柄は??


 そんな凝りたい気持ちとは裏腹に、なかなか私の周りではヨーグルトの輪(?)が形成されないんですね。うぅむ、作っている人が増えれば、あれやこれやと情報をシェアできる(ていうか、してほしい)のにな~…。タネだって分けられるのに。もどかしい。