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pulsar paraspeedをレビュー
昨年の9月頃まではparaspeed v2が発売されていましたが、
在庫切れと同時にparacontrol v2と共にサイズ変更、パッケージの刷新がされ、paraspeedが発売されました。
前作のparaspeed v2の布製の中では飛び抜けた滑走速度、かつ2000円台という破格のコスパを実現していたことが大変気に入っていたものの、
サイズは46cm×41cm。もう少し大きくしてほしいと感じていたところで、49cm×42cmと他のpulsarマウスパッドと同様のサイズに変更してきました。
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これで自分の中でのマウスパッドの答えが出せると思い購入したところ、
サイズだけでなく、表面や滑走速度などの使用感がparaspeed v2と異なっていたため、こちらで紹介していきます。
外観
paraspeedはparaspeed v2と同様、CORDURA素材を使用しています。
CORDURAは摩擦に強い、摩耗しづらい特性があります。また撥水性が高いので汗や湿気による影響を受けづらいです。(リュック等の軍事用品にも使われることがあるようです。)
色は黒のみ。
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左上のCORDURAと書かれたタグは、マウスを滑らせる時に邪魔になる可能性があります。
右下にはpulsarのロゴとparaspeed XL(サイズ)が書いてあります。このロゴの上では微妙に滑りが変わりますが、ロゴ自体とても小さいので実際のプレイに影響はありません。
サイズ展開
paraspeedのサイズ展開は、
49×42cmのXLサイズ、
90×40cmのXXLサイズの2種類となっています。
価格はそれぞれ2890円と、3890円。
開封してみて
開封してすぐに「おっ!?」と驚きました。
前作のv2よりも明らかに巻きグセが減っています。というかほぼありません。
前作は開封直後だけではなく丸1年間、寝るときに敷布団の下に敷いていたものの巻グセが全く取れず、実際のゲームプレイにやや支障が出るレベル。
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パッケージを少し太くして緩く巻くことで、開封直後から問題なく使用できる程平らになっていました。
使用感
前作v2は滑り出し、滑走時、止め全ての面で布のコントロール性能が皆無のスピード特化、
ガラス特有のマウスが少し浮いているような感覚を思い出す程でした。
それと比べて、新しいparaspeedもスピード型であるものの、滑り出し+滑走時に少し摩擦を感じられる、コントロール性能が上がった印象。
中間層が硬いため、沈み込みはほぼ無く、安定した操作を可能にしています。
滑り出しから滑らせている時には一定の摩擦を感じさせますが、止める時にはストップのアシストは感じにくく、やはりスピード寄りマウスパッドだなと。
よほどスピード寄りマウスパッドに慣れていない限りは、少なくともマウスが浮くような感覚はないと思います。
裏面のラバーの滑り止め性能について、
一般的な天然ラバーでほとんどのデスク天板で問題なく使用できます。
これはおそらく前作と変わっていません。
が、巻グセが無くなったせいか、滑り止め性能が上がったように感じました。
ステッチ加工について、
前作v2はかなり厚めのステッチ加工で、マウスに上から圧をかけながら滑らせるとステッチで思いっきりマウスが引っかかり、エイムの動作がストップする程のものでした。
しかし、新たなparaspeedではpulsar ES1程の薄さではないものの薄くなっており、マウスに上から圧をかけながら滑走させてもステッチ部分に引っかからずに乗り越えてくれるため、ゲームプレイに影響はありません。
ステッチの高さは滑走面とほぼ同じ高さになっています。
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遠近感もあってわかりにくいが、実際に見てもこれくらいステッチが低く薄くなっている。
表面の触り心地について、
少しザラザラした感じですが、肌に触れて痛いものではありません。
アームカバーは引っ掛かりを感じるものでなく、他マウスパッドで使っているもので問題ないと思います。
まとめ
今回、前作v2と比較する形で記事を書いたため、コントロール性能をやや強調する文章となってしまいましたが、明らかに布の中ではスピード型のマウスパッドに分類されるものになっています。
個人的には、慣れの範疇であるものの滑り出しがやや遅くなり、布なのにマウスが浮くような感覚というのが無くなったことが惜しく感じました。
使用感は個人的な好みなので置いといて、
2000円台、その価格帯では類を見ないスピード性能、
Amazonでいつでも買える。摩擦に強く、長く使える。
焼肉のタレをこぼしてもすぐにアルコールティッシュで拭けば一切問題なし。(経験談)
といったところに魅力が詰まっていると思うので、そこでさらに使用感を気に入れば最高の選択肢になるマウスパッドだと思いました。