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ちょっと映画が好きな人がオススメする、息抜きに見たい映画10本

こんにちは、moyoです。「次はデザインに関するnoteを書きます」と前回宣言しましたが、気にしない!今日はオススメ映画を紹介します🎥

先に行っておくと、私はいわゆる”ちょっと映画が好きな人”です。触れる作品は年間100本程度で、半分以上は映画館で観ています。ヲタクと名乗れるレベルではございません...。今日紹介する映画はここ3-4年に公開されたものがほとんどで、比較的ライトめ?(TOHO、アップリンク、ヒューマントラストで公開されてそう)な作品です。

南イタリアの陽光と清涼感溢れるサウンド『君の名前で僕を呼んで』

まず1本目にオススメしたいのは『君の名前で僕を呼んで(Call Me By Your Name)』。第90回 アカデミー賞(2018年)で脚色賞を取った作品です。

1983年、17歳のエリオ・パールマン (ティモシー・シャラメ) は、今年も両親と共に北イタリアの別荘で一夏を過ごしている。(中略)エリオは、自信と知性に満ちたオリヴァーを、はじめは嫌厭するものの、徐々に彼に対し抑えることのできない感情に駆られていく。『君の名前で僕を呼んで』は、そんな2人に与えられた6週間の、情感と情熱溢れる恋模様を描き出す。 Wikipediaより

この作品の素晴らしさは、南イタリアのあたたかな陽光と圧倒的な清涼感です。オープニングのサウンド「Hallelujah Junction: 1st Movement」、劇中のエリオのピアノは特に美しく、主題でもある「Mystery of Love」がまた絶妙なタイミングで流れます。物語の終わり方も秀逸です。

ロケ地が気になり始めたら、イタリアの政府観光局がロケ地情報をまとめているので、是非チェックしてください。Google Earthで検索すると楽しいです!

全てが油絵で書かれた映画『ゴッホ~最期の手紙~』

2本目にオススメしたいのは『ゴッホ~最期の手紙~(Loving Vincent)』。これも何度でもオススメしたい!!!ゴッホにまつわる一連の出来事がミステリー調にまとめあげられています。そして恐ろしいことにこの映画、最初から最後まで油絵で書かれています!ゴッホのお馴染みの絵画も劇中の一場面として登場するので、要注目です。

ゴッホについて知りたい方は、是非Google Arts & Cultureのゴッホのページをみてください。Wikipediaも大作で読み応えがあります。更にもっと知りたくなったら高階秀爾さん著『近代絵画史』で絵画史の流れを追ってみてください。

感動の空港閉じ込めムービー『ターミナル』

3本目は『ターミナル(TERMINAL)』。今回のコロナで空港に足止めされた方達に「リアルターミナルじゃん」「トム・ハンクスかよ」と呟いてた人たちは、おそらくこれを見ている。

言葉の分からない空港で足止めされた男。1ヶ月目――仕事をみつけ、2ヶ月目――友人を作り、3ヶ月目――恋に落ちた。そして9ヶ月目――ニューヨークに来た理由が明かされる...... ニューヨークJFK国際空港に降り立った東欧のクラコウジア人、ビクター・ナボルスキー。彼の祖国はクーデターによって事実上消滅し、パスポートも無効になってしまったため、帰国することも、アメリカに入国することも禁止されてしまう。行き場を失い、宛のない空港ターミナルでの生活を始めるが、彼はかけがえのない、果たすべきひとつの約束を抱えていた。 Youtubeより

主人公がもうとにかく素直で純粋で可愛い。「なぜ彼はニューヨークに来たのか」、最後に明かされるその理由に感動しました。

吃音を努力で克服した英国王ジョージ6世『英国王のスピーチ』

4本目は『英国王のスピーチ(The King's Speech)』。第83回 アカデミー賞(2011年)も取ったので、知っている人も多いのではなかろうか。見所は、英国王ジョージ6世と吃音を治すために協力する人たちとのやりとりです。気づくと、ジョージ6世を応援している自分がいます。

吃音(きつおん)に悩む英国王ジョージ6世が周囲の力を借りながら克服し、国民に愛される王になるまでを描く実話に基づく感動作。 Youtubeより

この映画を観た後は是非、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(The Imitation Game)』『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男(Darkest Hour)』『ダンケルク(Dunkirk)』を観ていただきたい。どれも同じ時代を背景にした作品なので、キーとなる出来事がより立体的に見えてきます。(もちろん映画は完全なるノンフィクションではないので注意は必要です)

謎が少しずつ明らかになっていく『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』

5本目は『9人の翻訳家 囚われたベストセラー(Les traducteurs)』。あまり話題にならなかったように思いますが、謎が少しずつ明らかになっていくストーリー展開は秀逸でした。開始20分で頭の中を巡っていた推理は全て外れました...。

舞台はフランスの人里離れた村にある洋館。全世界待望のミステリー小説「デダリュス」完結編の各国同時発売のため、9人の翻訳家が集められた。外部との接触が一切禁止され、日々原稿を翻訳する。しかしある夜、出版社社長の元に「冒頭10ページをネットに公開した。24時間以内に500万ユーロを支払わなければ、次の100ページも公開する。要求を拒めば、全ページを流出させる。」という脅迫メールが届く—誰が、どうやって?

