モヤ指数0.5/10:脳科学者に縁がない話
わたくしがまだ日本に住んで会社員として働いていた時の話です。
20代だったでしょうか。大体15年くらい前だと思ってください。
会社で仲良くしていただいている年上の女性がいらっしゃいました。
その女性は、自分で興味があることをとことん追求して研究するような方で、そのプロセスの中で、脳科学を専門とする方との交流が生まれ、かの著名な脳科学者の方とお知り合いになったようです。
ある時、その脳科学者の方の別荘か何かで、学生とか、色んな人を呼んでお食事会をするのでいらっしゃい、とのお誘いをいただきました。
私はその時期、海外出張がとても多く、あまり日本にいなかったので、その脳科学者の方が出演されているテレビをあまり見たことがなく、それでも行っていいのかなあという気持ち、要はその方の著書や出演番組、研究内容にとても詳しい人たちの中で、あまり知識のない私が行ったら失礼というか、話についていけないのではないかな。
そしてその別荘が若干遠くて若干めんどくさい、タクシーですぐ帰れる都内が好き、と言う気持ちもあったのですが、そんな著名な方を囲むという楽しい場にお誘いいただいたことが嬉しかったこともあって、ぜひ参加させてくださいとお答えしました。忘年会だったのかなんだったか、そのような感じだったかと思います。
しかしその会の数日前、急遽海外出張が入ってしまい、いけなくなってしまいました。ある程度のお食事がその別荘で準備され、あとは少しの食べ物やお酒を持ち込むというアレンジだった気がするので、人数調整もあってのお誘いだったと思い、とても申し訳なく思いました。
その1,2年後。また同じ場にお誘いいただきました。
以前ドタキャンしてしまった申し訳なさもあり、ぜひ!とお返事をしました。まだ海外出張ばかりの生活を送っていましたが、出張のタイミングはある程度読めるというかプランできるようになっていました。
さて、当日。
当時日本橋に住んでいたわたくしは、三越の地下で千疋屋の美味しいイチゴをたくさん買って電車に乗り込もうとしました。
その時、なんだかモヤモヤ。お腹がモヤモヤ。というか胃がモヤ。どころじゃねー。
そのままお手洗いに駆け込んでしまいました。汚い話で申し訳ありません。
ああ、、これはノロだな、と確信しましたわたくし。幼きころより、ノロ慣れしておりまして、ノロはすぐわかります。って誰でもわかるか。
即、謝罪の連絡を入れました。
何故か二度、こ゚縁のなかった、その脳科学者を囲う場。
二度、と書いていますが、ぼんやりとした記憶では、もうあと一回、同じ方を囲む会に誘っていただいてなにかの理由で急遽いけなくなった記憶があります。
三越から家について、イチゴをおいた瞬間、これは縁がないんだな、と思いました。
それから約15年。
つい最近のことです。
YouTubeを見ていたら、ホリエモンの出てくる動画で、ホリエモン、青汁王子、その脳科学者の方がお酒を飲みながら語り合うという動画が出てきました。なんとなーく見ていると、その脳科学者の方は、結構グラスが進んでおり、スイスイとワイングラスがカラに。
急に、ホリエモンだいちゅきーと何度もいいながらホリエモンの首に両手を回して抱きついていました。ホリエモンは、その発言と抱きつくという行為を完全に無視、「ちょっとーやめてくださいよ」とも「好きっていう気持ちはありがたいですけど」とも言わず、手を振り払うこともなく、目を合わせることもなく、自分の意見を語っていました。
そのスルー力、見習いたいものです。
結論。
スルー力が身につけばどんな場に行っても大丈夫な気がする。
(でも死ねとか言われるのは別ね)
このモヤ、昇華しますように。
っていうかなんのモヤよ。