#093 Google先生に相談だ。
どうも。
皆さんの中では、ふと「あれ、何だっけ」と思うことはありませんか。例えばとあるドラマに出演していた俳優の名前だとか、とあるアーティストのメンバーの名前だとか。いかん、顔が先に出ちゃって、名前が出てこない…わーっ、何だっけ!? という現象が。
少し前に『ベストヒットUSA』でクイーンが特集されていたのを観た時も、クイーンのメンバーってフレディでしょ、ブライアンでしょ、ジョンでしょ、あと…えっと、あれ? あのドラムの人の名前、出てこない…うわっ、思い出そうとするとジョンが邪魔してくる! とスラっと名前が出てこなくて、結局Googleで調べてスッキリしたということもありました。
ごめんロジャー。
まぁ、取るに足らない話ではあるのですが、記憶がかなり曖昧な物事に関してもGoogle先生に訊いて解決した事例は結構あります。
今回取り上げるのは、そのことで最近一番スッキリしたケース。皆さんも答えが何か、ちょっと考えてみてくださいね。
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昔、実家に1台のキーボードが置いてありまして。今はどこにあるのか分かりませんが、(小さい頃はあんま理解せずに設定とかいろいろ変えて遊んでいたよな~)と、ふと回想を巡らせていた時、一つの謎が。
「あのキーボードのデモ曲、何ていうタイトルなんだ?」
今のキーボードって色んな曲が内蔵されていてスゴイなぁと思うのですが、自分の使っていたキーボードはそこそこ古い物なので、そんなに沢山のデモ曲が収録されているわけもなく。確か1曲だけだったか、しかしそれだけに何度も聴いていたので印象に残るものでした。どうでもいいですけど、うっかりデモ曲を再生するボタンに触っちゃって「うるさいうるさいうるさい」と慌てて停止したこと、よくありますよね。
ただこのデモ曲、全然知らない曲で。キーボードの説明書を読めば一発で分かるのかもしれません(というか書いてあったはず)が、今いずことなっては手掛かりがほとんどなく。何というアーティストの作品なのかさえもさっぱりな中でそんな謎が浮かんでしまったものだから、これはGoogle先生に訊いて意地でもハッキリさせようと決意したのです。
幸いそのキーボードがカシオ製であったことは記憶していたのですが、型番までは記憶になく。40年近くの歴史があるカシオの電子楽器、製品一覧から更に絞り込むのは大変です。ホームページを眺めても流石に初期の製品までは網羅されていない。少なくともやたら曲が充実していたり、押した鍵盤が光ったり、液晶画面に五線譜が表示されていたり…といった機能はなかった。
とりあえず、Google先生に"カシオ キーボード デモ曲"と入力して検索。似たような疑問を抱えている人がいないか調べてみましたが…残念ながら違う曲でしたね。Billy Joelの"Just The Way You Are(素顔のままで)"だったら知ってる曲だし、Rick Astleyの"Together Forever"もやはり知ってる曲だし。探しているものは"Together Forever"よりも踊ることを意識しているような、「ノレる」曲調に思える。年代でいえば1980年代~1990年代っていうところかしら。うーん…
と、ここで。鼻歌なら何とか歌える(デモ曲に歌は入っていないから当然ではあるが)ので、駄目元でSiriに音楽検索を頼んでみる。いきなり浮気。
…が、やはり鼻歌では限界があるのか、はたまた自分の歌唱力の問題か、「すみません、よく分かりません」と返されるだけでしたね。そりゃあそうか。でも音源が無いからどうしようもない。
やはり浮気は良くない、ということで作戦変更。Google動画検索で"カシオ キーボード デモ曲"と入力して、それっぽいのを探すことに。
これなら行けるだろ、と思ったのですが。どれも違った。皆のキーボードは"Together Forever"が収録されていたのだな、と思いつつ探していたのですが、数ページでAmazonの商品ページの動画リンクが並んでしまいました。
調べ方が悪かったか。英語にした方がいいのだろうか、ということで"casio Keyboard demo"で検索。おっと、さっきより色んな機種のデモ曲の動画が表示されている。さて、ここから一つずつ確認していきましょう。あれでもない、これでもない…。
…ん?
お? お??
あ、コレだ。
ありました。あるところにはあるんですね。これですよ。うっかりデモ曲を流すボタンを押しちゃって、いきなり「デデデデーデデデデーデデデデー」と鳴るもんだからビックリしちゃうのでした。
MT-750に内蔵されているデモ曲、"(It's Just) The Way That You Love Me(恋するままに)"。Paula Abdulの作品です。1988年の曲か…その辺りの時期の洋楽は疎いから知らないわけだ。というか歌詞あったんだ、っていうのが一番の衝撃。
これが原曲。1989年に再リリースしたバージョンもあるそうです。デモと比べると、アレンジが入っているのは勿論ですがサビの部分の音の取り方が異なっているように聴こえます。「デデデデーデデデデーデデデデー」は原曲には無いんですね、良かった(?)。
しかし、MT-750か。画像検索してみたけれど、こんなにゴテゴテしていたかなぁ? 確かに7セグメントディスプレイなどの形状的な特徴は私の記憶と合致するんですが。自動伴奏機能なんて付いていたっけ? 他の型番にも同じ曲が入っていないか調べたところCT-655やCT-670がありましたが、見た目が違う。流石に発売年で絞り込むことはできなかったので、ここまでですかね。それでも曲名が分かっただけでも凄い収穫。ありがとうGoogle先生。
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まぁ、そんな感じでした。
本当にネットって便利ね~、と年寄り臭いことを言いつつ、特にオチは用意していないので今回はこの辺で。
3週間ぶりに更新したと思ったら、何なんだ今回の内容は? と自分でも思います。すみません、9月中に記事にできそうなネタはいくつかあったんですが、さっくりと書ける内容では無さげだったので後回しした結果がこれです。今月はその分含めて、そこそこ更新できるように頑張ります。『よもやま』も更新しないとね。