#051 秋に食す

 1ヶ月振りの投稿ですね。そろそろ更新しなくちゃな、と思いつつなかなか進まず。ズルズルと引きずっていては本当に更新が途絶えることになりそうだったので、思い切って投稿しました。すみません、お久しぶりです。

 もう10月。こないだの連休辺りは季節を勘違いさせるほどの暑さだった日もありましたが、ここ最近は過ごしやすくなりましたね。あ、でも朝は冷え込んでて、毛布にはまだ早いけどタオルケットをグルグル巻きつけて身を縮めるぐらいには寒いかも。

 季節の変わり目ということもあり、うまく気が乗らない日もありまして…そういう時こそお出かけするのが一番だなと思います。そんなわけでお出かけシリーズ、ただし今回の目的は観光というよりはおいしいものを食べに行くというもの。この1ヶ月間で行ってきた2つのエリアを、ちょいと写真も交えてご紹介します。


 ということでまず先に訪れたのが「峠の茶屋」。
 峠の茶屋なんてお店いっぱいあるやろ、どこだよそれはというと、

 この辺。山形県の小国町ですね、国道113号線を走っていれば大体わかります。

 最初Googleで調べたときに新山とか峠駅付近とかの「峠の茶屋」が先にヒットして、なかなか小国の方が出てこなかったという…検索の仕方が悪かったのね。

 ここは何で有名かというと唐揚げです。ネットで検索する際は「唐揚げ」というキーワードを付けてエンターキーをッターン! すること。
 ただの唐揚げじゃなくて、どうもボリュームが凄いらしい。身内から誘われ、前々から聞かされてはいたけれど実際はどうなんじゃろうなということでGO。

 が、早く着きすぎた。
 小国までどのぐらい時間がかかるのか、ということが全く分からない…でもお昼までには間に合いたいなぁと余裕を持って出発したら、到着時刻が10:00ちょっと前ぐらいで。峠の茶屋は10:00から開いているそうですが、揚げるための油がちゃんと温まっていないだろうし、そもそも10:00で昼食はいくらなんでも早すぎる、ということで戻って「道の駅 いいで」でアレコレ物色。
 ここで晩菊とキノコ類をGET。晩菊というのは山形の山菜と野菜(キュウリやワラビなど)を刻んで漬けたものです。お土産にどうぞ。

 んで1時間後、も一度峠の茶屋に到着。広々とした駐車場なのでトラックでもいけます。ただし駐車場の規模ほどお店は広くないので、できるだけ早めに行った方がいいかもしれません。お店の中は10人入るかどうかなので。

 さて、注文しましょう。ご飯類、麺類、餅など色々メニューが豊富ですが、ターゲットはウワサの唐揚げ。身内と一緒に「若鳥の唐揚げセット」と「塩唐揚げセット」をオーダー。価格はどちらも800円。
 ふーん、800円か。セットだから色々付くだろうしボリュームがあるっていうのも、多分他の食堂や弁当の唐揚げ定食よりも個数が多いとかそんな感じの…


 …。

 ……。

 え?

 思ってた以上にデカくね?

 1羽まるごと使ったかのような若鶏の唐揚げが1つの皿からはみ出すかのように盛られていました。そんでもってご飯と漬物とミニうどんのセット。
 いやいやいや、800円って価格崩壊もいいところだよ。コレ絶対4桁行くメニューだってば。

 うぅむ、侮っておりました。まさかここまでボリュームがあるとは…。しかし、このためにお腹を空かせてきたのです。いざ尋常に勝負!


 30分後。

  くっ殺…!


 鮮やかなまでに即落ち2コマシリーズでした。この唐揚げ、見た目の大きさはさることながら味も濃い。手前に写っているのが「若鳥の唐揚げセット」なのですが、どうもこの唐揚げは醤油ベースということでかなりガッツリとしたお味になっています。何にもいらない、これ。これ以上何かをかけると味がくどくなる。そのぐらい、元から濃ゆい。
 衣もサクサクしていて美味しいんだけれど、なかなか箸が進まない。あれ、お腹が空いてるはずなのにもう限界が見えてきた…?
 身内と1つトレード。塩唐揚げは醤油に比べると当然ですがさっぱりとした味付けになっていて、レモンをかけてもいけるお味。成程、ビギナーは塩唐揚げを頼んだ方がいいのかもしれんね…。だけどこちらもボリュームは同じなので結局のところ、大変なのも一緒なわけで。

