#115 あまり一緒に走っていたくないドライバー10傑
自動車免許を持っていると、最近(特にコロナ禍後)はそうでもないのですが「お前車運転できるんだろ? 頼むわ」と、運転を任されることが結構あったりします。所謂アッシーというやつですね。
大分死語だと思っていたのですが、ちょっと前に放送されていた某カードゲームアニメで久々に耳にして笑ってしまいました。良い子のみんなにゃあ分かんねーよ。多分演じた中の人も分かってねーよ。
かつてはステータスと言われた自動車も高級品になりつつある…ような気がしますが、実際にマイカーを持つかどうかはともかく、免許は持っておいて損はないと思います。今頃高3生や大学生は夏季合宿真っ盛りかしら? さすがにリモートやシミュレーターだけではどうにもならんか…。
車を運転できるようになるといざという時に役立つ、というのもありますが「見える景色が変わってくる」のが1番実感することですね。普段は気にしないような道路も、ドライバーの視点からだと妙に嫌らしく見えたり。助手席に座ること1つを取っても、免許を持つ前と後では感じる責任の重さが違っていたり。ぐぅすか眠っている場合じゃねぇ。
車に乗っている間だけじゃなく、徒歩や自転車での移動の際もなるべく車の往来の邪魔にならないようにと意識が芽生える…といいなぁ。
そんで本題。毎回毎回走っては1度は必ず遭遇するイヤ~な車。信号無視はザラにあるんで目撃するたびに「うーわ、やるゥ!」と諦観しているのですが、その他にも自分本位な走り方をしている連中がいるので困ったものです。「うぇっ、こんな奴と一緒の道に居たくないなぁ」と愚痴を零す時に限って付き合い続けるハメになるので、正直カンベンして欲しいと心の中で思うドライバーは沢山いるんですよねぇ。
今回の記事は、そんな私が遭遇しがちな「あまり一緒に走っていたくないドライバー」を10ケース紹介しようかと思います。なお意表を突けそうなものは載せていません。下手なまとめサイト並みにためにならない記事ですが、どうせ直近について話せることもないので、ちょっと前から書き留めておこうかなと考えていたネタを今のうちに出していきましょう。
尤も個人の意見だし、「気にし過ぎじゃね?」と思えるものもあるかと思います。まぁ事故んないように気を付けるのが一番なので、皆さんは「あるある」程度に留めていただければと。
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① ウインカーの意思表示がない(やたら短い)奴
言うまでもなく違反。覚られたくないから出さない人もいるらしいけど、いや覚らせろやと思わずにはいられない。でもそういう人は「あぁ、こいつ入りたがって(曲がろうとしてる)んだろうな」という素振りを見せているので、意外と対処は難しくなかったりする。予想を裏切らない分救いがあると言うべきか、裏切る頭が足りてないが故にウインカーも出せないのだなと悲しみを覚えるべきか。
無理やり割り込んでくる人も結構いるので、その時はいよいよ最大限の注意を払わないといけないのだけど。やたら短いというのは「カチッ」と1回点滅させてすぐに解除するケース。いやさぁ…。ウインカーのランプ切れを警戒しているんだろうか。何がそこまで生き急がせるのかよく分からない。
② ウインカーより先にブレーキ踏む奴
交差点あるいは店の駐車場入り口付近でよく見かける奴。「何でブレーキ踏むんだ…と思ったらあー、そこで曲がる(入る)のね」。ウインカーを先に付けなさいよと。全く減速もせずに曲がるなんてそうそう無いでしょ、だからあなたがウインカー付けたらこっちも減速するの。「私ここいらで曲がりますのでちょっと減速してね」っていうサインなの。そういう単純な話なのに、順序が逆になっているドライバーのまー多いこと多いこと。
③ 引きつけてから右左折してくる奴
こちらをやり過ごしてから曲がって(道に)入ってくるのかな、と思いきやそうじゃなかったパターンのやつ。こちとらスピード付いているんだから早めに曲がるかやり過ごすかの決断をしろよと。こっちが優先道路なんだから入れてやんないという意地悪をしているわけではないけど、大分近付いたタイミングで入ってくるのは止めようやと。別に度胸試ししてるんじゃないでしょうよと。
これも「入りたそうにしている」素振りを見せるので対処は難しくないのだけれど、こちらが軽自動車を運転しているとこのような状況によく遭遇する。舐められてんだろうな。
④ やたら車間距離を空けて止まる奴
確かに「前の車のナンバープレートが見える程度の所で止まれ」とはお世話になった教員も言ってたけども、いくら何でも空け過ぎじゃね? と思えるほど車間距離にゆとりのあるドライバーを見かけたりする。縦列駐車できそう。
ただ距離感が無いだけか、スタート時に余裕を持たせようとしているのか、「あ、こっちの車線にいると拙いんだった」というドライバーのために空けている思いやりなのかは知らないが、渋滞時にそれをやられると非常に後続にとって迷惑だというのは直ぐに分かることである。
⑤ 常に車線でフラフラしてる奴
これといってカーブが続いているのでもなんでもないのに、車線内でフラフラ走行しているドライバーが前にいると不安になる。中で何やってんの? イライラ棒でもやってるの?
