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【my new gear...】SHIN'S MUSIC ( シンズミュージック ) / BABY MASTER
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/316970/
無印と2があるが、中身は一緒との事。
何の機材?
中身はただのペダルが無いボリュームペダルで音量下げるだけ。何に使うかというと、ギターアンプのsend/returnにさして音量を下げる。
そんなのギターアンプのボリュームを下げれば良いじゃないかと思うだろうが、(特に真空管アンプの場合)マスターボリュームの大小で音色が変わるのだ。マスターボリュームを上げると、パワーアンプでの歪やコンプレッション感が加わる。
好みの問題だが、真空管アンプはある程度マスターボリュームをあげないと本来の性能が発揮できないと思う。スタジオにある100WのMarshallアンプは、狭い部屋だと9時とかに設定せざるを得ないが、それでは音がカリッカリになってしまう。
そこで、このBABY MASTERをアンプのsend/returnに挿してボリュームを下げるとあら不思議、マスターボリュームを上げた時の音量が下がっているので、音量を調整しながらアンプの性能を引き出せる、というもの。
使ってみた
MesaBoogieのJP-2Cに挿してみた。
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結果は、、、、、うーんイマイチ。
確かに音量は下がる。が、音質も下がる。
音質が下がるというのは、 マスターボリュームを絞っている時の音色に近いという事。
仕組み的に、マスターボリュームに入ってくる音量も減っているので、いくらマスターボリュームのつまみを上げたとしてもパワーアンプの挙動は異なるのだろう。
マスターボリュームを下げた時と比べると、多少良いかな?という印象。
普段使っているアッテネーター(SPL Reducer)の地位を揺るがすほどでは無かった。
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/168333/
整理すると、
普通にでかい音で鳴らす > アッテネーター(SPL Reducer) > BABY MASTER > マスターボリューム絞る
という感想。
でかい音で鳴らすのは、環境によるが耳を痛めるのであまりおすすめできない。というわけで、環境にあったアンプを使うのが正義だなーと再認識(スタジオにある100WのMarshall、てめーはパワーがありすぎる)
BABY MASTERは音質では負けているがアッテネーターに比べるとめちゃめちゃ小さいので、気軽に持ち運べるというのはメリットである。
ちなみに、send/returnで音量を下げるという仕組みなので、普段からkemper等のアンシミュをreturn挿ししているのであればアンシミュのボリュームを下げて、アンプのマスターボリュームを上げる事でも同じ事ができると思う。
ギターアンプのパワーアンプの癖が出てしまうので音色は変わってしまうが、普段アンシミュ使ってるニキはぜひ検証をしてみてほしい。