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『いい一日ってなあに?』

ダニエルに、近所のみんなが「いい一日を!」と声をかけてくれます。
「いい一日って、なんだろう?」
ダニエルは、いろんな人にたずねてまわることに。
庭仕事をしている人にとっては花にとまったミツバチを見つけた日、
ケーキやさんにとっては誰かの誕生日、
ダニエルのおばあちゃんにとってはダニエルがハグしてくれた日!
最後にダニエルはみんなのいい日でいっぱいの、すてきな詩をつくります。

ダニエルも、町のみんなも、素敵な感性で日々のなかにあるシンプルな幸せに気づかせてくれます。
それは、主語が”自分”でないことがポイント。
”誰か”が幸せだったら…”自然が”美しかったら…”あなた”が笑顔だったら…
”自分”から解放されることで今日がいい一日になるのだと気づかされます。
ミーシャ・アーチャーさんの、油絵とコラージュを交えた画法は、立体的で鮮やかで目に楽しく、世界の美しさと豊かさを思い起こさせます。
忙しい中で視野が狭くなった時、パッと目を上げて遠くまで見渡せるようになる、そんな作品です。

ミーシャ・アーチャー・作 石津ちひろ・訳
ページ数:32ページ
対象年齢:5歳から
2022年6月


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