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事業家と起業家をつなぐ〜NIIGATA LOCAL MEETUP〜イベントレポート

こんにちは、新潟・越後湯沢で移住促進/起業支援をしておりますまちづくり会社・きら星(株)の伊藤です。

2021/9/20(月・祝)、弊社(きら星)でタイトルになっているNIIGATA LOCAL MEETUPという起業家を応援するイベントを開催しました!そもそもなぜやろうと思ったのかと、その開催レポートを掲載します。

起業支援って何をしているの?

きら星では、新潟県スタートアップ支援拠点として、起業支援にまつわる様々なことを行なっております。

そもそもの起業するためのステップの整理、
事業計画のブラッシュアップや、
収支計画のブラッシュアップ、
ときには資金調達のための金融機関などへの紹介なども。
また、起業前/起業後の方に向けたイベント開催も多数行なっています。

「支援」活動をする中で、やはり昨今の政策などでは起業すること自体に価値が置かれすぎていると危惧しています。たいていどこの自治体でも、起業支援補助金があり、家賃やもろもろの補助があったり、起業前のセミナーなんかも無料で多く開催されています。

▼今回のイベントの2週間前にピッチのための道場を実施しました

起業支援って本当に必要なのか?

誰でも、開業届を税務署に出してしまえば、簡単に「起業家」となれてしまう今、求められているKPIは、開業率で本当に良いのでしょうか?

私自身2019年に会社を起こし、まだ3年目のひよっこスタートアップではありますが企業活動を持続していくことの大変さを身にしみて感じています。
ベンチャー企業の5年生存率は10%とも15%とも言われている(データソースは定かではない)そうだが、やはり「継続して」「利益を上げられるようになる」ということは非常に難しいというのは肌感としてあります。

弊社もおかげさまで1年目から黒字化しておりますが、それは役員報酬などのコストが安いという要因があるため、本来成し遂げた仕事の対価としては結構苦しいというのが正直なところです。

起業支援の代わりに必要なこと。

事業が安定的に成長していくためには、良いお客さまとの出会いや営業機会をたくさん作らねばなりません。
ですが、スタートアップでは、整備されていない物事が多すぎて、問題がもぐらたたきのように出てきて、一番大事なところが後手後手になってしまう。それが敗因で、市場から退出してしまうケースを多く見てきました。

私としては、いわゆる開業のサポート事業よりも価値があるのは、アクセラレーションであると考えております。
(※事業の加速化、のこと。)

せっかくスタートアップした事業だから
多くの人の目に触れて
多くの出会いを創出し
少しでも営業活動につながってほしい・・・

そして、立ち上げたは良いが廃業してしまったという事例を減らしたい。
起業支援のKPIも、開業率ではなく、5年・10年生存率を高めたい

そんな思いで立ち上げたのが、NIIGATA LOCAL MEETUPなのだ。

NIIGATA LOCAL MEETUPとは?

新潟の起業家(enterpreneur)と事業家(enterprise)をつなぐ”お見合い型”の全く新しいミートアップイベントです。
コロナ禍で企業同士の会食が減り、大規模な商談会の開催も難しい昨今。
魚沼エリアで事業展開をしたい/している起業家と、新規事業開発や第二創業のパートナーを探している事業家をお見合いスタイルで結びつける、全く新しい商談スタイルを新潟で開催します。

起業におけるこんな課題も、経験豊富な事業家の方々とのお見合いで解決できるかも?

・商品は開発できたけど、どうやって販路開拓したらいいか分からない
・県内の企業とのコラボ商品を開発したいんだけど、つてがない
・新しいビジネスツールを試験導入してくれるパートナーが欲しい

という趣旨で募集させていただきました。

実際の参加は、起業家8名、事業家7名、現地観覧10名、オンライン20名くらいという形で実施しました。

イベントレポート

Twitterで実況中継しておりましたのでそちらを・・・

ごめんなさい!株式会社プチジャポンが会社名正解!

なんとなく会場の雰囲気は感じてもらえたでしょうか・・・

ちゃんと目的通り「商談」につながった人が複数いたので、イベントの狙いはバッチリでした!
恥ずかしがってカップルインタビューに手をあげなかった起業家も・・・。そして起業家同士の横のつながり・事業連携も創出されたので、今回イベントをやった価値は非常にあったのではないでしょうか!!

イベントの反省点

まずは・・・
イベント時間が3時間半だったので「長い」!
ピッチする人の時間は5分だったのですが7分あっても良かったかな。

起業家は6人くらいで事業家をもっと増やせればというのが運営上の課題。

事業家としていらっしゃった、ハードオフコーポレーションの山本社長からは「起業家10人、事業家50人くらいのミートアップにして、この人としゃべりたい!という方がマッチング率は上がるのでは?」というごもっともなご提案をいただきました。
確かにその通りなので、新規事業に取り組みたい企業や、起業家を支援したい企業などをもっともっと巻き込めるようにしていきたいと思います。

いったん、魚沼地域でのNIIGATA LOCAL MEETUPは終わりなのですが、これは全県に展開していって欲しいイベントなので他のスタートアップ支援拠点の方々にも是非取り入れていただきたいなと考えております。

最後に

私・伊藤の夢は、この湯沢の地(だけでなく日本の地方を)ワクワクでアップデートすること!

そのためには、一緒にワクワクしてくれる仲間をたくさん増やしたいと思っています。私たちのコワーキングスペース/シェアオフィスには、そんな仲間が集っていますし、日々ワーケーションなどで来られた方が、交流し面白いことにつながっていきます。

ぜひとも私たちのきら星BASEに遊びに(といっても、ドロップイン¥1,100いただきますが)来てください!

一緒にワクワクを紡ぎ出していきましょう。

「魅力的なまちで溢れかえっている世界を」作り「地方で暮らす人を増やし消滅可能性都市をなくす」ことをミッションに動くまちづくり会社社長。湯沢町で暮らす2児の母でもある。