『巡礼の約束』『タレンタイム』を「仮設の映画館」で公開中
**等身大よりも大きなスクリーンで、再び映画を上映するために。**
想田和弘監督と配給会社・東風さんのアイデアではじまった「仮設の映画館」。インターネット上の「仮設の映画館」で、その鑑賞料金を「本物の映画館」の興行収入と同じく、それぞれの劇場と配給会社に分配するというアイデアが素晴らしいと思い、弊社も参加している。
見放題パックが世にあふれる中、1本の配信で1800円という鑑賞料金を高いと感じる人もいるかもしれないが、映画とミニシアターと独立系配給会社へのお客様の応援を、この難局を乗り越える力にさせていただきたいと思った。
‘映画は「等身大よりも大きなスクリーン」で見ないと見た気がしない、「等身大よりも大きなスクリーン」でないと隅々までわからない’ 。そう思っている私にとって、もちろん1日も早く映画館が早く開いてくれることがいちばんだが、まずは「今」を乗り切らなければ、将来的にそのスクリーンが消えてしまうかもしれない。
今は「仮設の映画館」で。そして本物の映画館が再開するときは、ぜひ映画館で以前よりももっと映画を楽しんでほしい。
ムヴィオラ「仮設の映画館」上映作品
▼『巡礼の約束』 ソンタルジャ監督
http://u0u1.net/8VQ2
新型コロナウィルスの影響により映画館の上映中止等があり、ご鑑賞いただけなかった作品です。
▼『タレンタイム〜優しい歌』 ヤスミン・アフマド監督
http://u0u1.net/05dQ
新作ではありませんが、いま困難に直面しているミニシアターの応援にふさわしい作品です。