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Photo by
kishibe
【書評】「青豆とうふ」
2回目の投稿です。
「青豆とうふ」というエッセイを読んだので、その感想を書いてみようと思います。
著者は安西水丸さんと和田誠さんです。
ご存じの方も多いと思いますが、二人とも有名なイラストレーターです。そのお二人が「テーマのしりとり」をしながらエッセイを書いています。(おひとりのエッセイの最後のテーマと同じものから、次の方が話を始める、といったものです)
エッセイなので、中身はとりとめのない(子供時代の話や占いや怪談、偽物詐欺など)ものなのですが、やはり映画好きとしては、お二人が映画に関して話しているところは興味深かったかな。
あと、お二人とも文章が上手(易しい言葉づかいで誰でもわかるように書いている)で、また文章を書くということに愛情というか愛着というか、そういうものが感じられて、読んでると気持ちよくなりました。
仕事を始める前や、夜更かしはしたくないけどまだ眠る気がしないって時に読んでましたが、不思議と気持ちが落ち着きました。
お二人の可愛らしいカラー絵も添えられているので、それもあって精神的にいいのかもしれません。とにかく、気持ちのよい、気分のよいエッセイ集だったな。
小説(長編も短編も)も好きですが、エッセイも肩がこらなくていいなあと思いました。