自分年金を増やす方法② ~公的年金の繰り下げ~
こんにちは、mowaです。
前回は1号被保険者(国民年金加入者)の私が年金を増やすために「国民年金基金」に加入したことについてお話しました。
今回は「公的年金の繰り下げ」で年金額を増やすことについてお話します。
公的年金(国民年金・厚生年金)は65歳から受給開始となりますが、60歳から繰り上げて受給したり、75歳まで繰り下げて受給することが可能です。
繰り上げ ➡ 0.4%減/月
繰り下げ ➡ 0.7%増/月
65歳から満額受給できる1号被保険者(国民年金加入者)が60歳から国民年金を繰り上げ受給した場合は、24%減となり、
2023年度の受給額で計算すると
月額 66,250円(847,100円/年) ➡ 50,350円(604,200/年)
逆に75歳まで国民年金を繰り下げた場合は、84%増となり、
月額 66,250円(847,100円/年) ➡ 121,900円(1,462,800/年)
となります。
去年から繰り下げ年齢が70歳➡75歳へ延長されましたね。
最大42%増➡84%増なので「年金を増やす」効果は大きくなりました。
ここまで、分かりやすいように「国民年金」「厚生年金」と書いてきましたが、
国民年金は、老齢基礎年金
厚生年金は、老齢厚生年金
と言います。
国民年金加入者は、老齢基礎年金のみ
厚生年金加入者は、老齢基礎年金+老齢厚生年金
を受給できます。
繰り上げ受給は、老齢基礎年金と老齢厚生年金を同時に繰り上げる必要がありますが、
繰り下げ受給は、どちらかだけを繰り下げることが可能です。
65歳から老齢基礎年金だけ受給し、老齢厚生年金は75歳からという選択も可能ということです。
みなさんは繰り下げ受給されますか?
私は最大限する方向で考えています。
前回の記事でもお話しした通り、老後は年金だけで生活できるように準備したいと思っています。
シングルなので、なるべく資産は残さず死にたい。
『DIE WITH ZERO』が理想です。
とはいえ、いつ死ぬかは誰にも分からないですし、長生きリスクには備えないといけません。
ということで人生の最終期は資産の取り崩しがなくても年金だけで生活できるようにしておこう、という計画です。
もちろん繰り下げ受給は、早死した場合「納めた年金が損してしまう」と考える方も多いと思います。
私もできれば納めたものは取り返したいし、損したくありません。
でも老後のお金の不安は、早死することより長生きすることです。
資産は取り崩していけばいずれ無くなっていしまいますが、年金は生きている限り受給できます。
不安なく老後生活を送るために、たとえ資産がゼロになっても年金だけで暮らせるという安心感が欲しいんです。
早死して納付した年金より少ない受給額になったとしても仕方がないと割り切っています。
その時は次の世代にのために活かしてください、という気持ちです。
年金を繰り下げるためには、年金受給まで働き続けること、もしくは受給開始までの老後資金を用意しておくことが必要になります。
多くの方が働き続けることを望んでいるのではないでしょうか?
長く働き続ける気持ちがあることは本当に素晴らしいことだと思いますし、心も身体も健康を維持できる気がします。
私ですか?
何度もお話している通り、早く会社を辞めたい人間です😅
今後自分の好きなことを仕事にできるのであれば別ですが。
働かなくても暮らしていける資産を作るのが私の選択です。
①国民年金基金で年金額を増やす
②繰り下げ受給で年金額を増やす
③年金以外の老後資金を作る
今後は年金以外の老後資金についてもお話していきたいと思います。