ただただ好きな映画をおすすめしたくて。【配給会社ムヴィオラのウラ①】
独立系配給会社プロジェクトに関心を持ってくださって、本当にありがとうございます。
コロナ危機で今回のプロジェクトが立ち上がりましたが、各社のラインナップやnoteの記事を見ながら、私自身もそれぞれの色の違いをあらためて再認識しました。
今まで、「配給会社別」で見放題配信パックを作る、という前例はなかった（おそらくです。すみません、調査不足で）と聞きますので、すぐにヒットするなんて甘いことはないと思いますが、でも、映画を見てくれる人たちと直接つながることがあまりなかった私たち配給会社は、とてもいい機会をもらえたなと思って感謝しています。
昔からよく言いますよね。
ピンチはチャーンス！
敬愛する『細い目』『タレンタイム 』のヤスミン・アフマド監督はこう言っています。
人生には、とても楽しい瞬間のそばに
いつも悲劇が隣り合っている。
私の考え方はチャップリンの『街の灯』に通じています。
だから私は最初から最後まで、
気難しい映画を観ることに耐えられないのです。
つまり、どんなに大変な時でも、その隣に幸福がある、ってことですよね。
ヤスミンが言うのですから、私は信じます。
次回からは、《映画会社の経験もなく、コネもなく、英語もさして上手ではなかった私が、なぜ30半ばをすぎてからいきなりムヴィオラを立ち上げたのか》に始まり、いろいろな監督たちとの思い出や衝突（？）などムヴィオラのウラ側を書いていこうと思います。
よろしくお願いします。
ムヴィオラ 武井みゆき
※トップの写真は今から5年前、15周年の時に新宿ケイズシネマさんのご厚意でやってもらったムヴィオラ作品の特集上映のチラシです。
デザインは弊社ではワン・ビンの『収容病棟』や『苦い銭』、新作『死霊魂』、「仮設の映画館」のロゴも手がけている成瀬 慧さんです。
ムヴィオラ 武井みゆき
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