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文脈が成立するということ

前回はとてもハッピーな出来事が起きた。
起きたというより起こした?
まぁとにかく一日中幸せだった。
(強気で自信はあったが、
明石さんが反応してくれるまで
昨日のnoteを届けるべきなのかしまっておくべきなのか死ぬほど悩んでた)

そんくらい弱い人間なんだ。
だから、もやし。
弱いけど、力強く栄養蓄えてるんです。

でも昨日は少しだけ強くなれた、進めた気がした。本当にありがとうございます。
貴方の言葉と行動は、見えないところで物凄いパワーを生み出してる。

ここで気をつけなくてはならないのは、
調子に乗らないこと。
余韻はガソリンにして消費する。
引きずってはいけない。
一過性のものであると自覚する。
有頂天なのは今日だけにする。

そんなこんなで幸せな1日だったが、
今日も考える。

あそこはあの文章で良かったのかな?
これで伝わるのかな?
いろいろ。

そこで強調したいのは、文脈。

一時点で見るか、流れで見るか。
つまり自分があれだけ感動と熱量を感じる事ができたのは昨日だけの出来事じゃなかったからだ。

東京03の「蓄積」というコントがある。
たこ焼きパーティーを開催する飯塚が、
角田と豊本にブチ切れるというコントだ。

これだけ聞くと、
ふーんキレ芸か。
と思うかもしれない。

これはまさに一時点の見方。

飯塚はコント中にこう言う。

ここに至るまでの色んな流れがあったんじゃん!

飯塚はたこ焼きパーティーに銀たこを持ってきた角田を殴る。
これだけで判断すると飯塚はただの荒くれ者になる。
だが、飯塚は今までの友情関係で積み重なった長年の蓄積が爆発して殴ったのだ。
彼氏の嫌な部分が積み重なって彼女がブチ切れるのと同じ。

時間軸はその一点だけではない。

これが文脈だ。

過程を残す際に注意しなくてはならない部分だと思っている。

リンゴを買った。

これだけを日記に書いても意味がないということ。
どういう過程でその行為に至ったのか。
それが個性であり、その人だけのオリジナルストーリーだと思っている。
リンゴを買おうと思った理由は何でなのか?
仮に、人が食べてるのを見て自分も食べたくなったからだとする。

では誰が食べていたのか?
好きな俳優が食べていたから食べたくなったんじゃないの?
嫌いな俳優だったら食べたかった?
そこの感情の違いは?
違いが生まれた根本は何なのか?
顔で判断してるのか?それとも生き方?

解像度を上げるというのはこういうことだと思う。
これを1年間、間違いなく死ぬほどやってきた。
感情は間違いなくオリジナルだと言い切れる。

デカルトが
「我思う、故に我あり」
と言ったのは感情についてなんじゃないかと思ってる。
ちなみにこれに至るまで、
オリジナルとは何かと考えていて、
「ハートドリブン」を読んだらスッキリした。

わかるだろうか?
こういう文脈があったから、悩んでいたから、
ストーリーが生まれ、
普通の人なら通り過ぎるものに大感動したんだ。

今回、明石さんは糸井重里というワードに引っかかって当選者に選んだという。
そして僕が糸井さんの名前を出したのは、
「インターネット的」に感動し、
明石さんに共通すると思ったからだ。

インターネット的で響いた言葉は、
オペレーションとクリエイティブの違い。
正直、普通に読み進めていたら引っかかるような言葉じゃないと思う。
でもそれが自分の脳味噌を揺らした。
人生の文脈があったからだ。

だから昨日、衝撃を受けた本を上げたが、
これ読んだけど、そんな感動しなかったよ。
という人は間違いなくいる。
そこにオリジナリティが発生しているんだ。

これは天狗になって偉そうに言ってるんじゃない。
誰にもストーリーはあるということを言いたい。
誰かにとっての脇役は、
誰かにとっての人生を変える人でもある。

明石さんの好きなラッパーの好きな名言のキーワードはチャンスと準備。
準備は頭の中のセッティングでもある。
気づくこと、深めることは重要だ。

オリジナルは得るものではない。
既に持っているもの。
後天的なものではないんだ。

それを知るための徹底的な自己分析。
23年生きてきた自分の蓄積を分析するのには、
1000本ノックじゃ足らないくらいだ。
別に難しいものじゃない。
なんてったってお題は自分なんだから。
忘れかけたものを思い出すだけ。
僕は自己分析とは、
人生の伏線を見つける作業だと思っている。
極論、出来事の捉え方の違い。
だとしてもいいじゃないか。
それによって自分がドラマチックに生きられるのなら。

世界はドラマチックを求めている。

これも今、自然に頭に出てきた言葉だが、
FACTFULNESSで言ってた言葉な気がする。

こういう繋がりを感じれるようになると楽しいよ。側から見てたらつまらない。
だってその文脈を知らないんだから。
だから残す。解像度高く。
感動をできるだけ伝えたいから。

僕に限った話じゃない。
貴方のストーリーを教えてくれ。

単にオシャレな写真はもう見飽きたよ。
カラオケ動画はそういう事だ。
プロとアマチュアの違いは機材の違いだけじゃない。
あなたの意味が必要なんだ。

そんなメッセージを『動画の世紀』から強く感じた。

今日の文も今日しか成り立たない内容。
当たり前だが、今日という日は2度とこない。
だから残したい。
当たり前の事を自分の文脈と重ねないと
気づいても感動はなく、言葉は響かない。

だから東京03は面白いんだ。

僕の文は誰かに語るっていうより、
自分に向かって話してる。


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