#096 晴れた日のおでかけ ふたたび(下)
ということで、トロッコ電車を降りて黒部峡谷を進んでいきます。トロッコ電車からの眺め、まだ見てないよという方は前回の記事を見てね。
風に吹かれつつトロッコからの景色を堪能した後は、欅平駅から奥にある祖母谷温泉(ばばだにおんせん)まで1時間かけて歩きます。白馬岳や唐松岳に通じる登山基地でもあるそうですが、そこまでポピュラーというわけでもないのかな? 難しいみたいだし。
今回も写真多めです。それでは後半戦スタート。
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奥鐘(おくかね)橋から黒部川を望む。高さ34mなんだとか。
これは帰りに欅平駅の展望台から撮ったもの。橋自体はこんな感じ。
折角の観光スポットだというのに何か妙な写真になりました。それはともかく、岩壁をえぐりとって造られたここは、人を飲み込んでいるように見えることから人喰岩(ひとくいいわ)と呼ばれています。
間近で撮るとこんな感じ。…何で撮ったんだろう、この写真。
名剣橋。誰もいないタイミングで写真を撮るのが難しい…。
こういうトンネルを見るたびに「この先に油屋があるんじゃないか」とか変な期待感が高まるのは私だけでしょうか。尤も、この黒部峡谷においては油屋の代わりに…
名剣温泉があります。露天風呂を楽しむことができますよ。この日はやってたかどうかがよく分からなかった。
落石注意、だって。ちなみに奥鐘橋を渡った先に貸出ヘルメット置き場があるので、頭が気掛かりな人は借りていくことをおすすめします。
名剣温泉には辿り着きましたが、目的の祖母谷温泉はまだまだ先。
こういった写真はどこで撮ったものか、後々Googleマップで確認しようと思っても、航空写真だと丁度この辺りは陰になってて分からないというね。ストリートビュー、というかパノラマ写真はあることにはあるけれど飛び飛びだし。
ナゼ重機がここに? と思うかもしれませんが、ここの道は普通に車(もちろん工事関係)も通ります。近づいたら避けてあげよう。
2つ目のトンネル。祖母谷温泉まで3つトンネルがありますが、天気が良ければ懐中電灯は必要ありません。
ちなみに、脇に黒いパイプがありますが、この中には温泉が…入っているのかな。触ると程よくあったかいです。たまに漏れてたりもする。
パイプとは別に、自然に温泉がチョロチョロと湧き上がっているところもあります。写真のは湯の花ができてる。触ると熱いです。程よくなんていうもんじゃありません、手を遠ざける程度には熱いです。油断しないように。
皆そこまで祖母谷温泉まで行こう、という風には思わないんだろうか。ここの橋は誰もいないタイミングで撮れました。
こういう、段々になって流れ落ちていくスポットが結構多いです。
んで、最後のトンネル。ここを抜けると油屋…ではなく、祖母谷温泉のある場所に着きますよ。
ここはちょっと長くて、300m程あります。あと、行きは若干上り坂。途中には何故か土嚢が置いてあったりします。
抜けた先で1枚。ようやく温泉だ~。入らなかったけれどさ。
祖母谷温泉は祖母谷と祖父谷(じじだに)の合流点に位置しています。源泉温度は98℃!
2つの橋を渡ります。この辺の写真はどれも10MB超えてて、圧縮するのに手間がかかりましたね…。
年季を感じる立て看板。料金表示がかすれていて読みにくいですが、入浴料は大人600円です。予約をすれば宿泊もできます。
泊まれるといっても、旅館ではなく山小屋なんだそうで。
反対側には「祖母谷地獄」なるものがあり、湯だまりになっているところで野湯を楽しむことができます。が、到底入れそうにもないものもあるので丁度いい温度の場所を見つけましょう。といっても温泉が噴き出していることには変わりないので、入浴中に熱湯を喰らわないよう注意が必要です。
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今回のお出かけはこんな感じ。まだ暑さが残る時期ではありましたが、峡谷は涼しくて(むしろちょっと肌寒い時もあって)良かったです。
そういや貼り忘れていた、行きに撮った宇奈月駅ホームの写真。帰りも全く同じ構図の写真を撮りましたが、こっちの方が斜めっていないので採用。締まらんなぁ…。
ついでにスタンプが置かれていたので押してきた。丁度ももいろクローバーZとのコラボ企画が行われていたようで、スタンプがサイン付き仕様に。
ちなみにこれとは別のスタンプ台紙で各駅のスタンプをコンプリートすると粗品としてステッカーがもらえます。通常のスタンプでも、ももクロのスタンプでも別に構わないんだとか。
ではでは、戦利品の紹介をば。そこまで大したものでもないですが、まずは…。
ケロリンミニ桶キーホルダー、宇奈月温泉仕様。
…お前トロッコ乗ってそれかよ!? いやいや、富山と言えば内外薬品、内外薬品と言えばケロリン、ケロリンといえばケロリン桶ですからね。外せませんよ、そりゃあ。
もちろんトロッコ電車にちなんだキーホルダーもあるでよ。
で。この日の夕食。まぁ、富山ですしおすし。
ますの寿し。
しかも贅沢な2段重ねですよ。うひょー。しばらくぶり。
個人的にはホテルニューオータニ高岡のますの寿しが一番好きだったりする。
これで日本三大渓谷のうちの2つを堪能したことになるけれど、残るは…三重県の大杉谷? …中級者向けの登山道となると、少なくとものんびりとした気分で向かってはダメそうですね。うん、保留の方向で。
今回はこの辺で。紀行シリーズ、来年はどうなるかなぁ…?