 正直、こいつは1つでお腹が膨れるな。私の貧弱な胃だと。それが5つ乗っかってるんですよ。んでもって800円ですよ。めっちゃお得なんだけれど1回で食べきれる量では、少なくとも私にとってはそうではなかった。
 2つ食べてギブアップ。半分もいかなかった…。でも大丈夫、お店の人に頼めばタッパーを渡してくれます。お持ち帰りができるのです。

 帰宅後、3日かけて唐揚げを完食いたしました。美味しかった…でもちくせう、1回で完食したかったなぁー。出来立てを思いっきり堪能したかったのですよ。実は私たちの後に来店した人が同じメニューを頼んでいたのですが、完食して先に出て行ったというね。凄い。

 またいつかリベンジしたいですね、このお店。

 そうそう、道の駅で買ったキノコ類は他のと合わせて煮物にしました。写真だとキノコがあんま目立ってないけど。


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 続いてはリンゴを食しに群馬へ。リンゴっていうと青森や長野がつとに有名ですが、私の中では昔からリンゴと言えば群馬、もっと詳細に言えば沼田でした。

 こないだの連休中に沼田へGO。高速がめっちゃ混んでた…。こんな日に事故られても…、いや事故は起きてなかったけど故障車とか落下物とか、そういったトラブルはできるだけ起こしてもらいたくないですね。まぁ、ジャンクションを過ぎたら大分スムーズになったけれど。

 で、沼田ICの出口…渋川伊香保も出口凄かったけれど、ここもか!
 というのも沼田ICを降りてすぐ国道120号線につながるのですが、この先には日光市があります。
 皆さんもニュースでご存知かと思いますが、日光にある華厳の滝がこないだの台風で水量が55倍になったんですね。毎秒1トンから55トン? 迫力満点ですね。
 それで滝を見に行こうとする人が多かったんでしょうね。まだ出口の車線がないところから混んでやんの。まさか目的地に近づいてからが一番長くなるとは想定しておらんかった。

 そんなこんなで抜け道などを使いつつ、いつもお世話になっているりんご園に到着。わーいりんごだ、沢山生ってる。
 ただ今年は台風の影響をモロに受けたようで、大分大きくなっていたりんごが枝にあたって傷ついてしまったようです。実際に取ってみると表面に黒いブツブツが多数できているものから中までやられているものまで。傷んでいないりんごもあるにはありましたが、自分で取ったりんごのほとんどは可哀そうな感じになってしまいました。

 それでもどっさり収穫。見栄えとしては確かに誰かに送ったりとかはできない…と言いたくなるかもしれませんが、味に関してはいつもと変わりません。黒くなってるところは包丁で取り除いちゃえばいい話だしね。

 写真のりんごは紅玉(こうぎょく)と呼ばれる品種で、なんでも明治時代にアメリカから入ってきたものだとか。酸味と甘みがしっかりとあって、そのまま食べるのもアップルパイなどのお菓子にするのもイケるお味です。
 そういえば蜜たっぷりのりんごは日本人には好まれるけれど、パリッとした食感を求める外国人にはあまり人気がないっていう話を聞いたことがありますが、実際のところはどうなんでしょうかね。皆さんはどちらがお好きでしょうか?

 りんごの皮を剥いてひと切れ。

 そうそうコレコレ、この味も久しぶり。昔から慣れ親しんだりんごですからね、来てよかった。

 帰りに登利平の鳥めしを購入して家路につく。群馬に来たならコレを買わなくちゃね。県外からだとなかなか手に入らないから、群馬県民が本当に羨ましいです。今回は松(ムネ肉とモモ肉が入っている方)にしちゃったもんね、えへへ。


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 こんな感じでこの1ヶ月間、英気を養っておりました。やっぱりおいしいものを食べると元気が湧いてきますね。来年以降もまたあの味この味を堪能できるように、と。

 今月はもうちょっと更新のペースを上げられたらいいな。『よもやま To-Review-To』の方も、近日更新できるように現在アレコレ作業中です。このタイミングで上げられるやつと言ったら…例のアレです。多く語らずとも大体察しがつくものかと思われます。

 ま、とりあえず今回はこの辺で。ごちそうさまでした。