少し、旅をしました
最近少しずつ春めいてきましたね。かわいいお花が開いている姿を見ると、とても癒されます。
そんな中、先日ちょっと旅をしました。
電車の中でお弁当も食べて。
あら? もわりーは一体どこを旅したの?
ヨーロッパにもそんな駅弁あるの? と思われた方、いらっしゃいますでしょうか?
はい、私は今再び日本に帰国しております。
新幹線に乗って、それから特急に乗り換えて瀬戸大橋を渡りました。
遠くまで広がる青い瀬戸内海を車窓から眺めてきました。
そして、降りた駅ではこの方に迎えられました。
愛媛のゆるキャラ、バリィさん!
愛媛の病院に入院していた父を、横浜の病院に転院させるために姉とここまでやってきたのです。
昨年11月の帰国時、父が崖から転倒して頭を打ち、そのまま入院してしまったお話をいたしました。たくさんの方に温かい言葉をかけていただきました。
とても嬉しかったです。本当にありがとうございました。
あれから約2ヶ月経ちました。
父との久しぶりの再会。
父はおぼつかないながらもなんとか自分の足で歩くことができます。けれど・・・
高齢で頭を強打し、脳挫傷と診断され、認知機能がかなり低下してしまい、もう回復しないだろうと言われました。私たち家族のことはわかりますが、自分が置かれている状況やあらゆる正常な認識ができておりません。精神状態にも波があります。
とても・・・悲しいことです。
そんな父と一緒に、姉と3人で愛媛から5時間かけて、横浜まで列車の旅をいたしました。今はただ、無事に家族が住む横浜の病院へ転院できたことに安堵しております。
父と一緒に話をしながら、気づいたことがあります。
父は、私たちが思っていた以上に家族を愛しく思っていたのだということです。
当たり前のことかもしれませんが、こういう状況になって、はっきりと気づいたのです。
私はもうしばらく日本にいます。
ヨーロッパで暮らし始めてから、日本に帰るときはいつも短期間の一時帰国ばかりでした。こうしてまた日本に少し腰を据えて、リモートで仕事をしながらの生活はとても新鮮です。日本での自分の生活環境を整え、ここに再び自分の居場所を作る、そんな時間を過ごせることに感謝です。
愛媛からの旅を終えて戻ってくると、私が使っているデスクの上にクリスマスローズが飾られていました。
お庭に咲いたお花を、母がいけてくれたのです。
母ともまた、ゆっくり一緒に過ごせる時間ができました。
週に一度は許可されている父との面会。
日本でお花が開花していく姿を見ながら、家族との愛しい時間を過ごしています。
最後までお読みいただきありがとうございました!