退会手続き
先週間違って、コールスロークラブに登録してしまったので退会することにした。
ホームページにいって、退会手続きの文字を探す。
なかなかない。
無線機のウィキペディアの1番下の項目の最後に、コールスロークラブ退会手続きとかかれたリンクを見つけた。
開くと、電話番号と、退会ご希望の方はこちらの番号に直接お電話くださいという文字が書かれていた。
電話をかけた。
「はい。こちらコールスロークラブ会員ご相談窓口でございます。」
「すみません、コールスロークラブを退会したいのですが。」
「かしこまりました。退会してしまうと、2度とコールスロークラブに入ることはできないのですが、本当に大丈夫でしょうか。」
「大丈夫です。」
「かしこまりました。それでは、退会のお手続きの御案内を申し上げます。まず、ご本人様確認を行います。お電話口は会員様ご本人でございますでしょうか。」
「はい。」
「確認のため生年月日を西暦でお願い致します。」
「1999年11月30日です。」
「はい。確認いたしました。それでは、この後封筒と紙をご用意していただいて、一筆書いていただきまして、こちらのコールスロークラブ事務所まで郵便でお送りください。」
「一筆。」
「はい。『コールスロークラブを退会したいです』と一筆お願い致します。住所は、こちらの電話番号が書かれていたページの下の方に書いてあると思いますので、ご確認お願い致します。」
「わかりました。」
「ありがとうございます。それでは。」
家にあったノートの1ページを破いて、『私はコールスロークラブを退会したいです。』と一筆書いた。
封筒に入れ、コンビニで84円切手を買い、ポストに投函した。
後日コールスロークラブ事務所から手紙が届いた。
『お世話になっております。
お手紙ありがとうございます。
コールスロークラブを退会したいとのことだったのですが、こちらご本人様のみの一筆だけでは退会できない決まりになっておりまして、証明といいますか、第三者からの一筆も一緒に同封していただいて、もう一度お送りくださいませ。それでは。』
私はノートの紙一枚破いて、まっさんの家に出かけた。途中シュークリームをふたつ買って。
まっさんに『こいつはコールスロークラブを退会したいです。高松。』と書いてもらった紙と、自分で『私はコールスロークラブを退会したいです。』と書いた紙を2枚封筒に入れ、事務所へ送った。
後日電話が来た。
「お世話になっております。こちらコールスロークラブ会員ご相談窓口でございます。コールスロークラブ退会手続きの件でお電話させていただきました。鈴木様のお電話でよろしいでしょうか?」
「はい。」
「ありがとうございます。鈴木様と高松様のご一筆のお手紙承りました。退会のご意志確認致しましたので、後日退会ボタンを押しに来てください。」
「ボタン。」
「はい。退会するには、退会する、とかかれた退会ボタンを押さなければならない決まりになっておりまして、ご本人様が押していただく決まりになっております。
その退会ボタンがある、こちらの事務所に入室するためのチケットを後日お送りいたしますので、そちらのチケットを持ってお越しくださいませ。」
「わかりました。」
「お待ちしております。それでは。」
チケットが届いたその日に事務所に行った。退会するとかかれた10円玉くらいのサイズのボタンが何十個もあった。全部色が違かった。
退会っぽいから黄色のボタンを押して事務所を出た。
帰りにケンタッキーを買って帰った。