※閲覧注意 ヌメ×ヌメ夢小説
…………
早速閲覧注意じゃねぇか!!!!!!!
ハイ、マジですいません。
描きたかったけどドロッドロに沼って難産だったから個人間で消化するのすごい虚しかったんや……
ちょっとねっとり目の夢小説なので、このようにしてクッションを敷いたのだが、果たして正しいのか……??
とりあえず原種ヌメルゴン♂×ヒスイヌメルゴン♀です。
ご査収ください
__思わず、声を失った。
驚きが半分、好奇心が半分といったところか。
突如眼前に現れた怪物への恐怖であるのか、自らに似た存在に対する好奇であるのかは分からない。
果たして会話が通じるのか、と試そうとして会話に困ったというのもあるが………
「もし、貴方」
「此処は、何処でありましょうか?」
_________一目惚れをしてしまったから、というのは早計であろうか?
「あの、えぇと、何故……??」
なぜ、こうなってしまったのか、目の前にある現実から一度目をそらすべく、自分はここに至るまでの経緯に想いを馳せることにした__
某所 古生物博物館 個室
「さて、今日の成果は……と」
ここ最近にしては珍しく、大ぶりの化石を発掘することに成功し、上機嫌で自らの居城へと帰る。
もちろん、助手も複数連れているので居城というにはあまりにも落ち着かなくはあるのだけれど、それでも、いざというとき此処に居れば善いと言えるスペースのある有難みに勝るものはない。
自慢できたものではないが、人がいるとあまり居心地が良くないので、搬送の仕事が終わり次第、助手たちを他の仕事にあたらせる。
色々な経験を積んだほうが追々有意義な仕事をすることにつながるから、と彼らには理解してもらっているが、実際のところは人間不信の気を隠すつもりのない僕の都合で、未来ある彼ら振り回すのが申し訳ない、というのが本音であるのだが……
ともかく、運び込んだこの巻き貝?と思しき化石を観察する。
発見してすぐはオムナイト、あるいはオムスターの化石であると早合点していたが、現場にいた仲間と特徴を照らし合わせたところ、つるつるとした風貌がさんざ研究された彼らの家の特徴と一致しなかったのである。
念の為、一度持ち帰ってひとしきりの資料とにらめっこをした後、復元が可能かどうかを確かめようとしていたのだった。
ふと、窓の外を見遣る
「そういえば、じき流星が見られる時期であったか……?」
なんとはなしに思い出す、この街の風物詩。
普段はあまり気にしていないというのに、不思議とこの時は気になって仕方がなかったのである。
今にして思えば、「願いが叶う」という流れ星に、言葉にはせずとも願っていたのやもしれない__
心に鍵をかけ、自らの本音を密室に押し込める、そんな日常を変えうる、《非日常》の到来を___
日が明けて
僕はおもむろに化石の模様を眺める
見たことのない姿を取る化石であるはずなのに、どこか懐かしい気分にさせる【何か】があった。
ほどなく、正体が何であるかはに割れた。
というか、自らの大振りな尾をふと眺めて気がついた。
「ヌメルゴンの、尻尾の模様と同じ……??」
現代の定説では、ヌメラの種は湿地帯での生存率を上げるため、全身を雑菌の多く生息する粘液状の体で覆うことで外敵が寄らない体へと収斂を遂げた。というのが有力である。
確かに、大振りの殻を持つという大昔のヌメルゴンの話は文献で目にしたことがあるが、高々数百年前の次元である。
化石になっている、というのはその成り立ちからして妙な話だ。
だが、しかし……
「やはり、同じだ。ここに描かれているヌメルゴンの持つ、殻と……」
どうみても、文献に描かれたヌメルゴンの殻の特徴と一致するのだ。文献には
「ヒスイ地方の、ヌメルゴン……って、おや……?」
昨日から置きっぱなしにしていた借りものの旧式復元装置が突然、光を放って__
「うん、分からん。」
「あの……???」
「すまない。考え事をしていたんだ……君の事を。」
「告白、ですか……??」
あぁ、どれだけ考えても無駄なのだ、と僕は悟った。
ともかく、こうして蘇ったポケモンであるならば、何者かが面倒を見なくては……
「それで、先生の研究室が民宿みたいになってしまったのですか……??」
「頭が痛い話だがな、この方が落ち着くらしくてな……」
「意外と面倒見いいですよね、先生……」
それから、多くの事を彼女に教えた。
かつてのヒスイ地方には存在してはいなかったであろう、多くのことを……
いつの間にか、自分も含めて、皆が笑顔でいられる時間が増えた気がする。
変わらないままでは、けっしてその先までは行かなかったであろう関係も
鈍さが故、気がつくことのなかった想いも
あぁ、きっと……
君がいたからなんだな……
「……それ、私の前で伝える必要があったかしら?」
「あぁ、おわりが来る前に、きちんと伝えなくてはね」
慌ただしい日々の中、気にしていたのについぞ見ることのできなかった流星
時期外れの秋の暮れに突然やってきた流星を見るために、僕達は二人で森の外れの秘密の場所に赴いている。
どうして、そんな事をするのかって?
「確かに、ふたりきりで星が見たいとは言ったけれど、ここまでする必要があったのかしら?」
「それは……そうだけどさ……」
「相変わらず、自分では言えないのねぇ……??」
ずいと、想いを打ち明けた相手の眼差しが迫る
くろいまなざしではないけれど、逃げてはいけない気がしたからなのか、僕はその目を真正面から見つめ、体を抱き寄せて…………
「結局、あの機械は壊れていたということなんですか?」
「いや、話を聞く限り、壊れてはいないと思うよ?復元に1日かかる、ではなくて1日置いておいたら勝手に蘇っている。が近いかな?だから旧式だし、あまり他所には貸さないんだけどね?」
「流星の方は?」
「え、アレ君がやったんじゃないの?りゅうせいぐん。」
「へっ?」
「てっきり彼女と深い関係になったから使えるようになったのかto……」
「は〜いうちの旦那への意地悪はその辺でね〜??」
「……一応うちの上司みたいな人だから、お手柔らかにね……??」
「わかってるわよ、口下手なだけのあなたと違って、ね?」
あぁ、分からないことだらけではあるけれど
願わくば、もう少しだけ。
愛した貴方と過ごす、日々が続けば良いな__
「何ニヤついてんだ〜?このこの〜♪」
「ち、ちょっと……!!()」
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