Review-#035(FI) 『2021年冬アニメ序盤を観たので所感を書く』
今年は何本書けるだろうか…(イキナリ不安)
あけましておめでとうございます。1月滑り込みなのでセーフ。
さて、例によって『観たので感想を書く』シリーズ、ここんところ全然記事に出来ていないですね。いつもは何話ぐらいか観てから記事の原案を書き始めるのだけれど、最近はそれが形にできないまま流れるパターンに入ってしまっていて。どうしようかな、と。
最後まで形にできる保証が無いのなら、形にできそうな段階のうちに上げてしまおうじゃないかと。今回は序盤、だいたい1話から3,4話ぐらい観た時点での各アニメで感じたこと(First Impression)をそれなりに書き綴っておきます。つってもそんなに大したことは書いていません、ただの所感メモです。まだ全部追えていないものもあるので、それらについては後々追加します。
どうだろうなぁ。少なくともここに挙げた奴全てを完走できるなんて思っていないけれど、あわよくば今期終わり以降で何か記事を出したいね、とは考えています。
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バック・アロウ
…谷口悟朗監督と中島かずき氏によるロボットアニメ。三つ巴の勢力、これは三国志的な展開になるのかはたまた…? 今のところはお話もキャラもいまいち掴み切れていない感覚。
とは言ってもまだ序盤だし、2クールなのでここからストーリーも画もどんどん盛り上がっていくことを期待する。多分アロウのブライハイト(ロボット)は中盤ぐらいでパワーアップか何らかの変化があるだろうから楽しみ。ロボットの造形はあまり惹かれないけれど…。ビット君も熱くカッコイイ出番が増えるといいね。
SK∞ エスケーエイト
…スケボーアニメ。ボンズによる作画でレースの見応えがあるし、ストーリーもストレートながら手堅い造り。キャラも立っているのでこれからの展開に期待。
そのうちスケボーで世界を征服しようとする悪役が現れて、主人公が「スケボーは人を傷つけるためのものじゃない! 俺とスケボーで勝負だ!!」と言っても受入られそうなぐらいホビーアニメ感がある。主人公が遊戯王の人だってのもあって。あとこれ、舞台が沖縄なんだ。こえーな。
裏世界ピクニック
…映像はライデンフィルムが制作しているので安定の出来。で、これは自分の問題なんだが、ストーリーをうまく呑み込めていない。発生している怪異や現象が、話の流れとどう関わっているのかが謎なこともしばしば。
そのよく分からなさを含めて雰囲気を楽しむんだとしたら、実は自分好みの作品なのかもしれない。今のところピクニックしているようには全く見えないけど…。
ワンダーエッグ・プライオリティ
…『101回目のプロポーズ』や『愛という名のもとに』で知られる野島伸司氏、アニメに進出。チョロはなぁ…。
映像は表情の機微が感じられるぐらい丁寧に作られてる。この世界のルールは…分かったような、まだ分からないような。キャラクターの感情も理解が及んでいないところはあるが、少なくともそこまでの不快感は無い。
今期は『異世界ピクニック』もあるけれど、明らかに異なるカラーだから、それぞれで楽しめるといいかな。今のところ面白いってより興味深さが先行しているが、オリジナル作品なので期待してます。
IDOLY PRIDE
…今度のアイドルはゾンビじゃなくて幽霊。ただし見守る側。それがどうお話に活きていくか未知数。それでいてキャラ数の多さ、制作側の描きたいものが分散してどこに焦点を当てて観ればいいのか混乱しないかが気掛かり。それ以上にまず名前を覚えられるかが問題。
まだ本格的にアイドル活動をしていないので、そこに立ってからが本番だろうか。(色んな意味で)埋もれてしまうことは望まないが…。
無職転生~異世界行ったら本気出す~
…今期の転生枠。この作品のためにスタジオを作ったというだけあって、えらくリッチな作画。お話は初手から飛ばすかと思いきや、意外とノンビリ。
主人公に対する好感度は現段階ではそんなに…。杉田氏によるモノローグが効果的か、と訊かれると正負どちらのベクトルにも取れるのよね。一応大人だしな、と思う箇所と一応大人なのにか、と思う箇所が増幅されるように。
しかし、この作品はどう物語が進んでいくんだろう。画以上に本気のストーリーを魅せてくれると嬉しい。
蜘蛛ですが、なにか?
…悠木碧劇場、開幕。ぜー…はー…。説明に次ぐ説明、それで24分持たせているんだから一時停止を何度か挟まないと最後まで持たなんだわ。
とは言え蜘蛛をはじめとする3Dモデルと、そのアニメーションはよく出来ている(この手の作品にありがちなカメラグルグルは程々にしてくれると良いのだけれど)ので、もうそこだけ見せてくれればいいような気もする。
2クール作品なので人間サイドの描写が活きるのはまだまだ先っぽい? 活きるのか??
回復術士のやり直し
…タイトル通りのやり直し系作品。ヒーラーって何だっけ? これヒール(回復)じゃなくてヒール(悪役)じゃない?? 例の如く何でもありの能力でやりたい放題やってるんだけれど、最低限ヒールの概念ぐらいハッキリさせようよ。
一番致命的なのはコレを観ても全然スカッとしない所。復讐のやり口が生温くてあまりよろしくないのも要因の一つではある。
エロと凌辱が好みな人だったら…う~ん、いけるのか?