実はこの映画、三宅純さんの音楽が目当てで見に行きました。先日のイベントで「大変だった...」とおっしゃっていましたが(笑)

リオ閉会式の君が代をアレンジした方でもあり、ここ1-2年三宅さんのサウンドをよく聞いています。特にオススメの映画音楽は『人間失格 太宰治と3人の女たち』です。「Easturn」が劇中でかかる瞬間は、最高に甘美なので是非見ていただきたい。


ウェス・アンダーソンの恐怖すら感じる美的センス『犬ヶ島』

6本目は『犬ヶ島』。最初から最後までストップモーションで撮影されていて、その緻密さに感嘆しました...。ウェス・アンダーソンの強烈なセンスと、日本愛が溢れています。よ〜っ!👏

ウェス・アンダーソンといえば、『グランド・ブダペスト・ホテル(The Grand Budapest Hotel)』。ピンクのポスターがとても可愛いのですが、映画を初めて観たときは異常なまでのシンメトリーへのこだわりに驚きました。最新作の『The French Dispatch』も公開が待ち遠しいですね。これもまたポスターが素敵です。

ピクサーが送る最強の家族『Mr.インクレディブル』

7本目は『Mr.インクレディブル(The Incredibles)』。もちろん続編の『インクレディブル・ファミリー(Incredibles 2)』も強くオススメします!一言で表すなら、ヒーロー一家が敵と戦う物語です!簡潔!

これもサウンドが素晴らしい。特に『インクレディブル・ファミリー(Incredibles 2)』のメインテーマ「Incredits 2」は初回作と比べてよりエッジのたったアレンジで最高にクールです。OPとEDに使われている、いわゆるアメリカっぽいイラストも要注目です!


主人公の世界に飲み込まれていく『勝手にふるえてろ』

8本目は『勝手にふるえてろ』。予告編から松岡茉優さんが最高です。とりあえず観てください。まず、絶滅した動物が好きって設定がいい。劇中で何度も歌ったり、踊ったりするので、観ているだけで楽しい気持ちになれます。ただし変なところで、自分の記憶に飛び火することもあるので覚悟は必要です(笑)

松岡茉優さんといえば『蜜蜂と遠雷』の演技も好きでした。特に天才ピアニスト2人で月夜に連弾するシーンは格別です。


夢の中のような儚げな世界観『世界から猫が消えたなら』

9本目は『世界から猫が消えたなら』。もう3回ぐらい観たのですが、毎回泣いてしまいます。

物語は主人公が余命宣告をされるところから始まります。家に帰ると悪魔がいて、主人公は「大切なものを1つ世界から消していく代わりに、1日余命を伸ばす」不思議な契約を交わします。

舞台である北海道の冷たい空気を感じさせるような映像と、少しずつ大事なものが消えていく儚さが心に沁みました。

パンプくん演じるキャベツ(猫)が圧倒的に可愛いので必見です。以前佐藤健さんと徹子の部屋に出演していたのを拝見しましたが、徹子さんもデレデレでした。


ドラえもん映画でオススメするなら『ドラえもん のび太と夢幻三剣士』

10本目は『ドラえもん のび太と夢幻三剣士』。言わずもがな、私はドラえもんファン歴23年な訳ですが、ドラえもん映画を1つ選べと言われたらこれをオススメします。夢の中を舞台にのび太くんたちが冒険する作品で怖い場面もありますが、大人になった今でも比較的深読みせずにワクワクして見れます。

次点は『太陽王伝説』『ねじまき都市冒険記』『アニマル惑星(旧作)』『鉄人兵団』『ブリキの迷宮』です。(多い)後ろ2つは大人になった今だからこそ見たい、いやしかし、大人になったからこそ怖い映画です。藤子・F・不二雄先生の偉大さを感じます。


最後に

10本書くのに1.5時間ほどかかってしまいました。第二次世界大戦時のドイツを舞台にした作品を入れようか迷ったのですが、上手く噛み砕けていないので次の機会にとっておきます。

映画館に最近行けてないので、寂しいです。アップリンクの回数券を早く使える日が来ますように...!!!


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