見出し画像

【ギターの科学】 弦が硬くて押さえられないときは弦の巻き方でなんとかなるかも

こんにちは、今日はギターの弦が固くて押さえられない、指が痛い・・・という人に読んでもらいたい記事を書いていこうと思います。弦が押さえづらい原因は何か、弦のテンション、テンション感とは何か等の説明を交えながら見ていきたいと思います。結論を先に言ってしまうとペグにたくさん巻いてみよう、ということです。それではどうぞ最後までお付き合いいただけますと幸いです。

なぜ弦は硬いのか

そもそも弦ってギターに張る前は割とふにゃふにゃで柔らかいですよね。ギターに張ると固くなるのは引っ張られているからなんです。すでに十分引っ張られて伸びて、弦は変形の限界まで来ています。それを押さえて変形させようとしてもこれ以上変形しづらい。これが硬さの原因です。

ギターの弦を押さえるというのは弦を伸ばす方向に変形させてるんですね。

画像2

弦のテンションとは何か

この弦を引っ張っている力のことをテンションと呼んだりします。同じ弦ならばテンションが大きいほど音が高くなります。同じテンションでも太い弦だと低い音が、細い弦だと高い音が鳴ります。

弦のテンション感とは何か

続いてテンション感とは何か、これはよく弦を抑えたときの硬さのことを指すために使われます。テンションとテンション感は混同しやすいので注意が必要です。

画像1

このテンション感は何によって決まるかというと

・弦の太さ、弦の素材の硬さ、テンションの大きさ、弦の長さ

で決まります。

細い弦ほど、弦が柔らかいほど、テンションが小さいほど、弦が長いほど、テンション感は小さくなります。

なので弦が固くて押さえづらいという場合は、まずは細いゲージに変える、柔らかい素材の弦に変える、などが考えられます。(テンションを下げるにはチューニングを1音下げてカポをつける、なんていうやり方もありますね。)

しかしそんなに簡単に弦を変えるわけにはいかなかったり、細い弦にすると音色が変わったり、すでに一番細い弦を使っている、なんて場合もありますよね。そんなときは「弦の長さ」を変えてやることで解決するかもしれません。

弦を長く張ればテンション感は下がる

ここでちょっとイメージのためにゴム紐を持ち出してみましょう。

画像3

ここで問題です。AさんとBさんの目の前には杭にきつく張られたゴム紐とハンバーガーがあります。ゴム紐はどちらも同じ強さで張られています。ゴム紐に逆らいながら二人はハンバーガーを取りにいこうとします。このときより大変なのはAさんBさんどちらでしょうか?

ここから先は

783字 / 4画像
この記事のみ ¥ 100

マケプレで新しい本が買えます