俺だけ入れる隠しダンジョン ~こっそり鍛えて世界最強~
…スキル創造という(やっぱり)何でもアリの能力を所持しているけれど、こちらはLP(生命力)という制限が設けられているだけ有情(?)。
ただそのLP周りがあまりスマートじゃないのがなんだかなぁ、という感じ。これがゲームだったらLP消費軽減とかのスキルを優先するよねと思うのだが、難しいのだろうか。まぁ考えるだけ野暮か。思考の一切をシャットアウトして、作者の匙加減とバカみたいなスケベシーンを楽しむぐらいの器量が無いとやってられんよ。
たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語
…タイトルなげーなオイ。「たとえば」って何やねん。主人公もそろそろ自らの常識を疑ってもいいようなもんだけれど、これずっと無自覚俺TUEEEE系のまんまで行くのかしら? 所々挟まれるギャグは…まぁ合うかどうかが分かれると思うなぁ。恐らく笑いどころで真顔になったならそういうことなんだろう。
怪物事変
…手堅い造り。亜細亜堂なので画も丁寧。登場キャラは子供が多くて可愛い。お話はコテコテの怪異モノ、今のところしっかりと足の着いた展開。
手堅すぎてちょっと地味かな? とも思ってしまったけれど、まだまだこれから。腹の底が読めないところもあるし、このまま面白くなっていってほしい。
オルタンシア・サーガ
…ソシャゲが原作らしい。まさにソシャゲらしい豪華声優陣、だけどこの主人公に細谷佳正氏は何だかしっくり来ない。しかし今期ライデンフィルム4本も制作してるの!? 大丈夫? なんて余計な心配は他所に作画も安定しているし、ストーリーも王道ではある…んだけれど、琴線に触れるような要素に欠けるのが難点だろうか。主人公がもっと頑張って強くなればワンチャン?
Ex-Arm エクスアーム
…いや凄いな。何が凄いって「どんな判断でこの制作会社に任せようと思ったんだ」以上の感想が浮かばないのが凄い。メリハリも迫力も感じられないモーション、表情もめちゃくちゃ不気味、っつーかなんで瞳孔開きっぱなしなんだお前ら。声優は有名揃いだけど、演技に画が全然追い付いていない。
今期一体感時間が長いわ。お話自体は悪くない…と感じるけど、改悪だと言う原作ファンからの声を聞いちゃうとね…。オリジナル作品でやれよと思う。ところでそのチャーハン演出は拘りでもあんの?
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ここから続き物とかいろいろ。
ゆるキャン△ Season 2
…今はコロナ禍でこういうのも大っぴらにやり辛いからねぇ。キャンプって程ではないけれど、遠出してお湯を沸かしてカップ麺をズズりたいなぁ。そんな思いを片隅に置きつつ、今期もゆるっと観ていければ。どうでもよいですがカレーには隠し味でコーヒー粉を入れる派です。
はたらく細胞!! & はたらく細胞BLACK
…今期はなんと豪華2本立て。『!!』の方は1期からまだ2年半ぐらいしか経ってないのに懐かしい感覚。1期の方で「この体の持ち主、健康状態どうなってんの?」などと心配していましたが『BLACK』を視聴したら可愛い(…?)もんだった。こっちの能登さん真っ黒黒や。
とりあえず視聴した感想としては…。色々とすみませんでした。POLYSICS久しぶりに聴いたような気がする。
五等分の花嫁∬
…まず、1期から画のクオリティは上がった。キャラデザの変化は好みが分かれそうだが慣れの問題かな。ただし視聴者視線だと「いや髪色で判別できるじゃねーか」って所は据え置き、でもそこはもう考えない。
それ以上にあっちゃこっちゃに話が転がっていく構成にクラクラする。最近ゲーム方面にも展開してるみたいだけど、これもしかして2期以降もある可能性…存在する?
ウマ娘 プリティーダービー Season 2
…今期も小ネタを挟みつつ熱いドラマが展開されていて何より。トウカイテイオーの復活劇もそうだけど、ツインターボ師匠のご活躍を心より祈念いたします。個人的にはスターホース以外のウマ娘にもスポットが当たるようなエピソードを観てみたいが、それは今度リリースされるアプリ版を含めたマルチメディア展開に期待かな。
2話でゴルシが「できることは何でもするぞ!」と言った際、視聴者のみんなが「(宝塚記念の)お金返して」と返したのは笑った。
のんのんびより のんすとっぷ
…平和。のほほんと観ていられます。本作の雰囲気とは別モノだけれど、実家でまたみんなと逢いたいなぁ…顔を拝めるのは何時の日か。
しかし来月で原作が完結、いつかは必ず"すとっぷ"が訪れるのは切ないね。それはさておき、いつの間にか貴重枠になってしまった日常アニメなのでじっくりと堪能していきたい。ていうか新谷さんの声久しぶりに聴いたわ。『ウザメイド』以来?
PUI PUI モルカー
…話題のやつ。サックリと観られる短尺、細部に拘ったアニメーション、ほんのり(?)と混ざった狂気のエッセンス。飼ったことはないけれど、実際のモルモットもこんな感じなのかな? とりあえず愚かな人類は滅ぼされるべきだってのはよく分かりました。
ぷるぷる振動しながらチョコチョコ動くモルカー人形とかあったら可愛くて買っちゃうかも。