〜可愛く美しい鳥〜　2025/02/19

　「最も可愛く美しい野鳥は？」と聞かれたら、なんと答えるだろうか。私はイソヒヨドリだと答える。

　数年前から、庭や家の周りでイソヒヨドリをよく見るようになった。イソヒヨドリが庭に訪れるようになってからよく見るようになったので、自分がイソヒヨドリを意識的に見るようになったのかもしれない。

　イソヒヨドリは動物では珍しい青い色を持っている、オスはお腹がオレンジで、他の部分は青だ。メスは地味な灰色だ。

　その色もとても美しいが、さえずりも美しい。文字では表現できない鳴き方だけれど、まさに歌っているようなさえずりでずっと聴いていられる。「イソヒヨドリ　さえずり」と調べると簡単に聞くことができる。

　イソヒヨドリは色や鳴き声の美しさだけでなく、可愛さも持ち合わせている。イソヒヨドリは他の鳥に比べて警戒心が薄いらしく、人が近くまで行っても逃げないことが多い。うちの庭にくるイソヒヨドリは頑張れば触れるんじゃないかっていう距離まで近づいてくる。

　こちらの方を見ながら様子を伺って首を傾げる様子は何ともキュートだ。野鳥がそこまで近づくことは中々無いから貴重だ。美しい見た目と声、可愛い行動を持ち合わせているイソヒヨドリは私の中のベスト野鳥だ。

　でも、イソヒヨドリはスズメのように多くの人に認知され注目されているわけではない。全国的にそこまでメジャーな鳥じゃないからなのかなんなのか、理由は分からないけど、イソヒヨドリを知っている人は少ないように思う。

　もっと認知されればイソヒヨドリの生息範囲が拡大したり個体数が増えたりするかもしれない。

　ヒトの力は絶大だ。ヒトに人気がある動物はみんなが保護してくれたりして個体数が増える。逆に嫌われれば減る。

　イソヒヨドリは、ヒトからの人気を集めるポテンシャルが十二分にあると思う。他の鳥が悪いと言うわけではないけれど、スズメほど地味な色でもないし、ムクドリみたいに集団になったりしないし、ヒヨドリのようにうるさかったりもしない。

　そんなイソヒヨドリをみんなで愛しましょう。

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