高速道路上だと不安度が増す。というのもそういう車に対してはさっさと追い抜かしてやり過ごそうぜと考えるのだが、時折車線をはみ出すこともあるからである。怖い。追い越し車線にいる間にクシャミでハンドルを極端に切ったりなんかされたらと思うと…。
もし車がどの辺りを走っているか(はみ出していないか、変に寄りすぎて反対側がぶつからないか)が気になるなら、何か目印になるようなもの(ハンドルやフロントガラスの右下端など)を決めておくといいと思うよ。
⑥ 車線を反復横跳びしてる奴
⑤とはまた別のケース。チョロチョロ車線変更すな鬱陶しい。で、こういう奴ほど無理やり割り込む形で車線変更してきたりするので要注意。ウインカーの意思表示がない奴と重複することもある。なんつーか、もうちょっと先を読むってことが出来ないのか? 以上。
⑦ 対向車がいるのにハイビーム奴
うおっまぶしっ。ハイビームにすると先の先までよく見えるようになるので付けてもらって構わないんですけど、対向車線に車がいるんだったら基本ロービームで頼みますよ。目がチカチカするんだわ。
困るのが路面標示がかすれている道を走っている時。ただでさえ視辛いのに対向からのハイビームで余計に分かんなくなる。今走っている道は本当に正しいのか、車線逸脱しているんじゃなかろうかと疑心暗鬼になって怖い。
あと、番外だけどトンネルで無灯火の奴。なんでこうも極端に走るんだろうか。周りがライト付けてるのに自分は頑なに付けようとしないのはどういうポリシーなんだろうか。
⑧ カーブで無駄にブレーキ踏む奴
緩やかなカーブでもブレーキ、それも必要以上に掛けて減速する車。他のケースよりかは少ないけれど、うん。車ってアクセル離せば普通は少しずつ減速していくのって知ってる?
応用例(?)として、交差点(信号あり)でこちらが青&直進にも拘わらずブレーキを踏む奴とかね。人や自転車がいるんだったらともかく(避ければ済む話だけど)、誰もいない所でイチイチ確認しなくても大丈夫だろうに。行き過ぎた「かもしれない」運転は却って事故を引き起こすかもしれない。
⑨(高速) 車線が増えた時だけペースアップ奴
片側1車線の高速道路だとねー。ペースが下がるのも無理はない。所によりけりだけど左側は壁、右側はポール。トンネルだとさらに視覚的プレッシャーが増すので、慎重に通り抜けるために(相対的に)速度遅めで走りたい気持ちは分かる。
で、遅めの車のペースに付き合わされて痺れを切らしていた後続の車がたまの追い越し車線で一気に追い抜いていこうとするのだけれど、車線が増えたことで心の余裕が生じたのか、原因の車はそれまで70やら80程度で走っていたのに急に100ぐらいまでペースアップする。よくあること。
法定速度を守っているのではないんだってのはよーく分かった。だけどペースは維持しようぜ。追い越し車線だってそう長く用意されているんじゃないんだから…。
⑩(高速) 車線がもうすぐ減るっていうのにギリギリを狙う奴
⑨の逆。車線減少と標識が出てから少し猶予があるのだけれど、そこを狙って猛スピードで追い抜かそうとしている奴もいる。ありゃあ多分130か140ぐらいは出てるな。
ギリッギリで入れる人もいるにはいるけれど、間に合わずブレーキを踏んですごすご割り込ませてもらっている人の方が多い。正直ダサい。こういうことをしたがる奴に限ってレクサスだのベンツだの高級車に乗っていたりする。なので追い抜きに失敗した際のダサさもひとしお。
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10「傑」とタイトルに書いたけど、思いついたのを適当に10個並べただけなので実際は挙げたもの以上にやべーのがゴロゴロ走っているとは思います。
運転するのが難しいからこそ免許制度は存在しているんでしょうが、ビックリしたもんねぇ。免許センターで筆記試験を受けた後しばらくして結果が出たら、受験番号がゴッソリ抜けている箇所が幾つかあって。「えっ、もしかして私も落ちてる!?」と一瞬戸惑った。確かに引っ掛け問題もそこそこあったけども…。
基本的に自動車は楽しいものです。以前の記事でも触れたように、車で行けるってことは行動範囲が広がるし、どこかへ行く際の口実にも繋げられますから。楽しかるべきドライブが台無しにならないようにするためにも、「初心忘るべからず」の精神は持ち続けていたい。
今はお気楽にポンポン出かけられるような時期ではありませんが、いつしか行きたい場所の光景を思い浮かべながら、落ち着く日を待つことにしましょう。
運転練習中の人は安全運転で頑張ってください。
エンストしても落ち着いて掛け直そうな。それでは。