真の弱者は救いたくなる姿をしていない|オンラインゼミ番外編
こんばんは。新潟県でまちづくり会社・きら星株式会社を経営しております、伊藤綾です。
さて、2024年の挑戦として、都市経営プロフェッショナルスクール(以下、プロスク)の公民連携課程9期生として受講をしております。
①オンライン講義+②課題図書+③小チームでのゼミ+④マイプロジェクト+⑤3回の合宿、という非常に濃い1年間なのですが・・・正直なところ、私は非常に貢献度が低い受講生であります。
チームメンバーのみなさん、業務や育児の合間の多忙な時間を捻出して、さまざまな課題に取り組んでいます。
11/16-18に公民連携のメッカ・岩手県紫波町にての合宿も「このまま参加したら、日常生活が破綻する&オペレーションが回らない!」と、業務都合でスキップ。受講生のみなさんが活動報告を上げたりメッセージのやり取りをするのを横目に、小さく小さくなっていました。
いま、会社経営が第二創業期を迎え過渡期&不登校の娘をはじめ3人の育児と日常生活が崩れてしまっては学びも元も子もない!ということで、みなさんには申し訳なく思いつつも、厚かましくも出れる時に出るスタイルでやらせていただいております。
スナックのりこ
前置きが長くなりましたが、今日はオンラインゼミ番外編ということで、少人数制で合宿の振り返りや近況報告などをし合うまったりとした会でした。(通称・スナックのりこ)
写真がないですが、小林コウダイくんと、コーチの川口さんもいました。
布目さん・熊澤さんあたりがほぼ毎回出席でチームを支えてくれていて、すごい安心感があるのと、そして仕事が早い・・・。のりこさんは、いるだけで優しくて雰囲気が明るくなるムードメーカー。たけはるさんは、人生経験が豊富なのでともかく話が面白い。石丸コーチは、基本的に温かく、しかしマイプロのツッコミは厳しくのメリハリがとても上手。
テーマや課題がバシッと決まってて追われるゼミのミーティングも学びが多いんですが、少人数でそれぞれの人となりが深掘りできるゆるい会も大事で「雑談って、仲を深めるよなぁ」としみじみとしてしまいました。
私のマイプロジェクト
都市経営課題に即した、マイプロジェクトをやっていこうね!というのがプロスクのアウトプットの1つなのですが、私のマイプロテーマは地域の医療・介護・福祉人材の事業支援をする「うおぬまアーチ」です。
2024年の6月に、地域内で活動をしている医療・介護・福祉の実践者を集めて月に1回のランチ会を始めたのを皮切りに、8月にWebサイトを作り、なんだかんだで6回も定例をしてきました。
9月のプロスク合宿では「どうやったら行政連携ができるかな?」という話をさせていただいたのですが、今日は南魚沼地域振興局(県の出先機関)から「取組みについて教えて欲しい!今度、行政の会合で話をして欲しい」とお声がけいただくまでになりました。
発信をし、行動をした結果が出たので、ほんとうに行動あるのみ!だと思います。
様々なご縁や、地域のプレイヤーのニーズから、こちらはNPO法人化に向けて動いていっています。3月の合宿の際には、形になっているかと。
真の弱者は救いたくなる姿をしていない
さて、このマイプロも一見、うまくいっているように思えるのですが、その裏には私の個人的な葛藤がありました。
▼この週末、気持ち悪いなと思っていたこと。
移住支援をしている中で、「身勝手で迷惑をかける人間」と接することも多く、エネルギーを持っていかれることもしばしば。私の心の奥底には「身勝手で迷惑をかける人間」への強烈な嫌悪感があります。ヤフコメやXなどでも見かけるそうした振る舞いに、非常に苛立ち、許せない気持ちになってしまいます。
彼らを紐解くと、そうした状態になってしまうのは、(病識の有無はあれども)障がいなどに起因したコミュニケーションのまずさがあるということも全員ではないですが、あります。
うおぬまアーチで、医療介護福祉にまつわる活動をすると言っておきながら、私はそうした「助けたくない姿をしている」人に関しては嫌悪感を抱き、ときに排除しようとすることもある人間だということ。
そんな小さな人間が、こうした活動の先頭に立つことはなんだか気持ちが悪いような気がする。
そんな居心地の悪さを感じていました。
▼この気持ちや事象をうまく説明してくれている記事があるので、ぜひご覧ください。
結論としては、そうした小さな自分をメタ認知し受け止めながらも、小さな贖罪、そして偽善かもしれないが、「助けたくない姿をしている」人をも包摂しようとする人を間接支援をすることにも意味があるのだ。と、腑に落ちて、ただ自らの為すべきことを成そうと気持ちが固まりました。
小さな自分も受けてめてくれる存在のありがたさ
そんな週末の揺らぎを、25日に行ったうおぬまアーチの定例会や、スナックのりこで吐露をして改めて感じたこと。
そうした、自分の人間としての小さい部分や弱い部分も、さらけ出せる場や、受け止めてくれる仲間が、家庭に。地域の中に。オンラインで全国に。いるということのありがたさを噛み締めています。
今日も、チームメンバーから、受け止め方や対処の方法など様々にフィードバックをしてもらえました。
プロスクの仲間は一生の仲間だと言いますが、そうなれたらいいなぁと感じた火曜日の夜でした。
駄文でしたが、お付き合いいただきありがとうございました。
それでは!