『ごめんね でてこい』
すらぷりさんのテンプレートを使用して、読書感想文を書いてみました。
※使用漢字は配当漢字を考慮していません。
わたしはおばあちゃんがにがてです。妹にはやさしいのに、わたしにはきびしいからです。ごはんがおわったあとのおかたづけも、わたしだけがよばれます。だから、『ごめんねでてこい』がおばあちゃんのおはなしだと知ったとき、おばあちゃんを好きになるヒントがあるかもしれないと思い、読むことを決めました。
主人公のはなちゃんは、しばらくの間おばあちゃんと住むことになりました。はなちゃんはおばあちゃんのことが大好きです。だけど、おばあちゃんといると色んなことを「でもね」と注意されてしまうので、自分でなにも決められない気がして、もやもやしてしまいます。ある日、お友だちのゆうちゃんがあそびに来たとき、おばあちゃんはゆうちゃんにも同じように注意をしました。はなちゃんはそれがとてもいやで、「おばあちゃんなんて、きらい!」と言ってしまいます。はなちゃんがおばあちゃんと仲直りできないまま、おばあちゃんは入院してしまいます。
わたしは、はなちゃんの気もちがよくわかる気がしました。おばあちゃんの言うことはいつも正しくて、言いかえせないけれど、いやな気持ちになるのです。きらいではないけど、おばあちゃんの家に行くのがめんどうくさくなってしまいます。
だけど、はなちゃんが入院しているおばあちゃんにゆうきを出して会いに行き、「ごめんね」と伝えるばめんを読んで、気もちが変わりました。おばあちゃんは、おばあちゃんなりにはなちゃんのことが大すきで、はなちゃんのためを思って注意をしていたし、はなちゃんにきらいと言われてしまった時も、はなちゃんのことが大すきだからすぐにあやまってくれたのだと思います。わたしのおばあちゃんもきっと、わたしのためを思い、わたしのことを信じてくれているのだと気づきました。
はなちゃんとおばあちゃんが「ごめんね」を伝えあって仲直りしたように、わたしもおばあちゃんに少しずつ自分の気もちを伝えて、仲良くなれたら良いなと思いました。
ささきみお・著/絵
ページ数:80ページ
対象年齢:小学校低学年から
2023年7月