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南の島にすむおさるの少年は、友だちも家族もみんなおさる。 ところがある日、カニに耳をはさまれ、取れなくなってしまいます。 自分だけみんなとちがうなんていやだなあ…どうしよう。 おじいちゃんに相談に行くと、おじいちゃんは自分にも同じことがあったと教えてくれて…。 短いことばでぐいぐい引き込んでくれる楽しいお話し。 おじいちゃんの、おじいちゃんの、そのまたおじいちゃんまで、 同じような経験をしている流れに思わず笑ってしまいます。 まわりの人と違うことって、自分はとっても気になり
子ザルのモンちゃんは歌いながら自転車をこぎます。 「おじいちゃんの おじいちゃんの おじいちゃんに あいに いくんだよ」 からかわれても気にしません。 そして一本の大きな木にたどりつきます。 「げんきで なによりだね」 とモンちゃんに声をかけたのは…。 詩のような文体で語られる本作。 シンプルでやさしいことばはダイレクトに届きます。 モンちゃんが小さいながらに感じている自分のルーツ。 おじいちゃんの、おじいちゃんの、おじいちゃんからつながっている自分。 そして、こどもの